麦わら旅団 冒険記   作:自堕落無力

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六十二話

 

 『神の島』には遠くからでも良く眺める事の出来る巨大な蔦――『巨大豆蔦(ジャイアントジャック)』がある。

 

 それを登れば、見える遺跡は上層遺跡であるが『巨大豆蔦』が生えている遺跡の下を行けば、シャンディアが守って来た『黄金都市 シャンドラ』が存在するのだ。

 

 エネルを倒したルフィとワイパーは仲間たちを待つと遺跡を探しつつ、その残留思念をルフィが見聞色の覇気によって聴き取る事で分かった。

 

 そして、まずはシャンドラの遺跡周辺へとルフィ達は行き、探索すれば『歴史の本文』の古代文字が書かれていて、ロビンはシャンドラに『歴史の本文』が運びこまれている事に驚き、シャンディア達が守ってきたのは実は黄金では無く、『歴史の本文』である事を知る。

 

「あの時、諦めなくて良かったろ。ロビン?」

 

「ええ、本当に……貴方の仲間になって正解だったわ、ルフィ」

 

 ルフィの言葉に頷きながらロビンがシャンドラの遺跡に書かれていた古代文字を解読すれば『真意を心に口を閉ざせ』、『我らは歴史を紡ぐ者』、『大鐘楼の響きと共に』との事であった。

 

 シャンドラを捜索しながらもガン・フォールを呼び出しエネルによってやられたのだろう……彼の部下の亡骸の弔いや『神の社』でエネルに仕えていたが彼が下りるときに攻撃された従者の救助をした。

 

 神の社から更に登った先にある正しく頂上へとウタによる『音楽の王』の力で瞬間移動し……

 

 

「まさか、大鐘楼がこんな場所にあるとは……見つからない訳だ」

 

「ああ、普通は想像がつかねぇよ」

 

 ルフィ達が求めた大鐘楼がそこにあり……。

 

「『神の名を持つ古代兵器 ポセイドン』のありか……」

 

 大鐘楼近くには古代文字が書かれていてそれは古代兵器の事であった。

 

「ここにもあるぞ」

 

「なっ!? ゴール・Ⅾ・ロジャー!?」

 

 ルフィが指摘した先にも古代文字があり、それは『我此処に至り、この文を最果てへと導く』、『海賊 ゴール・Ⅾ・ロジャー』という内容であった。

 

 そう、あの海賊王が空島に来ていたのだ。

 

 そして、ロビンは『歴史の本文』とは内容を繋げる事で空白の歴史を埋める一つの文章こそ『真の歴史の本文』であると推理した。

 

「(割とその文字、書く様子はノリ的なあれだってのは黙っておこう)」

 

 そして『見聞色の覇気』でロジャーの当時の様子を聴き取ったルフィはそう決意する。

 

 ともかく……。

 

 

 

 

「約束通り、鳴らせよワイパー」

 

「いや、ルフィ……一緒にだ」

 

「分かった」

 

 

 そうして、ルフィとワイパーは大鐘楼を鳴らしたのであった。

 

「ジュラララ……」

 

 

 これにノラは大喜びし……。

 

「ありがとうよ、ルフィ……へ、無事に空島行けたようで良かったぜ……」

 

 空島よりはるか下であり、青海にまで響く鐘の音をモンブラン・クリケットは聞くと約束通りにルフィが鐘を鳴らしたのだと理解すると礼を言いながら、ルフィ達麦わら旅団が無事に空島へと到達した事に安堵したのであった……。

 

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