麦わら旅団 冒険記   作:自堕落無力

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八十三話

 

 当時、ウォーターセブンで働いていた造船技師の魚人トムが隠し持っていた『古代兵器 プルトン』の設計図を奪い取るために現CP9の長官であるスパンダムは、海列車を造った事でトムが海賊王の船を造った罪を無罪にしようとしていた裁判官の関係者をフランキーが放置していた戦艦を悪用して裁判官たちを襲撃、市民にも被害を出した。

 

 そうした上でトムを捕らえ、彼は最後まで設計図の在処を言わなかったため、死刑にしながらもトムの弟子でウォーターセブンの市長であるアイスバーグの元へCP9の四人を派遣し、設計図を執念深くスパンダムは奪い取ろうとしていた。

 

 無論、必要とあればアイスバーグを殺す許可まで出して……そうした諸々に決着をつけるため、ルフィはスパンダムが居るエニエス・ロビーを訪れる事ができるようにし、スパンダムと面会できるようにもした。

 

 そうして、実際にエニエス・ロビーを訪れ、『司法の塔』に居るスパンダムと面会するとルッチにカク、ブルーノにカリファとジャブラとクマドリにフクロウたちを倒しながらスパンダムが文字通り、二度と動けない状態に時間差でなるようにする形での報いを与えた。

 

 それに加え、スパンダムに渡したのが『古代兵器 プルトン』の設計図の偽物なのでそののち、地位も失墜する事は確実だ。

 

 

 

 

「(これで納得してくれ)」

 

 世界政府の中でもかなりの地位の役人でもあるスパンダムを殺すのは世界政府に余計な混乱を招く事もあるので本来なら死を与えたいところだったが、妥協した。

 

 その事を亡くなったトムやスパンダムの野望の犠牲となった者達に謝りつつ、黙祷を捧げる。

 

 その後はウタの力を彼女の目指す物とは違う使い方をさせている事を申し訳なく思いながらもスパンダムたちの認識を改変したり、そしてこれとは別にウタが慰安ライブの形で力を使う事でエニエス・ロビーの門番として騙されて働かされていた巨人族の二人でドリーとブロギーの部下であったオイモとカーシーを解放した。

 

 その後、ウタの慰安ライブは大好評でアンコールも何回かやった程だ。結果的には泊まる事になり、これによりサンジがコックとしての腕を振るい、エニエス・ロビーで働く全員へ料理を出す。

 

 そして……。

 

 

 

「エニエス・ロビーの皆さん、いつもお仕事ご苦労様です。今日は日々の疲れを癒してください。乾杯!!」

 

『乾杯!!』

 

 麦わら旅団からの気持ちという事で宴を開くとエニエス・ロビーの者達は喜びながら宴を楽しむのであった。

 

 無論、料理は司法の塔にも運ばれているので『CP9』の者達も食べている。

 

 

 

 

 そうして、夜遅くルフィはウタにナミ、ビビにロビンの四人と泊まっている部屋にて……。

 

「私も良いかしら?」

 

『どうぞ』

 

「なんでお前たちが許可を出すんだ」

 

 扉がブルーノの酒場での密会の時のような調子でノックされたので開ければ、相手はカリファであり彼女の問いにウタたちが応じたので思わず突っ込んだ。

 

 

 

「良い思い出になるくらいの一夜をよろしくお願いするわ、団長さん」

 

「後悔はさせないよう、励ませてもらう」

 

 そうして、カリファを招き入れ……。

 

「ひゃ、うむ、くふ、あん……あはぁぁっ!!」

 

「くふ、んああっ、す、凄いぃぃっ!!」

 

「ふく、んく、は、あ……ル、ルフィさん……」

 

「んん、ふく、あ……ひゃ、くふうぅっ」

 

「んちゅ、ふく、はふ、あ、くぁぁ…んくっ!!」

 

 ウタ達の愛に応えるため、愛を交わし合い繋がり合っていく。満足感と快楽、脱力感を感じながら、全員が眠りに着く中でルフィも又、眠りに着くと起き上がった時には……。

 

 

 

『おはよう、ルフィ』

 

「……あぁ、おはよう」

 

 ウタたちに頭や顔を軽く撫でられながら、ルフィは微笑みかけ挨拶する彼女達に応じるとそれぞれから口づけもされた。

 

 こうして必要な事を終え、後はウォーターセブンに戻ろうとしたところでエニエス・ロビーを海軍の船の一隻が訪れた。ルフィ達も気になったので様子を見守っていると……。

 

 

 

「ぶわっはっはは、ルフィ~~、久しぶりじゃのう。会いたかったぞっ!!」

 

「爺ちゃんっ!? うん、久しぶり」

 

 その船にガープが乗っていた。そして、彼が船から一番に飛び降りてくると豪快に笑いながらルフィに近づき、ルフィも驚愕しながらガープへと近づく。

 

「やはり、旅は人を成長させるのう。大きくなったわい」

 

「別にそんな事は……」

 

 ガープはルフィに優しく言葉をかけ、ルフィはどこか遠慮がちに言う。すると……。

 

「いや、大きくなった。そして、今まで良く頑張ったのぅ、ルフィ……」

 

 ガープはルフィを抱き締め、背中を軽く叩いた。

 

「……うん、ありがとう爺ちゃん」

 

 ガープからの優しさと温もりが伝わり、思わずそれにルフィは身を任せた。

 

『(ルフィがあんな姿を……)』

 

 まさに親に甘える子供のような姿のルフィに『麦わら旅団』の仲間たちは団長としての立場と責任を除けば、ルフィもまだまだ年齢相応の少年である事を理解するのであった……。

 

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