麦わら旅団 冒険記   作:自堕落無力

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九十一話

 

 七武海の一人であるゲッコー・モリアは『西の海』のとある島を改造して船にした『スリラーバーク』を動かしている。

 

 その中には天才外科医のドクトル・ホグバックが改造した死体にモリアが有する『カゲカゲの実』の能力によって、他者から切り離した影を入れる事でゾンビとして動かしている。

 

 このゾンビたちは本体と繋がっており、影を切り離された者は太陽の光を浴びれば消滅する体質となるのだがそれによって消滅などすると影も消滅する。

 

 更にゾンビたちには特有の弱点が存在し……。

 

 

 

「いくぞ、皆。ゾンビ退治だあああああっ!!」

 

「本当に士気高いな」

 

 サンジが切り込み隊長として今にも変身しそうな勢いで炎を上げて燃えながら、進んでいた。ルフィは軽く呟きながら、サンジと同じようにゾンビ用の武器を構え……。

 

 そして……ゾンビの弱点である塩を撒き散らす銃や塩の粒子を放つホース。塩爆弾等々、塩の武器を使った。

 

 塩を浴びせるのでは無く、塩を体内に入れなければならないが無理にでもはいるようになっているのだ。

 

 もっと言えば、ウタが軽く能力を使って一時的に眠らせたり、ロビンがハナハナの実で無理やり口を開かせてもいるし、ラキとアンにサウスが空中から塩を雨の如くばら撒いてもいる。

 

 

『ぎゃあああっ、ゾンビ狩りだぁぁぁっ!?』

 

 こうして、次々とルフィ達を襲おうとしたゾンビたちは次々とその体内から影を解放させられ、動かない死体に戻っていく。

 

「ネガティブ、ネガティブ」

 

 これに対し、ウェーブのかかったピンクの長髪をツインテールにし、ゴシック型の長袖シャツにへそ出し、ミニスカートに網模様のタイツ、赤いブーツを履いているペローナという女性が有する【超人系――ホロホロの実】の能力で生み出されたゴーストが襲い掛かる。

 

 このゴーストは人間の肉体を通過すると超ネガティブにするのだが……。

 

「悪いな、俺には効かねぇ」

 

 愛する女性の歌を聴く事が出来ないという極大の絶望を味わい、しかし、それを克服しようとしている鋼の精神を有するルフィには通用しない。

 

「ぬんっ!!」

 

「ぎゃぱっ!?」

 

 そして、ゴーストたちに対して『覇王色の覇気』を浴びせる事で自分の肉体を媒介にゴーストを生み出しているがために繋がりがあるペローナにも影響して、気絶した。

 

 

 

「お、おーい待って……はぶっ!?」

 

「こいつ、影が出ねぇぞ!?」

 

 そうしてゾンビたちを退治していると突如、声をかけられたので振り向けば、ゾンビだったので塩弾をパチンコで放ったウソップは影を出さなかったので驚愕する。

 

「うぶ、ペペ……わ、わしは大怪我した年よりなだけじゃ」

 

『紛らわしいわっ、どう見たってゾンビだろ!?』

 

 ウソップにゾロにサンジにフランキーにチョッパーがツッコむ。

 

 ともかく、大怪我した年より――モリアに影を抜かれ、消滅しないように『スリラーバーク』から出ないようにされている被害者の会の案内に従い……。

 

「あら、あんた好きよ。結婚して」

 

 『ローリング海賊団』の船長であり、ピンクの髪をお下げにし、いかつい外見で大柄な体格、背中に二刀を背負ったローラがルフィに4千444回目の求婚をした。

 

「急に言われても無理だ」

 

 そして、4千444回目の破談をした。

 

 それはともかく、ルフィ達『麦わら旅団』に影の解放を『ローリング海賊団』を代表とした被害者の会の者たちは頼みつつ、協力する事を言った。

 

 

 

「海賊の者たちは今後、悪さをしないと誓うなら良いぞ」

 

『勿論っ!!』

 

 そうして、被害者の会の者たちを加えてルフィ達はモリアがいる城の中へと怒涛の勢いで進軍するのだった……。

 




 
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