紫色のマントとターバン白い衣服に身に纏い杖を手に「リュケイロム・エル・ケル・グランバニア」こと「リュカ」は現在魔界に存在する「エビルマウンテン」に愛を誓った妻で幼馴染「ビアンカ」、その結晶である双子の我が子「レックス」・「タバサ」と幼少期から仕ている召使いの男性「サンチョ」と道中で仲間になった魔物達はエビルマウンテンを登っていた。
そして
「ああ、リュカ…リュカですね」
「母さん・・・」
「母はどんなにかあなたに会いたかったことでしょう…」
エビルマウンテンの祭壇で行く手を阻んだ魔物達を倒したリュカは産まれて間もないころに攫われた母「マーサ」に無事再会を果たしたのだ。
約三十年間会えなかった母にリュカは思わず泣きそうになった。
マーサは魔王「ミルドラース」を封じようと祭壇で祈りを捧げようとした瞬間だった突如マーサの頭上に巨大な火炎弾が落ちてきたのだ。
「何ですかね、このゲートは?」
「かぁぁぁさーーーん!」
「ほっほっほ。いけませんね(あれどこへ、勢い余ってまたあの男と同じ消し炭にして待ったようですね。まぁいいでしょう)あなたの役目は大魔王様のための扉を開くこと」
巨大な火炎弾がマーサに当たると思われた瞬間マーサの目の前に突然ゲートが開き吸い込まれる形でマーサが姿を消した瞬間、紫のローブを纏ったリュカにとっては幼少期に父「パパス」を亡き者にした魔王ミルドラースの部下で憎き相手である魔導士「ゲマ」が姿を現したのである。
ゲマは自分で放ったはずの巨大な火炎弾ことメラゾーマに手応えがなかったことに不思議がったがリュカはもうすでに怒りが振り切っていたのであった。
「ゲマァァァァァッァァァァァl」
「ほっほっほ、お久しぶりですね、皆さん」
「おばあちゃんにやっと会えたのに!」
リュカは宿敵であるゲマに向かって叫び、天空の勇者であるレックス、双子の妹のタバサもゲマに対し怒りをあらわにしていたのであった。
天空の武具を身に纏ったレックスもゲマを討ち取る覚悟はできていたようで背中に背負っていた天空の勇者に選ばれたものにしか持つことを許されない緑色のドラゴンを模った鍔に先端が矢印のようになっている刀身を持つ伝説の剣「天空の剣」を鞘から抜き剣先をゲマに向け、
「ゲマ、今ここでお前を倒す!」
「ほっほっほ、やれるもんなら、やってみなさい、天空の勇者達よ」
親子三代の宿敵「ゲマ」との正真正銘の最後の戦いの火蓋が切って落とされた野であった
嫁がビアンカにした理由は自分がプレイしているスマホ版のドラクエ5のデータを参照しただけです