エビルマウンテンの祭壇でマーサが行方不明なる数分前異世界「ハルゲニア」に建設されている貴族子息や令嬢が通う学校トリスティン魔法学校では二年生になると行われる春の召喚の儀式が行われていたのであった。
「ミス・ヴァリエール、これが最後の召喚ですからね!」
「はい(ヴァリエール家の令嬢である私がここでできなくてどうすんのよ!)」
トリスティン魔法学園の生徒達は各々に召喚「サモン・サーヴァント」に成功している中一人だけ成功できていない生徒がいたのである。
ピンクブロンドを靡かせた小柄な少女「ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ヴァリエール通称「ルイズ」は勉学に関しては優秀な成績を残しているのだが、なぜか実技である魔法はすべて「爆発」に置き換えられるという変わった体質の持ち主だった。
そして今回の召喚の儀式の監督を任されている男性教諭「コルベール」から泣きの一回をもらったルイズは最後の大勝負の召喚の儀式を行ったのである。
「たしか、私はゲマの唱えた「メラゾーマ」に焼かれたはず? お伺いしたいのですが、ここはどこなのでしょう?」
「ゼロのルイズが、ばあさんを呼び出したぞ‼」
「(そんな・・・)」
ルイズの召喚の儀式によって開かれたゲートから現れたのは光の教団の幹部の魔導士「ゲマ」が放ったメラ系上級呪文「メラゾーマ」に焼かれたはずのマーサが無傷で召喚されてしまったのであった。
ルイズに召喚されてしまったマーサは自分がゲマに襲撃されたはずだったのだが無傷な上に今いる場所がグランバニアでもなければジャハンナでもエルヘブンでもない場所であるとすぐに気が付き近くにいたコルベールに尋ねることにした傍らではほかの生徒達はルイズがマーサを召喚したことを馬鹿にし、ある者は腹を抱えて大笑いする始末という現状でルイズは事故とは言え結果的にマーサの命を救ってしまったことには変わりないのだが、地面に膝から崩れ落ちて落ち込んでしまったのである。
「ここはハルゲニアという場所です」
「ハルゲニア? 聞いたことがないですね、それはともかく、いい加減にしなさい!」
マーサは今いる場所がハルゲニアであることをコルベールから聞いて知らない場所
だと確信した後、先ほどルイズを馬鹿にした生徒達に向かって一喝したのである。
マーサに一喝された生徒達はあれほど騒いでいたのがウソのように静かになったのであった。
「こんな場所で油を売っている場合ではなかったのでした!」
「嘘!ちょっと待ちなさいよ!」
「ミス・ヴァリエール!」
生徒達を静かにしたマーサだったが自分が無事であることを息子夫婦と孫達に知らせなければならないこと思い出してゲートを開いてグランバニアへ帰還することにしたのだが、召喚主であるルイズがそのままマーサを追いかけてしまいマーサが開いたゲートにマーサと一緒に入って行ってしまったのであった。
そして、マーサが開いたゲートは閉じてしまいコルベールの叫びだけが残ってしまたのであった。
ふぶきのつるぎを装備させた方がいいのかな