魔王「ミルドラース」の部下の一人であった「ゲマ」によって殺されたはずのマーサがピンクブロンドの少女と一緒にゲートを通って生きて帰ったことでグランバニアは国を挙げて現在マーサの帰還とリュカ達の魔王「ミルドラース」を打ち取ったことでダンスなどで大盛り上がりの宴が執り行われているのである。
「ルイズ殿‼ ありがとうございます」
「ええ、わたしは・・・(どうしよう、コントラサーヴァントで召喚したのが国王のお母さまだったなんて、それもかなりの魔法の使い手)」
ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ヴァリエールことルイズは自分がハルギニアの魔法学校の春に行われる二年生に進級する儀式「コントラサーヴァント」の召喚の失敗の果ての事故とは言えグランバニア国王の母を救ってしまったことで現在グランバニアの宴に巻き込まれる形で来賓用のテーブルに設けられている椅子に座り料理に舌鼓を打ちながら楽しんでいたところでグランバニア大臣「オジロン」を筆頭にお礼をされていたのだが、ルイズはいつもの態度ができるはずもなくオロオロしていたのであった。
「ルイズが困ってるでしょ!」
「すいません! 王妃様‼」
「ありがとうございます」
「大したことじゃないわ、ねぇ、楽しんだら」
「ですが、ミセス・ビアンカ、あたしは」
オロオロしているルイズのところにリュカの妻にして幼馴染でありグランバニア王妃「ビアンカ」がオジロンたちを追い払ってくれたのでルイズはお礼を述べたのがルイズにとってビアンカが眩しく見えたのである。
「ルイズ、かしこまらなくていいのよ! あなたが悩んでるのは「魔法」ができない自分がこんなところにいるべきではないと考えているんでしょ? けど お義母さまを助助けてくれたのも「魔法」じゃないの?」
「ミセス・・・うわ~ん!」
「もう、お義母様を助けたんだから、ちゃんと胸張りなさい!」
「はい」
元々ビアンカはただの「攻撃魔法」ができる女性で双子の母親でしかないのか、ついついルイズの世話を焼いてしまったのであった。
ルイズはこれまで「魔法」を成功させたことがないということで「ゼロ」という蔑称をつけられて這い上がってきたからこそビアンカのやさしさがうれしかったようで思わず両目から一気に涙があふれてきてルイズは大号泣してしまったのであった。
「落ち着いた?」
「ああああすいすすいません!」
「ねぇ、提案なんだけど、グランバニアで修業しない?」
「え、いいんでしょうか、あたしのような「ゼロ」でいいのなら、はい! その申し出受けさせていただきます!」
ルイズが泣き止んでビアンカはグランバニアで学んでいかないかと提案したのであった。
ルイズはビアンカの提案を受ける決意をしたのであった。