Trace / トレース   作:Topaz_YOU

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 初めまして、Topaz_YOUです。・・・・・・はい、しばらく活動してなかったサボり魔兼幽霊ですw

 今回は改めてちゃんと完結させる内容を見つかったので、恋愛小説を書くことになりました。一応、ヒロインはましろです。
 そして、ストーリーは戦国武将がクローンとして高校生として天下を取るとかいう変なドラマの主題歌を聴いていたらなんとなく思いついた、暗いストーリーです・・・w
 でも安心して!途中雑だからw


 では、本編へどうぞ~。あ、ここからの前書き・後書きは無くなりますw




第一話

 

 

 

 

 

「お~い悠斗(はると)~!このあと移動教室だぞ~!」

「えっ?・・・・・・あ、あぁ。」

「ま~たボーっとしてたのか?」

「ご、ごめん・・・。」

「ま、仕方ねぇか。」

 

 

俺はただボーっとしていただけではない。昔の事を考えていたんだ。でも・・・・・・。

 

 

「はーると!ほら!」

「はいはい・・・。」

「お前~、そこだけは昔と変わらないんだな?」

剣司(けんじ)くんの扱いは、身体に沁みついているんじゃない?」

「それはそれで俺泣くぞ!?」

 

 

彼は昔からの知り合いの『鳴神(なるかみ)剣司』。この近辺ではかなり有名な剣術道場の師範の一人息子で、そこの剣術も習っていて、どうやら師範代ぐらいのレベルらしい。ただ、彼の欠点と言えば『勉強面の方がかなり悪い』ということだ。どうやら俺と、もう1人の昔からの知り合いの女子と共に学力を鍛えてなんとか同じ高校に通えるようになった・・・・・・らしい。

 

 

「ギリギリセーフ!」

「危なかったね?」

「お前のせいでな!!」

 

 

いつも通りと思える自分の振る舞いをしていたら、鋭いツッコミが剣司くんから飛んでくる。そのツッコミはまるで初めてではないようなツッコミ具合だった。

 

 そんなことをしていくと、帰る時間になったから帰り支度をしている。そこに・・・・・・。

 

 

「よぉ悠斗!そろそろ帰るか?」

「特にない・・・・・・はずだから、もう帰ろうかと。」

「オッケ~。」

「剣司~!悠斗~!一緒に帰ろ~!」

「おぉ、いいぜ優里(ゆり)!」

 

 

同じクラスの剣司だけでなく、隣のクラスの『上里(かみさと)優里』だった。彼女が先ほど言っていた『もう1人の昔からの知り合い』だった。彼女と3人で昔から仲良く遊んでいたらしい。それに3人で剣司くんの道場にも通っていたらしい。でも、俺と優里さんは剣司くんにに劣らないけどかなり上の段まで行っていた。剣司くんは身体を動かすことに関しては俺たちより上だったらしい。そして彼女は俺たちのことを色々面倒を見てくれるほど面倒見が良くて、そして・・・・・・剣司くんに恋心を抱いている。だからといって、俺のことを蔑ろにする気は微塵もないらしい。俺自身、気にしていない。

 

 

「っていうか悠斗、すごく申し訳ないんだけど・・・・・・お迎え、来てるよ?」

「お迎え?」

「あぁ~、あの子か・・・・・・。あの子も、何度も言ったら分かってくれるんだろうな?当の本人は全くというほど気にしてねぇんだから・・・。」

「ってことは・・・・・・あの子か。」

「まぁ、とりあえずあの子が気が済むまで付き合ってあげなよ?」

「は~い。それじゃあ、2人は仲良くイチャイチャしてきなよ~。」

「ちょっ、悠斗!?」///

「アイツ・・・・・・あの辺は本当に変わんねぇな~。」

 

 

俺はカバンを持って教室とあの2人から後にした。そして、上履きから靴に履き替えて校門に向かう。

 

 

「・・・・・・はっ!」

「もしかしなくても、俺を待っていたの?」

「は、はい・・・・・・。」

「前にも言ったけど、俺はあの事に関しては気にしていないから。」

「で、でも・・・・・・!」

「はぁ・・・、分かった。今日はどうすればいいの?」

「えっ!?えっと・・・・・・?」

 

 

校門前で待っていたのは、『倉田(くらた)ましろ』っていう別の学校の子。そして、どうやらバンドもしているらしいが、詳しくは知らない。何故なら彼女とはちょっと前に初めて会ったばっかだった。そして、剣司くんと優里さんに聞いたら昔からの知り合いではないとのことだった。2人とは昔から同じ学校で友人関係も8割以上知っているから倉田さんとは関わりがないというのは事実だと思う。

 

 

「きょ、今日は・・・・・・駅に行きましょう・・・!」

「駅?いいけど、どこか遠くに行くの?」

「い、いえ・・・。でも、駅には色んな施設があるので、そこに行ってみようかと・・・・・・。」

「分かった。それじゃあ行こうか。」

「はい・・・!」

 

 

向かう場所が決まると俺と倉田さんは目的地に向かって歩きだした。傍から見たらデートと言えるだろう。でも、これはデートなんかじゃない。どちらも相手に惚れている訳ではない。俺は気にしてないが、倉田さんが俺に対する罪悪感から始まる罪滅ぼしをしているのだ。

 

 

「ちなみに、今日は駅に行こうだなんて、誰から聞いたの?」

「そ、それは・・・・・・透子(とうこ)ちゃんからで・・・。」

「またか・・・。君のその友達、おそらく少し考えがズレてると思うよ?この前もそうだったし・・・。」

「わ、分かってますけど・・・・・・。」

 

 

本当に分かってるのかな・・・・・・?

 

 俺と倉田さんがこういう風に一緒に歩くようになったのは、1ヶ月ほど前のことだ。倉田さんは帰り道の途中で大型トラックに轢かれそうになっていた。近くを通りかかった俺がそれを見かけて倉田さんを突き飛ばすように飛び出した。倉田さんはなんとか無傷で助かったが、俺は間に合わずに轢かれた。幸い、命に関わるほどじゃなかったけど、脳にダメージを負ってしまい、俺は記憶の全てを失った。今まで人から聞いたみたいに話していたのは、両親や剣司くんたちが教えてくれたからだ。当然、意識を取り戻した俺からしたら、両親も剣司くんたちも『知らない人』だったんだけど・・・。

 

 

「きょ、今日こそは・・・思い出せるといいね・・・・・・。」

「駅で思い出せるような出来事があるのかな・・・?」

 

 

俺たちは他人と比べると少し遅い足取りで駅に向かう。傍から見たら恋人に見えるか分からないけど、俺は倉田さんの足取りに合わせていた・・・。

 

 

 

 

 

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