土曜日に約束をしてもいないのに悠斗さんの家の前に来てしまった私は、気がつけば悠斗さんの家のリビングにいた。
(な、なんでここに・・・・・・!?)
「ごめんね〜。うちの悠くん、休みの日に予定が無かったら、酷いと12時まで寝てるから。」
「い、いえ・・・。」
前回、悠斗さんの家から出てきたのは悠斗さんのお母さんだった。お互いに面識があったから、すぐに私のことが分かったのか、何も疑うことなく私を家に上げてくれました。
(ぎゃ、逆に緊張するんですけど・・・・・・!)
「そうだ、何か飲み物いる?」
「えっ!?は、はい・・・・・・。」
そんな私が緊張しているのを気にせず気軽に話しかけてくれる。ありがたいけど・・・・・・。
「そうだ!ましろちゃん、良かったら悠くんを起こしにいかない?」
「ふぇ・・・!?」
「ましろちゃんがいるんだし、あと2時間もおばさんと一緒だなんて緊張するでしょ?」
「うっ・・・!」
「ほぉら、図星でしょ?」
うふふ、と笑う悠斗さんのお母さんには見透かされていた。でも、自分では、「おばさん」と言うけど、頑張って上に見ようとしても20代後半か30代前半にしか見えない。これでも高校生のお母さんなんだよね・・・・・・?
「じゃあ、よろしくね。」
「は、はい・・・。」
反論できる気がしなくて、諦めて悠斗さんの部屋に向かう。
そして、階段を登ってちょっとしたら着く悠斗さんの部屋の扉の前に立っていた。
(さ、さらに緊張が・・・・・・!)
「ふわぁ〜・・・・・・ん?」
「あっ・・・・・・。」
「・・・・・・なんでいんの?」
より一層緊張していたら、
「・・・・・・あ、ちょっと待ってて。」
「あ、うん・・・。」
そう言うと、悠斗さんは部屋に再び戻っていった。ラフすぎる格好に一瞬だけドキッとしてしまった。
(寝癖、思った以上に激しかったな・・・・・・。)
悠斗さんの普段見れない一面を見れてちょっと得をした気分になっていた。・・・・・・なってよかったのかな?
それから、悠斗さんはちゃんとした服に着替えて私と共にリビングに戻った。悠斗さんは用意された朝食を食べながら私に話しかけてくる。私にはカ○ピスが用意されて、それを飲みながら話をしている。
「・・・・・・で、なんでいんの?」
「ふぇ!?い、いや・・・・・・えっと・・・・・・そ、その・・・・・・。」
「あんた、最近絵を描いてるんでしょ?そのお手伝いに来たんじゃない?」
「そうなの?」
「う、うん・・・・・・。」
「そうなんだ。」
「ちょっと待ってて」と言われた私は悠斗さんの朝食が終わるまで、カル○スを飲みながら待っていた。
その間、悠斗さんのお母さんがずっとニヤニヤしてるような気がした・・・・・・。