強欲と共に在る者   作:人見知り

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独自解釈含みます。



変わらぬ強欲 変わった強欲

 

 


 

「急に呼び出すなんて、何を考えてる」

「おい、アンク。鴻上さんにそんな言い方ないだろ。」

 

「まあまあ。君たちを呼び出したのは、君たちとちょっとした取引がしたいのだよ。」

 

「取引だぁ?」

 

「ああ。数日の間、君たちの持つメズールのメダル全1枚を貸して貰いたい。

報酬は後日渡そう。3枚とセルメダル50枚は堅いと思ってくれたまえ!」

 

「コアを3倍だぁ。そんな真似できるなら、とっととオレのコアを寄越せ!」

 

「実験と取引で得られる予定の物でね、増やせる訳ではないのだよ。」

 

「メズールと取引だと?そんな取引に応じる訳ねえだろ。完全復活なんてされたら、今のオーズじゃ勝ち目が薄いからな。」

 

「そうはならないとも。

もし、そうなったら我がファウンデーションのメダルシステムを無料で自由に使うといい!」

 

「(もうセルを渡さなくて良いのはでかいな。)よし、乗った。持ってけ」

 

「はっはっ!期待して待っていたまえ!」

 


 

 

 

勤務初日から、なんかすごい"実験場"って感じの所に案内されたんだけど……

何させられるの!?

 

『おはよう!江波木くん、メズールくん、ガメルくん!』

「おはようございます、会長」

 

なんか大窓の向こう側にいらっしゃるのだが!

これから何されるの?!

 

「……」*1

「……」*2

 

『今日の実験に付き合ってもらいたいのは、メズールくんでね。出てきてもらえるかな?』

 

「だってさ、メズール。」

「……」

 

自分の身体から出てくるって、なんか変な感じ。

 

「…何か用…」

『ああ。見たまえ!グリードなら欲して止まない、君のコアメダルだ!受け取りたまえ!』

 

チャリ-ン

 

「ついに…私のメダルが揃った!あぁ、これで私は完全になる!」

 

あれがグリード本来の姿……。

 

『おめでとうメズールくん!お祝いにケーキを用意した。君の新たな始まりにHappy Birthday!』

 

「へぇ。折角だから、いただくわね。」

「あれ……。味も無いし食感もおかしいわ。」

「そうだわ。人間を取り込めば、味わえる筈よ。雨月!」

 

えっ


 

✳︎ ✳︎ ✳︎

 

「おかしくわ。雨月を取り込んだのに、全然満たされないわ。………そうよ。足りないからよ。もっと多くの人間を取り込めば」

 

『それより、ガメルくんのメダルを取り込んだらどうかな?そこに沢山あるだろう?』*3

 

「そうだったわね。私はグリードだもの。メダル…メダルさえ取り込めば!」

✳︎ ✳︎ ✳︎

「だめ。だめなのよ!メダルを取り込んでも、全然満たされない!力はこんなにも溢れてくるのに、全然満たされない!」

 

✳︎ ✳︎ ✳︎

 

「アア、アア、アア、ミタサレタイ、ミタサレタイ、ミタサレタイ!!」

 

そろそろ限界のようだね。

メズールくん、実験は終わりだ!

コアを吐き出して、雨月くんの中に戻りたまえ!

そうすれば、元通りだ!』

 

「モトニ…モドル?……そうよ、元に戻ればいいのよ……」

 


「聞いたかね、里中君!人の中に入った状態を"元"と認識しているよ!

メダルの塊とは信じられない反応だ!」

 

「まだ数日しか経ってない筈ですが?」

 

「人間にとって、五感を封じられる事は拷問だ。人間の五感を知ってしまったグリードも同じなのだろうね。」

 


 

さっきまでのは、一体?

 

『江波木くん!調子はどうだい?』

 

「特に問題無いです!」

「雨月!そんな事より、ケーキ!ケーキを食べて!」

 

「はいはい。」

 

『メズールくん!実験場の修繕費を兼ねて、メダルを少々頂きたいのだが、構わないかね!』

 

「メダルなんてどうでもいいからほっといて」

「ちょっ。メズール、言い方ッ。ええっと、

お任せするそうです!」

 

『お邪魔して悪かったね!好きなだけ食べたまえ!』

 

「えっ、オレのメダル………」

 

 


 


 

「アンクくん!約束の物だ!受け取りたまえ!」

 

「ナニ? ガメルとメズールのメダルだと!それにセルをこんなに!」

 

「これで白と青のコンボも使えるだろう?

頑張って稼ぎたまえ!」

 

「わぁ!ありがとうございます、鴻上さん!

とても心強いです。

けど、どうやって?」

「まさか、バースとかいう奴で倒したと言うんじゃないだろうな?」

 

「バースではないが、我が社の人材は豊富でね、

ガメルとメズールは無力化済みだと思ってくれて構わないとも。」

 

「えっ。それならウヴァやカザリにも同じ事ができないんですか?」

 

「う〜ん、それは今後次第としか言いようが無いね。」

 

「今後だぁ?」

 


 


 

「カザリ君、そのメダルは無くさないで欲しいですね。あくまで鴻上全体の物という事になってますので。」

 

「アレはボクに非はないと思うんだけど。

それにしても、メズールがコアを手離すなんてね。オーズにも何枚かあげたんでしょ。」

 

「ええ。もう所有しているメダルは殆どないはずです。

人間の中で暮らすとグリードも変わる様ですね。

(しかし実験の結果は興味深かったですね。やはり、グリードを器にすべきですね。)」

 

「(ふーん、メズールが変わる程のものか。気になるね)」

 

 

 

 


 


 

「オーズにバースめ。何度も邪魔を!

ガメルとメズールは何処かに消えたし、カザリの奴も動きは無い。屑ヤミーで稼ぐのが無難か?」

 

*1
警戒

*2
無関心

*3
純粋な疑問といった表情




何となく4通りのエンディングを思いついた。
確率高そうな奴をメインルート(まだ6話くらいかかる)、
おまけで一つ(1話)やって終わり。

20:40追記)気が変わったので、おまけ予定だったヤツをメイン。
他は、最後の次で説明のみの予定


残り2つは、悲しいのと、哀しいのだから無し。

デジモン書きたくなってきた。
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