「ドクター、一旦メダル返すよ。」
「どうしました?器になるのが、怖くなりましたか?」
「あんまり舐めないで欲しいかなッ。」
「フォア!ないよ!人形がないよ!あったよ!
(ゴホン)あんまり乱暴にしないで欲しいですね。」
「少しメズール達の様子が気になってね。そのメダルを持ったまま会う訳には行かないでしょ?」
\ピンポーン/
なんだろ?
「はーい、今出ます!」
「やぁ、こんにちは。そして、
久しぶり、メズール、ガメル、」
「カザリ!」
「カザリだー」
「えっと、メズール達の知り合い?」
「知り合いも何も、同じグリードさ。
メズール達が入り浸ってるって聞いてね。
ボクもお邪魔させて貰うよ。」
「はい、どうぞ。上がってt」って
家じゃなくて人体の方!しかも体全部!
「ふーん、これが人間の感覚か。大した事ないね。」
「満足したなら、とっとと出て行きなさい!」
「?ええーと、出てけー」
「勝手に入った挙句、随分な言い草だね。
たしか、入れてるメダルが少ない方が良く感じるって言ってなかったっけ、メズール?」
「余計な事言わないの!」
「へぇ、その反応って事は本当なんだ。試してみようかな。」
✳︎ ✳︎ ✳︎
「すごいね!これが"美味しい"か!」
メダルがライオンとかだったから、もしかしたら、
と思ったけど。
「やっぱりハンバーグで正解だったかな?」
「うんうん、正解だよ。次は煮込みハンバーグってやつ食べてみたいな♪」
「ねぇ、そろそろデザートにしない?」
「甘いの食べたーい」
「カザリは初めてなんだし、デザートはまた今度ね」
「ふーん♪ありがと」*1
「……」*2
「……」*3
✳︎ ✳︎ ✳︎
「あー、美味しかった!」
「スイーツ……」
「甘い物……」
「2人だって嫌いな訳じゃないでしょ」
「そうだけど……」
「甘い物……」
「今度、会長に頼んでスイーツパーティーするから、ね。」
「……仕方ないわね。忘れないでよ。」
「わーい。スイーツパーティ!」
「よし、カザリ。」
「なんだい?」
「人間の感覚は味覚だけじゃないんだよ。」
「? 知ってるよ」
✳︎ ✳︎ ✳︎
「?…これは…いったい…いしきが…」
ふっふっふ。満腹後の日向ぼっこは眠くなるだろ。
猫なら、尚更抗い難いだろ。*4
(猫って風呂苦手なのよね。スイーツを食べられなかった腹いせに、からかってあげようかしら)
「オレもねむくなってきたー」
俺も……zzZ
✳︎ ✳︎ ✳︎
「ふぁーぁ」
もう夕方か。
「みんなは起きた?」
「…起きたよ」*5
「ほんとーに、良く寝てたわね、カ・ザ・リ」*6
「うん。良く寝てた!」*7
「…クッ」
仲良いな。
「そろそろ帰るよ」
「…ねぇ。いつもこんな感じなの?」
「ん? いや、仕事もあるし、毎日肉ばかり食べる訳にはいかないからね。」
「肉以外にも、美味いのあるぞー」
「ふーん。」
✳︎ ✳︎ ✳︎
明日は仕事だったよな。
「急いでお風呂入らないと。」
「そう。ボクは一旦帰るね。」
「そうなの?暗くない?」
「あら〜、水が苦手なの〜?」
「ちょっと、やる事が合ってね。
後、イラッとしたから、そこにあったメダル借りてくよ。」
「あっ。待ちなさい!」
「気をつけて帰ってねー!」
「おかえりなさい、カザリ君。気は済みましたか?」
「うん。今後の参考にはなったかな。
そうだ、ドクター。置いてったメズールとガメルのメダルだけど、まだある?」
「ええ、ありますよ。使いますか?」
「そろそろ、ウヴァをどうにかしようかな、と思ってね。」
「そうですか。くれぐれも、オーズには奪われない様にお願いします。
君が2人のメダルを持っているとバレると、怒られてしまいますからね。」
「そんなヘマはしないさ。のんびりしててよ。」