言峰「十中八九、遠坂時臣が家電を爆発させているのではないか?」
切嗣「家電を爆発!?」
言峰「彼は家電..........というか、電化製品そのものが苦手で..........」
切嗣「その結果が
言峰「葵さん曰く、『先祖代々、ああいうものが苦手』と言ってたぐらいだからな」
切嗣「いや、既に苦手というレベルを超えてないか?」
現在、ただ今俺と久宇舞弥は殺人鬼に関する情報を集めているのだが..........。
うん、完全にデートしているみたいになってる。
ていうか、周りの人たちから絶対夫婦だと思われているよね!!
いや、確実にそうだよね!!
言峰「うーむ、中々情報が集まらないな」
舞弥「ですね」
言峰「そもそも時間帯が時間帯なだけに目撃者は少ない.......か」
舞弥「確かに、それはあるかもしれませんね」
それに、雨生龍之介の見た目はごく普通の男。
故に、誰も犯人とは思ってもいない。
だからこそ、情報収集が難航しているってわけか.................。
言峰「ところで.................さっきからチラチラ何を見ているのかね?」
舞弥「あ!?いや、その..........」
ふと、久宇舞弥が見ていた方を見ると、そこには『ケーキ食べ放題!!』という立て看板があった。
そういや、久宇舞弥ってケーキが好きだったっけ。
言峰「ふむ..........君は甘いものが好きなのか」
舞弥「すみません..........つい」
言峰「何故謝る」
舞弥「え?」
言峰「君は甘いものが好き、だからあの立て看板を見てしまった。別にそれは悪いことではない。違うか?」
舞弥「..........ですが」
言峰「まさかとは思うが、情報収集に支障が出ると思ったのか?」
舞弥「っ!?」
どうやら図星らしい。
舞弥「............仰る通りです。今は大切な任務のはずなのに、つい見てしまって.......」
言峰「..........なら、今から食べに行くか?」
舞弥「今から..........ですか?」
言峰「そうだ、それに甘いものは気分転換にはピッタリだからな」
舞弥「....しかし」
言峰「.......はぁ」
俺は少しため息をつくと、久宇舞弥の手を握って、例のケーキ食べ放題の店へ向かったのだった。
☆☆☆
言峰「ケーキ食べ放題なだけあって、中々美味いな」
さて、ケーキ食べ放題のお店にやって来た俺と久宇舞弥は、思う存分ケーキを堪能していた。
やっぱ、ケーキ食べ放題はいいよね。
うん。
舞弥「ん〜、美味しい♪」
言峰「..........久宇舞弥、君もそんな顔をするのだな」
舞弥「はっ!?こ、これは、その」
言峰「..............可愛い」
舞弥「え?」
言峰「あ」
しまった!?
可愛すぎて、つい言っちゃったよ!!
舞弥「か、かかかか、可愛い!?」
言峰「す、すまん。つい.......」
舞弥「はわわ.......」
..........顔が真っ赤になっちゃった。
でも可愛い。
舞弥「..........今のって」
言峰「............本音だ」
舞弥「..........その」
言峰「ん?」
舞弥「そういうの、言われるのは初めてで..............」
そっか。
久宇舞弥って見た目がクールだから、可愛いって呼ばれ慣れていないのか。
だから、あんな反応になったのか..........けど、それも含めて可愛いな。
舞弥「でも.........ちょっと嬉しかったです」
そう言うと、彼女は嬉しそうに微笑んだ。
言峰「笑顔というものは不思議だな。何故か笑顔を見るだけで、心がホッとする..........だからこそ、今度からは気軽にケーキ食べ放題に行くといい。もちろん、衛宮切嗣には内緒にしておく」
舞弥「.................ありがとうございます」
☆☆☆
言峰「..........と、言うわけで、時間帯が時間帯なだけに目撃情報を得ることは出来なかった」
舞弥「申し訳ございません」
切嗣「そうか..........」
真夜中の拠点にて、俺と久宇舞弥は切嗣に情報収集の成果を報告していた。
結局、俺と久宇舞弥は雨生龍之介に関する情報を得ることは出来なかった。
あ、もちろんケーキ食べ放題に行ったところは俺と久宇舞弥との秘密だ。
だって、バレたら確実に怒られるしな。
アサシン「ただいま〜」
言峰「アサシン、そっちはどうだ?」
アサシン「あのねあのね、今犯人がいるところが分かったの」
「「「!?」」」
切嗣「何!?」
舞弥「犯人は..........今どこに!?」
アサシン「何かマンションの一室っぽいところにいるの、でも.......」
舞弥「でも?」
アサシン「犯人に捕まってる人達がいたよ」
切嗣「何だと!?」
間違いない、この流れはアレだ。
あのショタが海魔に殺されるやつだ。
言峰「衛宮切嗣!!君は久宇舞弥と共にヤツに対する制裁の準備をしてくれ!!アサシンは私と共にヤツを拉致しろ!!いいな?」
アサシン「はーい」
切嗣「そっちは任せた!!」
舞弥「くれぐれも無茶だけはしないでください!!」
言峰「分かっている!!」
待ってろ名も無きショタ!!
今俺とアサシンが助けに行くからな!!
舞弥「ケーキ、美味しかったな.................」
舞弥(それに..........言峰さん、私の笑顔のことを可愛いって.......)
切嗣「舞弥?」
舞弥「あ!?いえ、な、何でもありません!!」
切嗣「?」