摛正「ん?なんだい?」
ソラ「僕も..........お父さんみたいに強くなれるのかな?」
摛正「..........あぁ、きっと強くなれる。そのためには色々と特訓しないとな」
ソラ「特訓..........」
ソラ(特訓をすれば..........お父さんみたいになれるのかも!!)
あの後、摛正パッパによって魔術協会に引き渡された雨生龍之介は、結局を記憶を消されたらしい。
そんでもって、摛正パッパも知らない場所に収容され、今は凶悪事件を解決するために(強制的に)警察に協力しているとか。
なんでも、趣味でやってる割には様々な殺害方法を熟知していたり、プロでも分からないほどの証拠隠滅..........などなどができる人間を、最大限活用できるか考えた結果、こういう風な判断になったと摛正パッパは言っていた。
ちなみに、魔術協会によって、雨生龍之介は表向きは『行方不明』扱いされている。
言峰「..........とまぁ、我々はキャスターとそのマスターを倒したというわけだ」
セイバー「う、うわぁ.................」
アイリ「そんなことになっていたなんて..........」
俺の話を聞いたセイバーはドン引き、アイリはドン引きはしなかったものの、目をキラキラと輝かせていた。
切嗣「..........まさかとは思うけど、アイリも参戦したかったのか?」
アイリ「えぇ、もちろん♪」
.................うん、衛宮切嗣。
君の気持ちもすごーく分かる。
分かるよ。
言峰「だが、いずれにしても、これでようやく聖杯戦争に専念できるな」
舞弥「ですね」
言峰「それでだ、その祝いとしてこの店に行こうと思うのだが.......」
そう言って俺が見せたのは、例のケーキ食べ放題の店だった。
舞弥「こ、これは!?」
アイリ「まぁ!!とっても美味しそうね!!」
切嗣「..........なぁ」
言峰「何かね?」
切嗣「..........ここに行ったら、確実に浮くと思うんだが」
衛宮切嗣の言葉に、同意するように頷くセイバー。
舞弥「何を弱気になっているのですか!!」
切嗣「へ?」
舞弥「こうしているうちに、ケーキが無くなるかもしれないんですよ!!」
久宇舞弥って、ケーキが絡むとこんな感じになるのか.................。
切嗣「い、いや、でも」
アイリ「私、このマッチャっていうのを使ったケーキを食べてみたいわ」
切嗣「あ、アイリ!?」
アサシン「ケーキ食べ放題!?行く行く!!」
切嗣「アサシン!?」
言峰「大丈夫だ。いざとなれば..........家族という設定で行けばいいだろう?」
舞弥「そうですよ、その設定なら気にせずに行けますよ」
切嗣「あのなぁ!!男がそんな場所に行くのは公開処刑に等しいことなんだぞ!!」
アイリ「え、私も行きたいんだけど」
言峰「と、アイリさんは言っているが?」
切嗣「.................」
アイリさんの発言にとうとう観念したのか
切嗣「分かったよ!!行けばいいんだろ!!行けば!!」
と、ヤケクソ気味に言った。
アイリ「セイバーは?」
セイバー「..........私も行きます」
☆☆☆
さて、場所は変わり..........ここは聖杯戦争の参加者の一人でもある、ウェイバー・ベルベットが拠点にしているとある家。
ウェイバー・ベルベットは、『この家の住人の家族』という催眠を、この家で暮らしていたマッケンジー夫妻にかけているため、マッケンジー夫妻の孫として暮らしていた。
そして、ウェイバー・ベルベットが召喚したサーヴァントは、ライダーことイスカンダル。
かつて、世界を征服しようとしていた『征服王』である。
ウェイバー「ライダー!!大ニュースだぞ!!」
ライダー「何だ坊主?ついにあのクリントンが大統領を辞めたのか?」
ウェイバー「違う!!アサシンがキャスターを倒したんだよ!!しかも驚くなよ..........キャスターのマスターは冬木を騒がせていた殺人鬼だったんだ!!」
ライダー「何!?」
ウェイバーの言葉に驚くライダー。
ライダー「..........して、殺人鬼となんだ?」
ウェイバー「はぁ!?お前そんなことも知らないのか?」
ライダー「うむ、知らん!!と言うわけで、その殺人鬼というものを余に教えてくれ」
馬鹿正直に言うライダーに対し、ウェイバーは呆れながらも、殺人鬼という単語を教えることにした。
ウェイバー「..........殺人鬼って言うのは、戦いとかは関係なしに人をたくさん殺す奴のことだよ。まぁ、主に世間に自分をアピールするために殺す奴もいれば、自分の快楽のために殺す奴が多いんだ」
ライダー「..........ふむ、つまりは罪のない人々を殺すことで、己の欲を満たそうとしている連中、それが殺人鬼なのか?」
ウェイバー「..........あぁ、キャスターなマスターは冬木内で既に何人も殺しているらしい」
ライダー「全くけしからん!!まさか戦い以外で人を殺す愚か者がいるとはな!!」
ウェイバー「けどよ..........その殺人鬼の家が、どうやら『魔術もどき』をしていたらしくって、結果的に監督役が激怒したらしいぞ」
ライダー「ほぅ?」
自身のマスターの言葉に興味を持つライダー。
ウェイバー「ま、最終的に魔術協会に引き渡されたってさ」
ライダー「しかし..........何故魔術師どもにその殺人鬼を渡したのだ?」
ウェイバー「多分..........サーヴァントのことをペラペラ喋る可能性があったから.................じゃないか?」
ライダー「なるほど」
ウェイバー「それにしても..........殺人鬼が参戦するなんて物騒だな」
ライダー「何を今更言っとるんだ!!戦いなど、元々物騒なものに決まっているだろう!!」
ウェイバー「そうだけどさ.......」
ウェイバー・ベルベットはこの時知らなかった。
後で、キャスターとそのマスターを倒した奴が出てくることを..........
言峰「ハッ!!今、誰か私のことを噂している気が」
切嗣「気のせいだろ」