葵さん「雁夜くん、どうかしたの?」
雁夜「その..........俺たち、結婚を前提に付き合ってるだろ?だから.......」
指輪を見せる雁夜。
葵「綺麗......」
雁夜「これを..........受け取って欲しいな..........」
葵「..........ありがとう、雁夜くん」
雁夜「時臣の指輪よりかは劣るけど..........葵さんに似合うと思って買ったんだ。どう..........かな?」
葵「全然劣ってなんかないわ!!むしろ、今まで貰った指輪の中で一番可愛くて、綺麗な指輪よ!!それに.......」
雁夜「..........それに?」
葵「雁夜くんがもうすぐ
雁夜「パパ?ってことは..........」
葵(コクリ)
雁夜「えぇ!?俺、パパになるのかぁぁぁぁ!?」
英雄王ギルガメッシュ。
世界最古の王にして、中の人が関智一というイケボサーヴァント.................もとい、残念なイケメン。
そんな人物が、今、俺の目の前にいる。
..........うん、ムカつくぐらいのイケメンだなぁ。
アーチャー「ランサーが消えたかと思えば..........よもや、王を名乗るものたちが現れるとはな」
アイリ「あれは..........アーチャー!?」
言峰「..........見れば見るほどに残念なイケメンに見えてくるな」
アーチャー「..........は?」
あ、しまった。
つい本音が漏れてしまった。
ウェイバー「何やってんだよお前は!!」
言峰「すまん、コイツが新婚ホヤホヤの新妻の初夜を奪いまくった男だと思ったら、つい」
セイバー「はぁ!?新妻の初夜を奪ったぁ!?」
アイリ「そういえば、そんなエピソードがあったような.......」
ライダー「ほぅ、かなり大胆だな」
アーチャー「貴様ら!!この俺を無視するとはどういうことだ!!」
うわぁ、かなり面倒くさいな。
アーチャー「..........おい、今、我のことを面倒な奴だと思っただろう?」
言峰「そうだが?」
アサシン「お母さん、このオジサン誰?」
ウェイバー「オィィィィ!!何言ってんだアンタらは!!」
セイバー「言峰さん、あなた怖いもの知らずにも程がありますよ!!」
アーチャー「..........言峰、だと?」
俺の名前にピクリと反応するギルガメッシュ。
そういや、確かギルガメッシュのマスターって..........
アーチャー「そうか..........お前が時臣の弟子か」
言峰「元、だがな」
アイリ「時臣って..........もしかして、自分の娘をエロジジイに売ろうとしていたクズよね?」
ウェイバー「え?遠坂時臣ってそんなことをしてたのか!?」
言峰「そうだ、だから私は遠坂時臣と決別したのだ」
アサシン「金ピカのオジサンと時臣おじさんって知り合いなの?」
アサシンがそう尋ねると、ギルガメッシュはフンと鼻を鳴らすと
アーチャー「知り合いも何も、遠坂時臣は我を召喚し、そして我と契約したマスターだからな」
やっぱり、こうなったか。
でも、何というか..........
言峰「不服そうだな、アーチャー」
アーチャー「当たり前だ!!あんな安酒に溺れた挙句に、自分を捨てた妻と子どもを見返すために我を召喚した男だぞ!!そんな男のどこを納得しろというのだ!!あぁ!?」
oh.................荒れてますなぁ。
ま、原因は確実に俺だろうな。
俺が葵さんと雁夜くんを救済した代償に、遠坂時臣はアル中になった..........というわけか。
そりゃあ、アーチャーもそんなマスターは嫌だろうなぁ。
言峰「落ち着け落ち着け、細かいことを気にしたらハゲるぞ」
アーチャー「黙れ!!雑種の分際で生意気な!!」
言峰「エルキドゥ以外、一人も友だちがいないボッチ王に言われたくはない」
アーチャー「グハァ!!」
ウェイバー「アーチャー(のメンタル)が死んだ!!」
言峰「そもそも、お前のように金で女を一本釣りするような男はな、大抵の男に嫌われているのだよ。OK?アンダスタンド?」
アーチャー「ギャァァァァ!!」
俺の対精神攻撃が効いたのか、街灯からフラ〜っと地面に落下したギルガメッシュは、そのまま地面に倒れていた。
アサシン「死んだの?」
セイバー「いえ、メンタル攻撃が原因で気を失っただけです」
言峰「やはり、奴はボッチだったか」
アーチャー「誰がボッチだ!!」
言峰「うわっ!?生きてたのか!?」
アーチャー「勝手に死なせるな!!」
ギルガメッシュもこんなノリになることがあるんだな〜。
何か新鮮だわ。
アーチャー「この我がボッチだと?たわけぇ!!友なら一人いるわ!!」
言峰「だが、友はその一人だけなのだろう?」
アーチャー「ぐっ..........」
セイバー「..........何か、清々しい程に可哀想な人ですね」
アイリ「金で女を一本釣りすることしか知らないなんて..........」
ウェイバー「いや、ただ単にそういうのが好きなだけだろ」
あらら、アイリとセイバーがアーチャーのことを可哀想な目で見てる。
アイリに至っては、アーチャーが金で女を一本釣りすることしか知らない奴だと思ってるな。
ウェイバーは呆れ顔だし..........ライダーはガハハと笑ってるし..........アサシンはオロオロしてる.................。
これぞまさしくカオスだな!!
アーチャー「.................おい、何だその目は」
アイリ「大丈夫よ、アーチャー。私がいるからね」
アーチャー「お、おい、何を言って」
アイリ「お金で女を一本釣りする以外にも、人を好きになる方法はあるのよ」
アーチャー「セイバー!!この女は貴様のマスターなのだろう?だったらこの女を止めろ!!」
セイバー「ソノトオリデスネ、オクガタサマ(棒読み)」
アーチャー「セイバーァァァァ!!!!!!!」
棒読み対応のセイバーにキレかかるアーチャー。
わ〜、キャラ崩壊だ〜。
アサシン「金ピカのおじさん、飴食べる?」
アーチャー「そんな菓子など食べぬわ!!我の口に合うのは神に捧げる果実だけよ!!」
アサシン「え..........?」
アーチャー「あ」
アサシン「うぇぇぇん!!金ピカのおじさんの意地悪!!」
アイリ「アーチャー!!あなた子どもを泣かせたわね!!」
セイバー「人として最低ですよ!!」
アーチャー「おい!!貴様、今ハキハキと喋っただろ!!」
セイバー「ナンノコトヤラ(棒)」
アーチャー「ぐぬぬぬ.................」
ウェイバー「..........何この茶番」
時臣「葵....凛....桜..........私が...............私が何をしたんだ..........ウッウッ.................」
アーチャー「..........おい、また安酒を買ったのか!?というか、また冷蔵庫を爆発させたのか!?」
時臣「違う..........冷蔵庫が勝手に爆発しただけだ.................」
アーチャー「いや、確実に貴様が何かしらのことをして爆発させただけではないのか!!」
時臣「ヒック..........私は悪くない..........私は悪くない..........私は..........私は.......」