言峰「仕方ないですよ、あの男は..........親として、そして、人間として、やってはいけないことをやってしまったのですから(怒り声)」
摛正『や、やってはいけないこと?』
言峰「ざっくりと言うなら、自分の娘をR18禁老害野郎の家に出そうとした事ですかね?」
摛正『....................うん、それは完全に時臣くんが悪いな』
言峰「しかも、それが原因で葵さんとも離婚したらしいです」
摛正『oh.................(ドン引き)』
言峰「.................と、言うわけだ。理解してくれたかな?」
雁夜「いや情報量多すぎぃ!!」
冬木の摩訶不思議喫茶店こと、ごく普通の喫茶店アーネンエルベにて、即座にツッコむFate/Zeroの常識人こと間桐雁夜。
彼は、すでに間桐の家から出ていたことや、彼の元なら葵さんたちが安全に過ごせるかもしれない、そう思って今回連絡したのだ。
雁夜「ちょっと整理させてくれ、つまり..........あの男が、遠坂時臣が、凛ちゃんと桜ちゃんをクソジジイへの生贄として送ろうとしていた。んで、アンタがそれを葵さんに伝えた結果、葵さんがキレて離婚..........でも、凛ちゃんと桜ちゃんは魔術師からしてみれば超貴重属性の持ち主。だから、俺のところに葵さんたちが来てもいいかってことか?」
この人、たった三分で完全に状況を理解しちゃったよ。
何これ、怖っ!?
言峰「理解が早くて助かる(^^)」
雁夜「まぁ.................確かに、そういう事情なら禅城の家も安全とは限らないからな」
葵「そういうわけで、もし、嫌じゃなかったら雁夜くんのところに行こうと思ってるんだけど.......」
雁夜「別に俺は構わないよ」
雁夜の温かい言葉に、今後のことで暗くなっていた葵さんの顔が明るくなった。
葵「本当!!よかった..........」
雁夜「にしても、アンタは時臣の弟子だろ?何でそんなことをしたんだ?」
言峰「..........私は一人の親としてやったことだ」
雁夜「.................一人の親、ね」
俺の言葉を聞いた間桐雁夜は、少しだけ微笑むと、コーヒーを一口飲んだ。
言峰「それからもう一つ、三年後にこの街で聖杯戦争が行われるのは知っているだろう?」
雁夜「あぁ、確か、魔術師たちが参加する聖杯をかけた戦いだろ?」
言峰「実は..........私はそれに参加しようと思っている」
雁夜「..........はぁ!?」
葵「え!?」
俺の聖杯戦争に参加する発言に、驚く間桐雁夜と葵さん。
ま、何せあの聖堂教会の関係者が参加すると発言したんだ。
驚かないわけがないからな。
雁夜「.................本気で参加するつもりなのか?」
言峰「あぁ、そうだ」
雁夜「..........理由は?」
言峰「私が簡単に理由を話すとでも?」
雁夜「はいはい、そーですか」
呆れながら、そう返す間桐雁夜。
恐らく、仮に説得したとしても、俺は参加する気満々なのだと理解したのだろう。
言峰「そういうわけで、奥方様..........いえ、葵さん、あなたの元旦那と戦うことになりますが..........よろしいでしょうか?」
葵「構わないわ。あの人が爆死しようが、餓死しようが、私と娘には関係ないもの」
雁夜「葵さん.......」
葵「ですから、煮るなり焼くなり、お好きにしてください♪」
..........やっぱり女って史上最強の生き物だよな。
言峰「ところで間桐雁夜、君は嫌がらせには興味はないかい?」
雁夜「へ?」
☆☆☆
間桐臓硯は一言で言うなら外道、もしくは老害である。
彼の有名な悪行は、養子に来た遠坂桜を蟲を使ってR18禁的なことをしたことなのだが.................この世界にとあるイレギュラーなことが発生したがために、結果的に遠坂桜は養子に来ることは無くなった。
それはすなわち、魔術師としての間桐家の滅亡が確定したのだ。
が、そんなことを老害が素直に認めるはずもなく..........
臓硯「あの若造めぇぇぇぇ!!!!!!!間桐家を......間桐家を滅ぼすつもりなのかぁぁぁ!!!!」
とまぁ、こんな感じで老害こと間桐臓硯は烈火の如く怒っていた。
しかも、間桐臓硯の企みをものの見事に破壊したのは、第三次聖杯戦争で監督役として冬木へやって来た神父、言峰摛正の息子である言峰綺礼だけあって、すでに富士山の噴火並みに怒りを大爆発していたのである。
肝心の息子たちは、このことを
『あ、そう』
で、済ませており、雁夜に至っては
『ざまぁw』
と、電話越しで笑っていた。
そんな息子たちの反応が臓硯の怒りを買ったのか、息子たちに対して絶縁をしたのだが
『絶縁?喜んで〜』
という反応だったために、臓硯はますます追い詰められるハメになった。
臓硯「ぐぬぬぬ..........このままでは....」
ピンポーン♪
臓硯「..........何だ?」
普段は滅多に鳴らないインターホンに驚く臓硯。
不審に思いながら、玄関の扉を開くと、そこには..........
宅配便のお兄さん「すみませーん、ここが間桐さんの家でよろしいでしょうか?」
爽やかな笑顔の宅配便のお兄さんだった。
臓硯「..........そうじゃが?」
宅配便のお兄さん「よかった。では、こちらにサインしてください」
臓硯「サインじゃと?」
ーー何故、宅急便?
そんなことを思いながらサインをする臓硯。
宅急便のお兄さん「ありがとうございます!!では、全てのお荷物をお渡ししてもよろしいでしょうか?」
臓硯「は?」
宅急便のお兄さんの言葉に呆然とする臓硯。
しかし、宅急便のお兄さんは構うことなく、荷物を次々と臓硯へと渡して行った。
臓硯「..........おい、何だこれは」
宅急便のお兄さん「何って.................100年分のシュールストレミング缶ですよ」
臓硯「こ、こ.......言峰綺礼ぃぃぃぃぃ!!!!!!!」
その後、間桐邸は不気味+変な匂いがするヤバい館と近所の人たちから認識され、第四次聖杯戦争後に冬木に帰って来た雁夜によって取り壊されたとか。
間桐雁夜
Fate/Zeroの常識人その①。
たまたま冬木に戻っていた時に言峰から呼び出し→葵さんwith凛ちゃんと桜ちゃんと一緒に暮らすようになった。
その後、葵さんと結婚を前提にしたお付き合いをしているらしい。
間桐臓硯
皆さんご存知、クソジジイ。
遠坂家から養子を貰う計画がパァになって激おこプンプン丸だったが、
言峰綺礼と自分の息子である雁夜の嫌がらせによって、シュールストレミング缶が大量に届き、毎日泣きながらシュールストレミング缶を食べてるとか。