『愛』は憎悪に発展してしまうこともある。それはその相手に対しての愛が強ければ強いほどに憎悪は強くなる。
そして白上フブキ。この名前はVTuberが好きな人であれば一度ぐらいは聞いたことがある名前ではないだろうか。とても有名な配信者だ。
このお話は愛が強すぎるが故に起こってしまった男女の出来事。
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「キミは白上の事をどう思ってるのかな?」
顔は笑っているが声色はとても太くて怖い。それもあって男は後ずさりをしてしまった。
「も、もちろん、大切な人だよ…」
白上フブキの目の前に立っている男はきょどりながらも答えた。目の前に立っている白上フブキに怯えているのは誰が見ても分かるほどの動揺ぶり。
「だったら白上のことを大切に想っているってことだよね?」
「う、うん。そうだよ、それがどうかしたの?」
「そっか……だったら昨日は何をしていたの?」
白上の視線は鋭くなり、もう睨んでいると言っても過言ではない。
「き、きのうは用事があって一日外に出てたよ」
「もう白上は全てを知ってるよ。キミが白上以外の人と一緒に居たってことも分かってるよ。昨日は確か、白上が一緒にどこかに行こうって連絡をした時にキミはこう返したよね。「ごめん、今日は用があるから無理かな」って。どうしても白上はキミに会いたかったからキミの家に行ったんだよ。そしたらね、キミが住んでいるマンションの入り口からキミと女性が一緒に出て来たんだ」
男はガクガクと震え出し始めている。それが白上の視線が故なのか、さっきの白上の話が故なのかは分からないけど、もう異常なほどに震えている。
「……ねぇ、キミは白上のものだよ…誰かのものになる何て許さないよ」
そう言いながら白上は少しずつ男の方に一歩、一歩と歩みを進めていく。逆に男は一歩近づいてくれば一歩後ずさっている。
「…ご、ご、ごめん…」
「何で白上から離れるのかな?白上はキミのことが好きだよ……世界で一番だと思えるほどにキミのことが好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きでたまらないよ!今すぐにでもキミを私だけのものにしたい気分だよ」
男は部屋の隅に追いやられ、最終的には白上フブキに壁ドンされる体勢となった。白上の目はお世辞にも正常な人間の目だとは思えないような目をしていた。
そして白上は男の耳元で優しく呟いた。
「もう逃がさないよ」
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