ホロメン×オリ主   作:主義

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『後輩』白上フブキ

 

白上はある人に夢中。どんな時でも頭をよぎって、考えずにはいられなくて最近は授業も集中できない日が多い。ボーっとしていることも増えて、先生や友達からも心配されたぐらい。

 

 

でも、そんなことは気にしないぐらいに白上の心を掴んでいった…王子様。

 

 

 

 

白上も女の子だし、王子様に憧れないわけじゃない。自分を迎えに来てくれるような人を。だけど、高校生になってそんなことを言っていたらお子様だと思われちゃうかもしれないから言わないですけど。

 

そんな時に…王子様に会った。

 

 

 

 

 

その日から全ては王子様こと先輩になった。

 

 

 

 

 

だけど、先輩は白上のことなんて眼中にない。まず話し掛けたこともないですし、白上のことを印象付けるようなことをしてないですしね。

 

本当は白上も先輩と少しでも…お話し出来たら飛び跳ねちゃうぐらいに嬉しい……けど。それが簡単じゃないんですよね。今まで白上はどんな人であっても声を掛ける時に緊張をしたりしたことはなかった。でも、先輩だけは違う。

 

声を掛けようとしても『何を話せばいいんだろう』とか『変に出しゃばっている人だって思われないかな』とか色々と考えちゃう。そして最終的には…何も出来ずに今まで来てしまった。

 

 

 

 

 

 

そして今日こそ勇気を出す。今日こそ…先輩に。

 

その意気込みながらも先輩の姿が視界に映ると…どうしても震えが止まらなくなる。でも、ここで動け名が買ったらいつもと何も変わらない。

白上は深呼吸を繰り返して……震える足を無理に動かす。

 

 

 

「…せ、せんぱい!!!」

 

 

「はい……だれかな?」

 

先輩は本当にいつも通りで…初めて会った時のまんまで何も変わっていない。

 

 

「…いちねんのし、しらかみふぶきです…」

 

普段だったらもうちょっと大きな声で話せるはずなのに今は消え入りそうな声しか出てこない。先輩を目の前にしてしまうとどうしても緊張で手が震えてしまったりするし、上手く話せない。

 

 

「白上さん?あ、あの白上さんか…」

 

 

「…し、しってる…ん…ですか?」

 

 

「うん。一年生の白上フブキさんと言ったらとても有名だからね。文武両道で眉目秀麗、完璧という言葉が相応しいような子だと聞いているよ」

 

白上を褒めてくれてるみたいだけど、白上の脳内は混乱していて正常に判断できるような状況じゃなくて、折角、先輩が褒めてくれているのに…。

 

 

「そ、そんなこと…」

 

 

「謙遜する必要はないですよ。それぐらいに白上さんがすごいというだけなので」

 

 

「…すごくない…です」

 

 

「それにしても本当に白上さんは可愛いですね」

 

 

「……か、かわい………///」

 

 

「そんな可愛い反応も…白上さんが人気な理由なのかもね。会ってみるまで白上さんのことは人づてにしか聞いたことなかったけど、話してみて少しだけでも白上さんのことが分かった気がする」

 

白上は先輩のことを直視できないよ…。まぶしすぎて…。

 

 

「そ、そんなこと…ないです」

 

 

「そうですかね。白上さんはとっても可愛いと思いますけどね」

 

 

「な、な………///」

 

そんなこと言われたら………うれしすぎる。

 

 

 

 

 

 

 

そんな風に浸っていると…無情にも休み時間の終わりを知らせるチャイムが鳴る。

 

「あ、もうそんな時間か。それじゃあまたね」

 

先輩はちょっと駆け足でいったけど、曲がり角を曲がる前に白上へ向けて手を振ってくれた。

 

 

「………///」

 

そんな一瞬での出来事に白上の脳の処理速度が追い付かず、ショートしてしまった。

 

 

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