風真だって嫉妬はするんだよ。表情では出さないし、行動にも移さない。でも、風真にだって感情はある。好きもあれば嫌いもあるでござる。でも、風真はキミに対して何かを言うようなことは今までしてこなかった。それはキミに嫌われたりするのが怖かったでござる。自分が好いている人に嫌われたくないのは誰もが分かってくれることのはずでござる。
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「キミは風真のキミに対する想いに気づいていないかもしれないけど、風真はキミのことが好きなんでござる。いつもキミのことが頭によぎってしまうほどに」
「か、かざまさん」
風真に押し倒されて何にも状況が分かっていない、今のキミの顔も風真は好きでござるよ。キミにとっての風真は只の友人の一人なのは分かっているでござる。接し方や話し方で人が自分に抱いている好意とかは分かるもの。どう考えてもキミが風真に対して恋愛感情を抱いていないのは確かでござる。
「風真はどうしてもキミに側に居て欲しいでござる。キミが近くにいるだけで風真は色々なことを頑張れる。だから、風真にはキミがどうしても必要なんでござる」
「そういわれても…」
「うん。風真は知ってるよ。キミが好意を抱いている女性がいることを。だって風真はキミのことをずっと見ていたでござるからね。キミのことはキミよりも知ってる」
「………」
「だから、風真はどうしたらキミのことを手に入れられるのか、すごい考えたでござる。そしてその考えた結果に思い付いたのはこれだったでござる」
「これだった?」
「そうでござるよ。風真はそんなに頭が良いわけではないからこれしか思いつかなかったでござるよ。キミのことを捕まえておけばキミは風真の側から離れていかない」
風真の言葉を聞いて、キミは明らかに風真を見る目が変わった。
「……なんで…」
「なんで?そんなの当たり前だよ。風真がキミのことを愛しているからでござるよ。それ以外の理由なんてないでござる」
キミは今、不安な感情に駆られているのかもしれないし、怒っているのかもしれない。キミの心の中まで風真は分からないでござるからな。でも、風真は少なくとも今までの人生の中で一番高ぶっているでござる。今にもキミのことを襲ってしまいそう。
いくら風真であっても襲うような真似はしたくない。だってそれをしてしまったらキミを肉体的には手に入れるかもしれないけど、心は手に入れられない。風真はキミの全てを手に入れたいでござる。
「これからずっと風真と一緒でござるよ」
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