「みこさキミにぞんざいな扱いをされている気がする」
「そんなことはないと思うけどな」
「ぜったい雑に扱われてる!みこのことを大切に想っている!?」
「想ってますよ」
「うそだ、うそだ!!それなら、みこの事をこんな扱いしないもん!」
すると、みこさんは部屋の隅に座ったまんま、動かなくなった。
こうなったらこの人は絶対に機嫌を取る行為をしない限りはずっといじけてる。それなのにほっとくとずっとこっちを見て来るし。もう謝りに来て欲しいのが伝わって来る。
そしてまさに今、みこさんはこれもかと言うほどにこっちに視線を送っている。
「はいはい、わかりましたよ」
僕が重い腰を上げてみこさんの近くまで行くと、みこさんもそれを気づいたらしくアホ毛がピクッと動いたのを見逃さなかった。
「みこさんのことを大切に想ってますよ。僕のことを飽きずに見捨てず、居てくれるのはみこさんだけですよ。だから、僕はみこさんのことを世界で一番大切に想ってますよ」
僕が話している間、ずっとみこさんのアホ毛をぶんぶんと左右に揺れていた。本当に分かりやすい性格の人だと改めて思った。
「……………」
でも、どうやらみこさんはまだ許してくれないようだ。もう一押ししないと。
「みこさんがいつも僕のために頑張ってくれていることを知っていますよ。僕が仕事で忙しい時に本当は構って欲しいのに必死に我慢しているも知ってますし、僕が落ち込んでいる時は好物を出して元気になってもらおうとしてくれるのも知ってますよ」
さっきよりもアホ毛が荒ぶっている。
「本当にいつもありがとね。みこさんのことは愛してますよ」
言った途端にみこさんのアホ毛は動きを止めた。僕って何か気に障るようなことを言っちゃったかな。
「…………///」
みこさんの頬をさっきよりも赤くなっているのを僕は見逃さない。
「みこさんのことを愛してますよ」
「もうやめて~~~」
「どうしたんですか?」
するとみこさんは視線をこちらに向けた。でも、その目には涙があり、頬は赤く染まっている。
「…わかったよ…わかったよ……キミがみこのことを大切に想ってくれているのはわかったから!」
「ど、どうしたの?」
「な、な、なんでもない!!ただ、キミがみこのことを思ってくれているんだと思ったら嬉しくなっただけ」
僕はみこさんの背中を優しくさすった。
「大丈夫だよ。それにみこさんのことをずっと大切に想ってるから」
「あ、ありがと…」
「これからも一緒に歩んでくれますか?みこさん」
「うん。もちろん、みこがキミを支えてあげるよ。このエリートみこがね」
続きを書いて欲しい話がある?
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ある
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