星街すいせいは独占欲が強い方に分類される。そんな彼女の彼氏は危機にさらされている。
「すいちゃんがキミのことを好きなのは知ってるよね」
「………」
「だったら楽しそうに女の子と話すようなことしないでよ!すいちゃんはとってもキミのことが好きなんだよ。すぐにでもすいちゃんのものにしたいぐらい・ね」
「………あ、あれは」
「すいちゃん、言い訳は聞きたくないな。キミがどんなことを話していたのかは知らないし、知りたくもない。女と話していたという結果だけで嫌だ。すいちゃん以外の人と楽しそうに話すところなんか見たくない」
「…だ、だから違う…」
「これ以上、キミがすいちゃんの目の届かないところに行かないようにちゃんとキミには教え込む必要があるのかも。キミはすいちゃんのもの」
男は腕も足も縛られているので自由に動くことも出来ない。逃げ出すことも勿論、絶対にできない。
「………」
「すいちゃんはキミのことを世界で一番好きなんだ。こんなに人のことを好きになったのは生まれて初めての経験だった。キミの側に居られるだけで幸せだった。一番近くでキミを見ることが出来る。そしてどんどん年月が経っていくと同時にすいちゃんのキミへの愛も強くなっていったんだ」
笑顔で話している、星街すいせいは少し狂気的なものを感じてしまうほど。人への愛でここまで人は変われるものなのか。
「…………」
「でもね…キミはすいちゃん以外の人と楽しそうに話したりしているよね。それがどうしてもすいちゃんには許せないの。キミの笑顔はすいちゃんだけの特権なの。他の女がそれを見るのがどうしても許せない」
少しずつ迫って来る、星街すいせいの姿に男はかなり恐怖に怯えているのが分かる。でも、手も足も動かせない状態で男の表情だけが少しずつ歪んでいく。
「…ご…ご、ごめん」
「謝らないでよ。すいちゃんは別に謝って欲しい訳じゃないんだからさ。これからずっとすいちゃんと一緒に暮らしてくれればいいの。すいちゃんのために居て欲しい、すいちゃんのために生きて欲しい、すいちゃんのためにこれからの人生を捧げて欲しい。すいちゃんだけのものになって欲しい」
男は怯えた表情をしていたが、星街すいせいが近づいて来るのを見てからは諦めた顔を浮かべ始めた。
「もうこれからは絶対に離さない。だから、もう他の女のところに行っちゃだめだよ。次にこんな事があったらすいちゃんは少し強引な手段に出るかもしれないからね」
星街すいせいは男の耳元で囁くように言った。
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