「今日もお疲れ様」
「うん。ただいま」
「ご飯にする、それともお風呂にする、それとも…マ・リ・ン?」
「じゃあ、ご飯にしようかな」
「え、マリンを選んでよ~」
「マリンさんのことは大好きですよ。だから最後のお楽しみに取っておきたくて」
「……そ、それなら…///」
マリンさんは頬を赤らんでいき、両手で顔を覆った。本当に僕の奥さんは可愛いな。
―――――――――――
「美味しい?」
「美味しいよ。本当にマリンさんは料理が上手ですよね。どんな料理でもそつなくこなしてますし、どれも味は最高ですしね」
最初にマリンさんの手料理を食べた日から想っていたけど、マリンさんは料理が上手。
「そ、そんなに褒めても何も出ませんよ」
「ただ正直に感想を言っただけですよ」
マリンさんは話を逸らすかのように少し早口で聞いてきた。
「あ、そういえば休み取れた!?」
「それに関してはどうにか出来そうだと思います。一応、上司に言った感じだと休みを取れる感じの反応をしていたので」
「やった~~~」
「どこか旅行にでも行きますか?マリンさんが行きたい場所なら」
「マリンは別にどこでもいいよ」
正直、この反応は意外だった。マリンさんだったらもっとどこかに行きたいという明確な場所があるのかもと思ってたけど。
「そうなんですか?」
「うん。マリンはキミと居られれば何でもいいの。家でのんびりと休みを過ごすのもいいし、二人でどこかに旅行に行くのもいい。キミと一緒だったらどんな事でも楽しいから」
「…あ、ありがとうございます」
そして食事も食べ終えて、お風呂も入り終わると僕とマリンさんはソファーに腰を下ろす。端末でもいじろうとしていると隣に座っている、マリンさんがある事をお願いしてきた。
「じゃあ、頭を撫でてください」
僕はそのお願いを二つ返事で承諾した。
「分かりました」
僕はマリンさんの髪をなるべく乱さないように優しく撫でた。
「…う~~……きもちいい」
「そうなんですか?普通に撫でているだけなので誰が撫でても変わらない気がしますが」
「キミはそう感じないかもしれませんが、マリンに取ってはキミに撫でてもらうという事がとっても嬉しいんです。誰でもいい訳ではないのです」
「そういうものなんですか?」
「はい。撫でられだけで日頃の疲れが一瞬で吹き飛ぶようなんです。キミからすればたったそれだけと思うかもしれないけど」
そんな風に言われるとこっちも嬉しい。僕なんかが撫でるだけでマリンさんが笑顔になってくれるのだから。
「あ、いま、自分なんかって思いましたね?」
「え、なんで分かるんですか?」
「そりゃあ、分かりますよ。マリンがどれだけキミのことを好きだと思っているんですか。キミの仕草から癖まで全て分かっていますから」
「そういうものなんですか?」
「そういうものなんです。キミは自分のことを卑下する癖がありますからね。マリンが唯一、キミの癖の中で嫌いなものです」
「………」
「キミは自分で考えているよりもスゴイ人なんです。どんな人もですけど、特にマリンにとってキミは掛け替えないの存在なんです!!」
「…あ、ありがとうございます」
ここまで自分のことを想ってくれる存在が近くに居てくれるのはとても嬉しいことだ。
「だからこれからもマリンと一緒に居てくださいね」
「はい!」
続きを書いて欲しい話がある?
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ない