人が誰かを想う気持ちはとても美しい。でも、それが行き過ぎるとそれは相手を恐怖させることもあったりする。これは相手を想うが故に…。
「ポルカさん」
「なに~どうしたの?」
「歩きずらいので離れてくれませんか?」
「なんでポルカのことが嫌いになったの?」
「いや、ポルカさんのことは勿論大好きですよ。でも、このままだとお互いに歩きずらいですし」
「そんなこと気にならない。ポルカはキミと離れたくない」
最初の頃はポルカさんもここまで依存が強くなかった。でも、一緒に1年、2年と一緒に過ごしていくとポルカさんは行動でも分かるほどに依存度が強くなっていった。ここまで自分の事を想ってくれるのはとっても嬉しいこと。でも、仕事に行く時に離れようとしなかったりして場合によっては色々と苦労したりもする。
「…じゃあ、今日はポルカさんから離れないので一旦離してくれませんか?」
するとポルカさんは少し納得の言っていない顔を浮かべながらも離してくれた。
「う……うん」
僕はポルカさんを優しく抱きしめた。これが正解なのかは分からない。でも、こうすることでポルカさんは落ち着くのだ。
「……ポルカはどんなことがあってもキミのことが好きなんだ。もし、キミがポルカの元を離れたとしてもポルカは絶対にキミから離れない」
そう言いながらポルカさんは僕の腰に手を回して抱きしめた。
「うん……。そんな心配はいらないですよ。僕はどんなことになったとしてもポルカさんのことを離れる気はないので」
「ありがとう。絶対にポルカから離れないでね」
「はい。それでは今日はのんびりと過ごしましょうか」
そろそろ抱きしめる力を弱めて離れようとしても……離れない。何故かと言うとそれは簡単でポルカさんが強い力で僕のことを抱きしめているから。
「あ、あの…ポルカさん、そろそろ離れませんか?」
「なんで?」
「僕って汗っかきなので匂いますし。ポルカさんに臭いと思われたくないので」
「全然だよ。ポルカはキミの匂いが大好きだからね。キミの匂いに包まれるんだったら望むところだよ」
抱きしめる力がどんどん強くなっているのが分かる。
「いや、さすがにそれは……」
「ポルカから離れるの?」
ポルカさんは僕に上目遣いのような形で言ってくる。こんな風にされて断れる人間がいるだろうか。少なくとも僕には無理だ。
「………わかったよ。もうちょっとこのままでいようか」
「うん!もっと~~」
その後、最終的には2時間以上もこの状態だった。
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