星街すいせいと言えば…可愛く…たまにサイコパスな一面を見せる魅力的な人。その星街すいせいが珍しく深呼吸を繰り返して強く拳を握っては抜いたりしている。
そんなことを繰り返していると…一人の男子生徒がやって来た。
「どうしたの?こんなところに呼び出して」
「ご、ごめんね.。貴重な時間を割いてもらって」
普段の自信満々の星街すいせいと違って…明らかに緊張しているのが伝わってくる。
「いや、別にそれは大丈夫だよ。暇だったから」
「……き、きみはカッコいいよね」
「え、どうしたの?嬉しいけど、普段の星街さんからすれば絶対に言わないようなことじゃないですか。もしかしてボクから何かを取る気なんですか?」
星街すいせいの雰囲気がいつも違うことを察したのか、男子生徒は少し不安を覚えている様子だ。
「そ、そんなことあるわけないじゃん!!ただ想っていることが言っただけだよ!」
「そうなんですか……。あ、ありがとうございます」
その後もお互いに少し他愛もないような話をした。そして急に星街すいせいは深呼吸をして息を整えた。
「あ、あの好きです。付き合ってくれませんか?」
「……え……」
急に告白されたこともあって男子生徒は驚きを隠せないようだ。
「ダメかな?」
「…もちろん、いいですよ」
私こと星街すいせいはその言葉を聞いてすぐは理解出来なかった。正直な気持ちを言っていいのなら『振られる』かもと思っていた。自分が告白をするのに断られると思うなんて…と思われるかもしれないけど、それぐらい不安だった。相手が自分のことをどう思っているかなんて分からないから。好意的な印象を持たれているかもと感じても、もしかしたら真反対かもしれない。
「ほ、ほんとうにいいの?」
「うん。逆にこっちが僕なんかでいいのと聞きたいぐらいだよ」
「良いに決まってる。私はずっと好きだったから」
「そうなの?全然気づかなかったよ。星街さんはカッコいいしさ、僕なんか眼中にないと思ってたから」
そんなことを思われていたとは全然知らなかった。逆に私は彼に全然好かれているとは思っていた。私の見向きもしてくれないし、話した時も別に好意があるように感じなかった。
「ぜんぜんだよ。私はずっと好きだったの」
それからお互いに今までのことを話して昼休みが終わる五分前のチャイムが鳴った。
すると彼は私の手を指し伸ばしてくれた。その手の意味がするには理解出来なかったけど、彼の表情を見て察することが出来た。
「いいの?」
「星街さんが嫌なら…」
「ううん。すいちゃんは手を繋ぎたいよ」
「そ、そっか……///」
そして私は指し伸ばされた手を握って校舎へと足を向ける。
「もう一回聞いても良いですか?」
「なにをですか?」
「…すいちゃんのこと好き?」
「好きですよ」
「どこかに行ったらダメだよ」
続きを書いて欲しい話がある?
-
ある
-
ない