こよは運命の人を見つけてしまった。やっぱり運命というのはあるかもしれない。
「こ、こよの助手になりませんか!??」
「え、え…ど、どういうこと?」
「こよの助手になってください!!」
-----------------
「キミは今日からこよの助手くんです」
「…はあ…」
「もっと楽しそうにしてよ~~ こよの助手くんになれるんだよ~~」
「と言われてましても急に助手になってくださいと言われて怪しい研究室に連れてこられて困惑しない人はいないと思いますよ」
「そうかな?じゃあ、こよの助手くんになるメリットを教えてあげよう~~」
「メリットですか…?…メリット以前の問題なんだけどな」
「まずこよの助手くんになると…こよの側にずっと居れます!」
「……う……うん?」
「それ以外にもこよと一緒に暮らせるし、たまになら添い寝をしてあげてもいいですよ」
「…ち、ちょっと待ってくれるかな」
「どうしたの?助手くん」
「それはメリットなのかな…。僕は別にあなたに惚れている訳でもないので。あのやっぱり辞退させてもらってもいいですか」
そして踵を返して一歩を踏み出そうとすると背中に勢いよく何かがぶつかってきたような衝撃を受けた。
「だめ~~こよの助手くんになって~~」
「は、はなしてください!!僕はあなたの助手になるつもりはないですから」
「や~だ~~こよの助手くんになってくれないと絶対に離さないから~」
「…だから僕は本当に助手になる気はないですから」
本当に僕は面倒な人に掴まっちゃったんだな。この人に付いて来てしまったことが全ての間違いだった。あの時に何も反応することなく、立ち去ればよかったんだ。
「こよはキミに助手くんになってほしい。だから絶対に離さない」
「そんな頑固にならないでください。僕以外の人にお願いしてみればいいじゃないですか?あなたは可愛いんですから適当に話し掛ければ次の人は成功すると思いますよ」
この人の名前を知らないが、この人の第一印象は可愛い人。そんな人なのだから僕にこだらなくてもいいと思うけど。
「や~だ~~こよの助手くんはキミなの~~~~~~」
駄々をこねる子供のようだ。だけど子供にしては力が強すぎる。その体のどこにこんな力があるんだと疑問に思ってしまうほどに力が強い。僕を抱きしめる力がどんどん時間を増すごとに強くなっているのを感じる。
「いや、嫌ですって。他の人にしてください」
「こよは諦めない!!」
なんでこの人はこんな頑固なの。嫌だって言っているんだから離してよ。
「…な、なんでそんなに必死なんですか?さっきも言いましたけど、僕の代わりならたくさんいると思いますよ」
「だ、だめなの!こよの勘がキミじゃなきゃダメだと叫んでいるの」
「…え、ただの勘」
僕は只の勘のせいでこんな目に合っているの。僕はこの人の勘を恨みそう。この人の勘が違う人を指していれば僕がこんなことにならずに普通に過ごせていたんだ。
「もうこよにはキミしか見えていないの!キミ以外の助手くんなんて考えられない」
「……そ、そんな風に言われても嫌ですよ」
この人は今にも泣きそうな顔で僕のことを見ている。なんかこうなってくると断りずらくなるのはなぜだ。
「こよの助手になって~~」
「い、いやです…」
「なるまで絶対にはなさない」
そしてそれからも全然解放してくれなくて…最終的に僕が折れるという結果になった。そしてそれから博衣さんの助手として働くことになった。
続きを書いて欲しい話がある?
-
ある
-
ない