ホロメン×オリ主   作:主義

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天音かなたは可愛いと言って欲しい

 

僕のマネージャーは公私混同を絶対にしないような誠実な人。必要以上に関わらず、最低限しか関わらないような人。最初の頃はこれがタレントとマネージャーの関わり方として普通なのかなぁと思ってたりもしてたけど周りの人たちのマネージャーとの関わり方を聞くと僕とマネージャーさんの関係はかなり特殊らしい。でも、これでずっと来たから今更何かを変えようと思わないんだよね。

 

ちょっとだけ不安はあるとすれば……褒めてくれないところぐらい。どんな時でもマネージャーさんが褒めてくれることはないんだよね。もう子供じゃないのは分かってるけど、それでもよくやったとマネージャーさんに褒めて欲しい。

 

 

 

 

今日もいつものように収録を終えて楽屋に戻るとそこにはマネージャーさんがいた。いつもマネージャーさんは僕が事務所を出るまで見送ってくれる。さすがに子供じゃあるまいし、そこまでやってもらわなくてもいいのにとは思っても言ったこともあったけど「タレントが事務所を出るところまではマネージャーが責任をもって安全を確保するのも仕事なので」と言っていた。

 

 

「お疲れ様です」

 

 

「あ、ありがとうございます」

 

僕は楽屋で帰り支度を整えていると……変なことを考えてしまった。多分、疲れているんだと思う。

 

「あ、あの…」

 

 

「どうしたんですか?」

 

 

「…今からおかしなことを言うので聞き流してくれてもいいので」

 

 

「は、はい」

 

 

「マネージャーさんが知っているかは分かりませんが僕って褒めてもらえるとすっごく伸びるようなタイプなんです。なので……ほ、ほめてくれたりしませんか?」

 

自分でもこんなことをマネージャーに言うなんて……と思ってはいるものの口から出てしまった。マネージャーさんの反応が怖すぎて前を見れない。

 

 

「ご、ごめんなさい!!おかしなことを言ってしまって!!わ、わすれてください!」

 

僕は急いでこの場から立ち去りたい。自分がなんであんなことを言ってしまったのか…と後悔しているけどそれよりも今は早くマネージャーさんから離れたいという気持ちが溢れ出て来る。

 

 

そして帰り支度を終えて楽屋を出ようとした時……

 

 

 

 

「…きょうもとてもがんばっていましたね…」

 

 

「え……」

 

僕が振り返るとそこには…僕に顔が見えないように必死に隠している、マネージャーさんの姿があった。

 

「な、なんて…なんて言ったの!!!」

 

 

「…何でもない…」

 

マネージャーさんは僕に顔が見れないようなに必死に隠しているが、顔がいつもより赤いのは僕でも分かる。

 

 

「え~~教えてくださいよ~~マネージャーさん」

 

 

 

 

 

 




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