風真はキミのことが大好きでござる。初めて出会った日からキミのことしか見ていない。それぐらいにキミに夢中でござるよ。これからどんな人と会ってもキミを超える存在には絶対に出会えないと確信できてしまうほどにでござる。だからキミを誰かに渡すなんてことは絶対にしたくない。
「風真以外の女の子と接しちゃダメ。キミはずっと風真だけを見ていればいいの」
「う、うん…」
――――――――――
「これから買い出しに行くんだけど…」
「もちろん、行くに決まってるでござるよ」
「別についてこなくても大丈夫ですよ。それに配信の準備だってあるんじゃないですか?それに買い出しは全て食品ですし」
「だめでござる!風真の目の届かないところにキミが行っちゃうなんて耐えられないでござるよ。キミは絶対に風真の手の届くところにいないとだめ」
もし、風真の目の届かないところでキミに危険が迫っていたら助けてあげることでも出来ないでござる。
「そ、そうですか…」
それから身支度を整えて風真とキミは買い物へと出掛けた。そろそろ日没の時間が近づいて来ることもあって外は暗い。やっぱりキミ一人で行かせなくて良かった。
「風真さん」
「なんでござる?」
「こんな時に言うことではないと思うんだけども…僕と風真さんはちょっと離れて暮らした方が良くありませんか?」
「……え……」
「お互いに一度ぐらいは離れて暮らしてみるのも大事だと思うんですよ…」
風真は何を言われているのか理解できなかった。
「………」
「多分…お互いに今のままだとマズイ方向に行きそうな気がするので…特に風真さんは僕と出会う前は何事も自信たっぷりな人だったのに僕と過ごすようになって…自信を無くしてしまったかのように感じるんです。僕が風真さんのことに悪い影響を与えてしまったのかもしれないですし。一度離れて暮らしてみて気付くものもあると思いますので」
「…や、やだ……」
風真の口から出たのはそれだけだった。それしか言えなかった。
「ぜ、ぜったいに風真は離れない…。キミと離れたら風真は何も出来ないでござる…」
キミが近くにいないなんて風真には信じられない。キミが側にいるから風真は生きていける。風真に存在意義を与えてくれた…。
「…でもこのままじゃ風真さんが…」
「お願い!!これからはキミのために生きるから風真を側に居させて!絶対に迷惑を掛けないから」
キミに見捨てられたら風真は生きていけない。キミ以上に愛せる人を見つけることなんてこの世界を探しても絶対にできないでござる。
「キミの望みならどんなことでも叶えるでござる。だから風真のことを嫌わないで…」
そして風真の気持ちが通じたのか、キミはこれからも二人で過ごすことを受けて入れくれた。
「…分かりました。このまま二人で過ごしましょう」
「風真は絶対にキミから離れないでござる」
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