ホロメン×オリ主   作:主義

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マネージャーは大変なんです

普通の場合はタレント一人に対してマネージャーは一人。他の会社では違うかもしれないが、ホロライブでは一対一が普通になっている。

 

なのに、自分は二人のタレントを掛け持ちしている。それは会社に押し付けられたとかではなくて、元々担当する予定だった人が交通事故にあってしまい、今は病院で入院中なのだ。

二か月もすれば戻ると会社から言われているが、それまでどうやればいい。

 

 

二か月は言葉以上に長い。自分もタレントのマネージャーになるのは初めての経験で一人でも手一杯なところもあるのに二人も。

 

――――――――――――――――

 

「マネージャーさん、私と次の企画に関しての相談があるんですけど今から時間取れますか?」

 

私が担当しているタレントの一人…博衣こより、ピンク色の髪をしたコヨーテでスタミナが異常なほどある。マネージャーの自分から見てもよく体調を崩さずにここまで来れているなと思ってしまう。

 

 

「申し訳ないのですが、後日ではいけせんでしょうか?」

 

 

「いや、別にすぐにというわけではないので良いですけど、なんかこの後、予定があるんですか?」

 

 

「はい。クロヱさんからこよりさんと同じような内容で昨日の夜にメールがありまして。クロヱさんとの打ち合わせがどれぐらい長引くか予想が出来ないので、こよりさんには悪いのですが別日に」

 

 

「…へぇ……クロたん…と」

 

 

「ど、どうしたんですか?そんなジト目でこちらを見て…」

 

 

「なんでもないですよ~~」

 

 

「本当に大丈夫ですか?明らかに何か怒っていませんか?」

 

 

「怒ってませんよ。マネージャーさんがクロたんといちゃついていても全然怒りませんよ」

 

 

「そんなことになっていたら怒って大丈夫ですよ。それにそんなことは現実的にないです。クロヱさんも自分なんかのことは何とも思ってないですし…」

 

 

「マネージャーさ~~ん……ってこよちゃんどうしているの?」

 

 

「私が居ちゃいけないのかな~」

 

 

「そうじゃないけど、打ち合わせはマネージャーさんと二人でやりたいから」

 

 

「マネージャーさんはこれから沙花叉と打ち合わせがあるの~だから、そっちの手を放してよ」

 

 

「こよだっってマネージャーさんと企画について話さなくちゃいけないことがあるんだから」

 

私は両腕をこよりさんとクロヱさんに掴まれ、引っ張られ今にも取れそう。それぐらい痛い。関節が外れてしまう感じがするのは気のせいであってほしい。

 

「…いたいので止めてくださいませんか」

 

 

「あ、ごめんなさい」

 

 

「すいませんでした」

 

 

「わかってくれたのであれば……お二人の気持ちは分かりました」

 

 

「え…?」

 

 

「ほんとうに?」

 

 

「はい、お二人とも今日の内に打ち合わせの方をしておきたいようなので少しお時間を取らせてしまうかもしれませんが、私の方は大丈夫なので二人とも今日のうちに打ち合わせをしましょうか」

 

配信者としてはなるべく打ち合わせを早くやっておきたいと思うものなのだろう。

二人ともまだ配信を始めてそんなに年月が経っているわけでもないので、予定ややる事は早いうちに決めておきたいというのもあるかもしれない。

 

 

「全然、分かってないじゃん」

 

 

「マネージャーさんは相変わらずですね…」

 

なぜか、不服そうな顔を浮かべられてはいるが、いつものことで気にしていない。それにこの時間から二人の打ち合わせを行うとしたら早くしないといけない。

 

 

「二人共、ご一緒に打ち合わせをしてしまいたいところですが、一応別々に打ち合わせをしないといけないみたいなのでどちらからですか?」

 

正直、さっきの感じを見るとまた揉めてしまうんじゃないかと思っていたが、そんなこともなかった。

 

「それじゃあ、まずはこよちゃんからどうぞ?」

 

 

「え……クロたんが譲ってくれるなら…」

 

 

「それでは、まず最初にこよりさんをしてその後にクロヱさんで行きましょうか」

 

 

本当にこの二人のマネージャーをやり続けるのはとても大変だ。声には出さないが、早くマネージャーさん帰って来てください。

 

 

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