白上はキミがいないと生きていけない。
――――――
玄関のドアを開けるとそこには僕の付き合っている、フブキさんが立っていた。
「おかえりなさい」
「ただいま」
「今日はどうしますか?先にお風呂にしますか?それともご飯ですか?それとも白上ですか!?」
「じゃあ…お風呂にしようかな」
「え~~そこは「フブキだよ」って言ってくれないんですか!?」
「ごめんね。それにフブキさんを選ぶにしても体が汚いので…どちらにしてもその後でね」
「え……///」
家の中に入ると…外との温度差を改めて感じる。外は真冬ってこともあってとてつもなく寒い、でも、家の中はエアコンが効いていることもあってすっごく温かい。
「そう言えば…来週の月曜日どうでしたか?」
「あ、どうにかなりそうですよ」
「ほ、ほんとですか!?」
「はい。どうにかしてでも休みますよ。その日は大切な日なので」
来週の月曜日は付き合い初めて一年目の記念日。その日は一日、フブキさんと過ごすことに決めている。こういう記念日を大切にするのは大切だしね。
「それじゃあ…お風呂に入ってきます」
「は~い。出たらすぐにご飯が食べられるように用意しておきますね」
「ありがとう」
そしてフブキさんが畳んでくれていた、パシャマを持って脱衣場に向かった。そして脱衣所で服を脱いでいると急に脱衣所の扉が開かれて急に…フブキさんが僕に抱き着いてきた。
「安心してください」
僕は慣れた口調でフブキさんを落ち着かせる。僕だって最初の時はとても驚いた。だけど何度も重ねていくうちにさすがに慣れてしまった。
ふとした時に……フブキさんはこうなってしまう。なんで急にこうなっちゃうのか分からない。本人が言うには急に不安に駆られちゃうらしい。
「大丈夫ですよ。フブキさん」
「ずっと……」
「はい。僕はフブキさんしか見ていませんから」
「…ほ、ほんとに?」
「はい。本当です」
「白上よりも可愛い子が来ても絶対に白上から離れていかない!?」
「…離れないですよ」
「ちょっと間があったし…やっぱり白上から離れちゃうんだ…」
「離れないですよ!心配しないでください」
僕はそれなりに一途な人なので…。他の人に目が移るなんてことはない…と思う。
「ほ、ほんとうに……?」
「大丈夫ですから…一度深呼吸をしてまずは落ち着きましょう」
「う、うん」
さすがにこの状態をまずは打開させたい、僕もちょっと服を脱ぎ始めちゃっているので寒いですし。
白上さんは深呼吸をして少しずつ落ち着いてきた。
「あの…『大好き』って言ってください。言ってもらえると落ち着けると思うので…」
「今ですか?」
「…だ、だめですか?」
「大丈夫ですよ…………『大好き』です!」
「…白上も大好きです!」
どうやら白上さんは安心してくれたようで離してくれた。
やっと風呂に入ることは出来た。
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