こよりは大好きだよ。だから…ずっとこよりのことを大好きでいてね。
こよりにはとっても大事な人がいる。自分の命よりも大事な人が出来るなんて思いもしなかった。この人とこれからもずっと生きていきたいと思えるような人。こよりのことをずっと真っすぐに見つめてくれて…いつもこよりのことを支えてくれている。こよりはこの人しかいないと思って、猛アタックをして付き合った。そしてプロポーズもこよりからした。
誰にもこの人を渡したくない…と思えるような人は初めての経験で。
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「ねぇ、外にいかないで」
「…で、でも…ゴミ出しをするに行くだけですよ」
「それでもこよは嫌なの!」
「…でも…」
「キミはこよのこと嫌いなの?」
「そ、そんなことないよ。もちろん、こよりさんのことは大好きですよ」
「それなら、こよの側にずっといて。こよもキミのことが大好きだよ。こよの全てはキミなの」
「分かりました。じゃあ…皿洗いの方をしちゃいますね」
こよはキミが少しでも離れたら嫌だ。近くに居ないと心も落ち着かないし、何も手に付かない。だから、収録でこよがどうしてもキミから離れなきゃいけない時でも出来る限り近くにいてもらっている。もちろん、スタジオ内とかに身内を入れることはできないのでその手前までだけど。少しでも長く、キミを近くに感じたい。
「キミはこよだけ見てくれていればいいんだよ。こよ以外の人なんてどうでもいいの。キミの瞳にはこよだけが移っていればそれだけで」
「…分かっていますよ」
「じゃあ、こよのこと抱きしめて」
キミは皿洗いをする手を止めて…タオルで手を拭いてから抱きしめてくれた。もちろん、キミは男の子だから身長も高い。だから、こよがちょっと背伸びをしないといけなかったりする。
「…こよはキミのことが世界で一番好きですよ」
「…僕も同じです」
「じゃあ…『愛してる』って言って」
「愛してますよ」
こよはこの言葉を言われるだけで…安心できる。キミの気持ちがこよに向いていることを確認できるから。別に言葉だからキミは嘘を付いているかもしれないけど、それでもこよはいい。だって今、キミはこよの側に居てくれるから。
それは揺るぎない事実。
それにこよはキミのことなんなら何でも知っている。キミの癖から…趣味、趣向まで自分のことのように分かる。だから、キミが隠し事をしようとしても絶対にこよは見破れる。
「こよから離れちゃだめだよ」
「はい」
「こよはキミさえ居てくれればいいの。逆にキミが居てくれないと…こよは何をしちゃうか分からないよ」
もし、こよからキミを奪うような人が現れたらこよは自我を保てるか分からない。感情のままに行動をしちゃうかもしれない。その人の首を切り落としちゃうかも。
「…大丈夫です。僕はずっとこよりさんの側に居るので」
「約束だよ」
「はい、約束です」
今日もこよはキミと一緒に過ごす。
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