もしも、サソリに嵐のような親友がいたらの話 作:先生たこあし
その時、サソリにこんな友達がいたら闇落ちする暇ないんでは……?と考えた結果出来たお話です。
暇つぶしのお供にどうぞ。
羅刹「サソリ!一緒に修行すんぞ!」
サソリ「……今は傀儡作ってるから」
羅刹「またまたぁ~、そんなこと言っといて実は嬉しいくせに!じゃあ、さっそく行くぞ!」
サソリ「あ、ちょっと……!」
羅刹は、こうしてサソリをよく外に連れ出している。
というのも、羅刹の目は世にも珍しいオッドアイだ。左が青緑、右が黄色をしている。
そのため、大人達を初め子供達からも煙たがられているのだ。ちゃんと接してくれるのは家族だけだった。しかし、サソリはみんなに避けられている目を「綺麗だ」と言って一緒に遊んでくれた、たった1人の親友なのである。そんなサソリに羅刹が懐くのは当然の帰結であった。
羅刹「さて、今日は何しよう?」
サソリ「まさか、決めてなかったの?」
羅刹「うん!決めてなかった!」
サソリ「はぁ……羅刹」
サソリにため息をつかれてしまったが、気にしない。
さてと、今日は何をしようか。
そう考え始めたとき、まだアカデミーに入学していない子供達が、仲よさげに走り去っていくのが視界に入った。
そして思いついたのである。
目隠しして鬼ごっこするの、面白そうじゃね?
よし、今すぐやろう。夜叉丸兄と加瑠羅姉も誘おう。今日は2人とも何もないって言ってたし。
思い立ったら即行動する羅刹は、さっそく動き出した。
羅刹「よし、今日は目隠しして鬼ごっこやろうぜ!人数が少ないから、加瑠羅姉と夜叉丸兄も誘うぞ!」
サソリ「え、それって修行なじゃないんじゃ……」
羅刹「さぁ、早く行かねぇと遊ぶ時間減っちまうぞ!!」
サソリ「……もう何でもいいよ」
羅刹「サソリ!置いてくぞ~!」
サソリ「はぁ……分かったよ。行くよ」
加瑠羅と夜叉丸を誘い、4人で目隠し鬼ごっこをすることになった。
羅刹達はまだ上手く気配を感知出来ないので、鈴を付けてすることになった。
目隠しをしてする鬼ごっこは、聴覚や嗅覚等をフル活用しないと困難だ。
言い出しっぺの羅刹は、それが極端に下手だったのである。そのため、必然的に羅刹がドンケツになった。その次はサソリで、加瑠羅、夜叉丸の順だ。
羅刹は悔しがっていたが、それでも楽しそうである。それはサソリも同様であった。加瑠羅と夜叉丸はそんな2人を見て、安心したように微笑んでいる。
日が沈んで来たので、サソリを家まで送り、3姉弟で家まで仲良く手を繋いで帰ることになった。
その道中で、夜叉丸は気になったことを聞いてみることにした。
夜叉丸「ねぇ、羅刹。どうしてサソリくんにあそこまで構うんだい?」
加瑠羅「あ、それは私も気になってたわ。確かに2人は仲が良かったけど、ここまでじゃなかったでしょ?どうしてなの?」
羅刹「あ~、それはねぇ……」
羅刹はサソリに必要以上に構っている分けを話した。
羅刹は気がついていたのだ。サソリの両親が帰ってこなくなってから、サソリの様子がおかしいことに。チヨバア様も気にかけているようだが、いかんせん不器用すぎた。傀儡の術を教えたはいいものの、それにのめり込んで人とのコミュニケーションを疎かにしてしまっているのが現状だ。
元々アカデミー入学前からの仲ということもあり、勝手にあれこれやっているのである。
羅刹「……家族以外でサソリだけだったんだ。ちゃんと目を見て話してくれたのは。オレは、それでアカデミーでも1人じゃないって思えた。だから、ちゃんとその時の恩を返したくって」
加瑠羅「偉い!偉いよ、羅刹~!よし、これからは姉さんも暇な時にサソリくんに声かけるわね!」
夜叉丸「そうだね。ボクもそうしようかな。それと羅刹、親友のために頑張るのは良いけど、無理はしないこと。いいね?」
羅刹「分かってるし~。夜叉丸兄は過保護すぎんだよ」
加瑠羅「いいえ、あなたにはこれくらいが丁度いいのよ。ねぇ?夜叉丸」
夜叉丸「そうだね。姉さん」
羅刹「何だよ?!2人でタッグ組みやがって!ふんだ!いいもん、オレにはサソリがいるもん!!」
ここにサソリがいたら「勝手に巻き込まないでよ」と苦言を呈している所だが、生憎その本人はここにいない。
ツッコミ不在のまま会話は進み、3姉弟でサソリに構うことが決定されたのだった。
いい暇つぶしになったでしょうか?
暇が出来たときに更新していくので、よろしくお願いします。
新しく砂の3姉弟を作り出しちまったぜ……
下に簡単な人物設定乗っけてますので、よろしければどうぞ!
羅刹
加瑠羅と夜叉丸の弟。左が青緑、右が黄色のオッドアイ。左目は弱視でほとんど見えていない。その上、砂の照り返しや満月の光でも眩しく感じる。そのため、左目だけ布で覆っている。サソリはもう1人のお兄ちゃんだと思っている。
加瑠羅
作者はNARUTOに詳しくないので、我愛羅の母親で夜叉丸の姉と言うことしか知らない。そのため、ねつ造にねつ造を重ねた。
ここでは2人の弟の姉をしている。とくに末っ子の羅刹がとても可愛い。目が綺麗な色をしているなと思っている。サソリはもう1人の弟だと思っている。
夜叉丸
この人も、我愛羅の叔父であること、我愛羅がとても懐いていたこと、加瑠羅の弟であることしか知らない。幼少期なんて知るかいな。ということで、ねつ造した。キャラが違ったらごめんなさい。
ここでは一見おっとりしているが、たまに暴走する姉と暴走機関車の弟に挟まれている
サソリ
この作品の2番目の被害者。この子は、さすがにいつも一緒にいるわけじゃないからね。
羅刹のことは鬱陶しいと思っている、と思い込んでいる。本当はめちゃくちゃ嬉しい。手のかかる弟だと思っている。目は綺麗だと本気で思っている。
夜叉丸は頼りになるお兄さん、加瑠羅は世話好きなお姉さんだと思っている。とくに夜叉丸とは主に羅刹に振り回される者どうし、多くのことを語り合い、意気投合して親友になる。