どたばた!?とある鎮守府のとある艦隊   作:紫芋

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おはようございます。はたまた、こんにちは。もしくはこんばんわ。紫芋です。
はやくも番外編です。
甘味処に行った鶴ヶ丘に、とある人物が!
今回こそ、今回こそほのぼののはず…!
まず注意おば。


!キャラ崩壊の可能性!
!オリキャラが出ます!
!にわか知識の可能性!
以上が耐えられない方は、ブラウザバックを押してください。
「素数を数えて、読むんだ…2、3、5、7、11、13…」という方は
ゆっくりみていってください。
それでは。


【番外編】 提督、同業者を見つける。

番外編 甘味処の鶴ヶ丘

 

 

甘味、というものは、どんな人間にも癒しを与えてくれる、最高のものだ。

憤慨した心、悲しい心、疲れた心をすべて直してくれる。

「しかし、甘味処なんて、久しぶりに行くなぁ」

「どんなものがあるんでしょうか、楽しみです!」

「本当に奢るんだろうな?」

鶴ヶ丘たちは、寮を出発し、酒保を目指して歩いていた。

「もちろんだ。俺は嘘を付くのが苦手なのでな」

「どんなに俺が大食らいでも、か?」

「嘘つけ。どんなに食えても、多分ホールケーキを6分の一にした部分くらいだろう」

「例えだ。そんなに追求するな」

ザクザクザクと進む鶴ヶ丘たち。

すると

「あったあった。ここだな」

一件の店の前で止まった。

甘味処 間宮

店の入り口の看板には、そう書いてあった。

「おお、間宮か。良い所を選んだな」

木曾が、少し喜ばしい顔で言ってきた。

「ここはそんなに有名な場所なのか?」

「はいっ。間宮さんは艦娘の間ではとても有名です!特に、間宮さんの羊羹は、絶品だそうです!」

吹雪が、嬉しそうな声で言ってきた。

「多分、将来的に提督も世話になることがあるんじゃないか?」

「ははは。そうなると良いな」

店の戸を開ける。

「いらっしゃいませ」

レトロチックなエプロンを付けた女性が笑顔でそう言った。

給糧艦 間宮。

日本海軍の強い要望で作られた給糧艦。

18000人の三週間分の食料を貯蔵できる巨大な冷蔵庫があった。

当時は、羊羹がかなり人気だったという。

「あら?見ない顔ですね。新人の提督ですか?」

間宮が、疑問に思う顔で言ってきた。

「はい。鶴ヶ丘 明夜と言います」

「よろしくお願いしますね、鶴ヶ丘さん」

間宮は笑顔で敬礼した。

「こちらこそ、お願いします、間宮さん」

鶴ヶ丘も敬礼し返す。

「ささ、お堅いことは置いといて、何処か座ってくださいな」

「分かりました」

鶴ヶ丘は、そういい、カウンター席に座った。

「メニュー表、ここに置いときますね」

「あ、はい。有難うございます」

鶴ヶ丘は、置いてもらったメニュー表を開いた。

(最中、ラムネ、饅頭…なるほど、すごいな…お、パフェなんかもあんのか)

じっくりとメニュー表を見る鶴ヶ丘。すると

「おい。俺たちにも、読ませろ。レディーファーストというものがあるだろう」

と木曾が言ってきた。

「ん、あぁ…すまない」

鶴ヶ丘は、木曾達にメニュー表を渡す。

「さてと、吹雪何にするんだ?」

「ふえ〜。迷っちゃいます〜」

「提督のおごりなんだから、そんなに焦らなくてもいいぞ」

どれにするか決めている木曾たちの隣で、鶴ヶ丘は間宮と話していた。

「しかし、鶴ヶ丘さんも大変ですね。まだここにきたばかりなのに大規模作戦が開始するだなんて」

「いやいや。実際に参加する人達に比べれば、ましですよ」

「そう思っていると、作戦に参加させられますよ?」

「その時は、丁寧にお断りしますよ」

思わず笑みがこぼれてしまう。

「俺たちは決めたぞ。後はお前だけだ。あ、間宮さん。羊羹を2つください。吹雪と、俺で」

「はい、分かりました」

木曾が間宮に頼み、間宮が頷く。

「じゃあ、俺は最中の七個の奴を頼もうかな」

「分かりました」

間宮が、奥へ入ってゆく。

その時だった。

「失礼します」

ガラガラと開けられる戸。

「いらっしゃ…あ、昨日の提督さんですか。それに、陸奥さんも」

「昨日ぶりです。間宮さん」

そう言われた人物ーーー鶴ヶ丘と同業者だが、姿が非常に滑稽であった。

服や、帽子は普通であった。だが、頭にはさつまいもを模した被り物をしていた。

「ちょっと、提督、頭の端が入っていないわよ」

そう言った女性が、さきほど陸奥と呼ばれた艦娘だろう。

戦艦 陸奥。

日本海軍が誇る、41cm連装砲を装備した戦艦、長門型戦艦の2番艦である。

1番艦、長門と共に、「世界のビッグセブン」として、名を馳せた。

「あ、マジで?ちょっと、入り直すわ」

「しっかりしてよね、もう…」

よいしょ、と言い、店の中に入った。

「隣、いいですかね」

そのもう一人の提督が、鶴ヶ丘に話しかける。

「あ、どうぞ」

「すいませんね」

と、言いながら座る。

「はい。羊羹2つに、最中7個です」

「あ、すいません」

間宮が、鶴ヶ丘たちのそれぞれのカウンターに置く。

「これが、間宮さんの羊羹…!美味しそうです!」

吹雪が、嬉しそうな声で言う。

「そうだな!それじゃあ、頂くとするか…」

木曾達が、爪楊枝を羊羹に刺し、口に運ぶ。

「んん~!甘くて美味しいですっ!」

「だな!」

二人とも、幸せそうな顔をしている。

(じゃあ、俺もいただくとするかな)

最中をつかみ、口に運ぶ。

(ふむ。なかなかサクッとした皮だ。俺好みだ)

続いて、餡の味を確かめる。

(おお。甘ったるくもない甘さ。完璧だ)

鶴ヶ丘は、夢中になって最中を食べていた。

五個目に手をつけようとした、その時だった。

「あんた、ここの提督だろ?」

隣の芋の被り物をしている男に声をかけられた。

少し、間を空けて

「はい。あなたも、ですよね?」

と言った。

「いや、俺はここじゃなくて、岩川のほうの人間だ」

「岩川?岩川の人間が、どうして呉なんかに?」

鶴ヶ丘は疑問に思い、そう言った。

「なぁに、ただの観光さ。最も、ここには今日で三日滞在しているけどな。明日の朝に、ここを出るつもりだ」

とその男は言った。

「こいつは失敬。名前を言い忘れた。俺の名は紫芋(ゆかりいも)。あんたは?」

「俺は、鶴ヶ丘 明夜。というか、紫芋って、本名じゃないでしょう」

「まぁな。本名はあるが、ちょいとワケあって言えねぇ」

芋頭―――もとい、紫芋はそう言った。

「名前が言えないとか、どんなことをしたんですか…というか、頭のその被り物はなんです?」

「あぁ、これか。ただの趣味だ、気にすんな」

気にするだろ、と思いながらも、鶴ヶ丘は質問を続けた。

「提督になって、どのくらいですか?」

「二ヶ月だ。お前さんは、パッと見、来て間もないな」

「よくわかりましたね。今日、着任したばかりです。でも、なぜわかったのですか」

鶴ヶ丘は、驚いた様子で尋ねた。

「そりゃあ、服とかを見ればわかるさ」

確かに、鶴ヶ丘の服と紫芋の服を比べると、少し焦げていたり、汚れが落ちていなかったりしている。

「はい。陸奥さんにはお饅頭。提督さんには、紫芋の最中ですよ」

と、間宮が奥から出てきて、紫芋達のそれぞれのカウンターに置く。

「おっきたきた。これがうまいんだよなぁ」

鶴ヶ丘は疑問に思った。

(紫芋の最中…?そんなもの、メニューには書いてなかったが…うん?)

最中のほうを見た紫芋の被り物の右端をよく見ると、穴が開いている。

その穴が開いた所が、紫色をしていた。

まさか、と鶴ヶ丘は思い、尋ねた。

「すいません。その被り物…もしかして、食べれるのですか?」

少し恐ろしげに、鶴ヶ丘は聞いた。

すると

「うん?あぁ、そうだ。これ、一応本物の紫芋でできてる」

鶴ヶ丘は驚いた。目の前の男の被り物が、まさか本物だったとは。

「ちょ、間宮さん、大丈夫なんですか!?これ!?」

鶴ヶ丘は、訴えるように間宮に言った。

「大丈夫ですよ。むしろ、この世に存在する紫芋の中では、最も甘味にふさわしいものなんですよ、この人の被り物は」

「あ~間宮さん。だからといって、もう片方の端を折らないでください。修復に割りと時間がかかるんですよ、コレ」

鶴ヶ丘は唖然としていた。

そんな時間が、一時間、二時間と過ぎて行く。

「…でな、これまた最悪な事が起きたんだよ。また羅針盤が狂いやがって、南に進んでしまってな。そこで待ち伏せしていた敵艦隊に、ボロボロにされちまったんだ」

「ちょっと、そんなことないわ!ちゃんと返り討ちにしたわよ!」

「とか言ってるが、実はこいつが一番損害が酷かったんだぜ?」

「そ、そんなこと…あるわけ…」

紫芋が、2-4という場所で起きた事故や戦記などを話し、陸奥がちょいちょい突っ込む。

鶴ヶ丘は、興味深くその話を聞いていた。

すると

「おい。もうそろそろ帰ろうぜ。夜飯も食わねーといけないからな」

店にあった時計を見ると、針は午後5時を指していた。

「あ、もうそんな時間か。買い物をして帰るか。それじゃ、間宮さん。代金、ここに置いておきますね」

「有難うございました。また来てくださいね」

「提督、私たちも旅館に帰りましょ。明日の支度をしないと、大変よ?」

「あと30分!あと30分ここにいさしてくれ!」

紫芋と陸奥の会話を聞いて、戸を閉めた。

「ふぅー。久しぶりに最中を食べて、疲れが取れた」

「ま、俺たちはお前が話してる間、ずっと退屈して、逆に疲れたぜ」

少し苛立ちを混ぜた声で、木曾はそう言った。

「すまんな。じゃあ、買い物をして帰るか。何か、食いたいものがあるか?」

「俺はカレーが食いたいな。吹雪は?」

「私も、カレーが食べたいです!」

「決まりだな。そんじゃ、材料を買いにいくか」

「おう!」「はいっ!」

鶴ヶ丘たちは、そのままスーパーへと歩いて行った。

 

 

 

 

 

 

 

カレーを食した鶴ヶ丘に、書類の山が襲いかかったのは、言うまでもない。




いかかでしたか。
はい。私です。そうです。
この小説に書いてあるわたしに関しての情報は、(被り物とか以外)全て真実です。
あと、この前3-1回してたら蒼龍が出ました。
加賀さんが出るまで、この子で頑張る予定です。
目指せ、南雲機動部隊再編。



ところで、最上が浴衣を着たら、可愛いと思うのは私だけでしょうか?
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