妖精さんと人間さん   作:海鳴り

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話しあい

<一誠side>

 

 先輩と銀時と名乗った男が話し始めた。それにしても人間が衰退してるなんてビビったぜ。

 

「あなたは普段何をしているの?」

「いつも?いつもは妖精さんの作った道具の後処理に追われてるよ。なにせ99,96%はどこかしらおかしいからね。そのおかしい妖精品を改造して使いやすくして売ってる。うちの主な収入源はこれかな」

 

 さっきの飛ぶイスとかのことか。

 

「誰に売ってるの?」

「サーゼクス・ルシファーとかいうやつ。魔王らしいけどね。うちの商品は神器?とか言うものですごい高値で買い取ってもらえるよ」

「お兄様!?」

 

 魔王って部長のお兄さんなんすか?ぱねえ!!というかそれをやつ扱いって。

 

「俺はこれでも長生きだからね。そこらの若造よりは生きてるさ。あ、そうだお前らも見てくか?我が妖精社の作品」

「……そうね、せっかくだし」

 

 そう言う部長ににっこりと笑って席を立つ銀時。というか1300歳!?めっちゃ爺じゃねえか!!

 

「うちの製品には二つの種類がある。超有用だが破壊力や利便性がはんぱじゃないガチシリーズと、よくわからんものばかりのネタシリーズ。ちなみにさっき変な化け物を倒したのはネタシリーズの一つだ」

 

 製品とやらの説明をしながら地下の階段を下りて、扉を開ける。そこからは俺でもわかるくらい濃密な力が漏れ出していた。

 

「ガチシリーズは売れないけどネタシリーズは対価さえくれればいくらでも持ってっていい。対価は個人によるがね」

 

 こ、こりゃあやばいぞ。この人すごい人だ。それしか単語が浮かばねえ。

 

「じゃあ上に戻ろうか。イッセー君が苦しそうだしね」

 

 そう言って今度は上に向かって行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「この庭はさっきも言ったように妖精さんが作ってくれたんだ。ところどころに俺のペットと妖精さんがいるから暇な時に遊びに来るといい。たまに変なことが起きてたりするしね」

 

 今度は庭を誇らしげに見ながらこちらに自慢してくる。さっきの神器だらけの部屋ではそんなことなかったのにここでは自慢をしてきた。まあいやな自慢の仕方じゃなかったけど。

 

「残りの詳しいことはサ―坊に聞くといい。説明が面倒だ」

「ええ、ありがとう」

 

 これでやっとこの人との話は終了だ。まったく大変だった。めちゃくちゃだぜ。

 

「そうだ最後に」

「なにかしら?」

 

 帰ろうとした俺達を引きとめる銀時さん。今さら何の用だろう?

 

「俺もサ―坊に悪魔の駒をもらったんだよね。まあ改造して悪魔にはならないようにしたけどさ。だからこれからよろしくな」

 

 そこでいったん言葉を斬って銀時さんは嬉しそうに笑った。

 

「ライバルさん♪」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 次の日、俺と小猫ちゃんが銀時さんに召喚された。

 

「色々教えてくれ」

 

 とのこと。なんか衰退していたからスーパーとか始めてみた時にすごい感動したんだとか。

 

 一緒に行くのは俺と小猫ちゃんと銀時さんとオ―フィスちゃん。このオ―フィスちゃんにも気をつけろって部長に言われたんだよなあ。

 

「これはなんだ?」

「…消防署です。近場で火事があったら消しに行きます」

「なぜに?」

「…燃え広がったら大変ですから」

「そうか家が密集しているからか!!」

「家が隣あってすらいなかったんすか…」

 

 

「これは?」

「…コンビニです」

「何かいっぱいあるよなこれ」

「…どこでも買い物ができるようにです」

「入りますか?」

「そうだな。あ、靴は脱ぐの?」

「…そこからですか」

 

入店

 

「何だここ!!パンに飲み物に野菜まで売ってる!?他にも調味料に日用品に新聞!?すげえ!!」

「「そ、そうかなあ」」

 

 

「ここは?」

「は、早く行きましょう」

「…ここはいけないところです」

「ああ、そういった施設か。持ち込み?それとも常備?」

「「早く来い!!」」

「こっちにもやっぱりこういう施設はあるんだな。三大欲求の一つはだてじゃないってか」

 

 

「ここは?」

「ゲーセンです」

「げーせん?」

「ゲームセンターの略っすよ。何かやっていきますか?」

「そうだなー」

 

 銃でゾンビを撃つ奴プレイ中。(難易度は最難)

 

「遅いし弱いな」

「「コ、コンプリートだと!?」」

 

 

 

 

 つ、疲れた。本当に何も知らないから……

 

「いやー楽しかったよありがとうね。じゃあこれをあげよう。対価だ」

 

 そう言って彼が俺と子猫ちゃんに渡したのはお守り。

 

「…これは?」

「普通のお守りに見えますけど」

「それは『即死のお守り』即死攻撃だけを打ち消すお守りさ。不意打ち対策にいいよ。まあ打ち消した後で頭の上にタンポポが咲くけど。タンポポがたまに『人生って渋いよな』とか言ってるけど」

 

 なんじゃそりゃあ!!不意打ち対策ってのは正直うれしいけどタンポポはおかしいだろ!!関連性ないじゃねえか!!「人生って渋いよな」ってどうでもええわ!!

 

「ま、悩みがあればいつでも相談にこいって言っとけ」

「銀さんの家にっすか?」

 

 今日仲良くなったから銀さんって呼ぶことにした。

 

「ああ、俺明日から教師やることになってるから。お前らの学校で。暇だしちょうどいいかなって思ってな」

 

 ………まじすか。

 

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