【改稿】ガラル地方は許されないと思うんです。   作:水澄 信

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コロナで死んでました。やばいねあれ。死ぬかと思った。

短め&夏休みが終わるので次の投稿時期は未定です。ユルシテ……


4話-ホップくんは初対面のジムリーダーにも敬語を使わない

キバナさんにふしぎなおくりもの(孵化余り)を押し付けた後、そのままチルタリス(ソラ)に乗ってワイルドエリアを眺めること数刻。時計塔のような特徴的なスタジアムが見えてくる。

 

「あれがエンジンスタジアム……。チルタリス(ソラ)、あれの前……いや、あれよりちょっと左の海辺のとこ、あそこに降りられる?」

 

『ーーーー!』

 

指示通りに降りてくれたチルタリス(ソラ)に礼を言いつつ、久々の地面の感触に安堵する。

 

(風を感じつつ優雅な空の旅……なんて言えればよかったんだけど。)

 

当然ポケモンに乗って空を飛ぶなど初めての経験だ、ましてやそれがチルタリスというある種とても不安定な(ふわふわしてどこ掴めばいいのかわからん)背中に数時間となればビビるのも当たり前だろう。

途中で他の鳥ポケモンに抜かれた時、負けじと竜舞積んで抜き返した時とか普通に死ぬかと思った。ソラさん?これ競争じゃないから。背中にトレーナー乗ってるから。

え、それでも癪だって?そうだね君いじっぱりだったね。

 

USUMのリザードンのように、しっかり掴める鞍が欲しいと切実に思いながらも真っすぐ昇降機へ向かう。

 

 

(何でこんな高低差作っt待って早い早いって酔う……)

 

三半規管にしっかりトドメを刺されつつ、エンジンスタジアムに入る。

 

 

「オレは ホップ!  ダンデの 弟! そして  未来の チャンピオンだぞ!」

 

スタジアムに入ると同時、受付の前で聞き覚えのある台詞が叫ばれる。

 

 

(ホップと女主人公(ユウリ)……そういやこんなイベントあったなぁ……ホップくん頑張れ、ほんと強く生きてくれ頼む)

 

過去一感情移入できたライバルであるホップくんの今後のシナリオを思い返しつつ、自分も受付へ向かう。

 

 

「あの……私も、申し込みお願いします」

 

「わかりましt...」

 

 

「む、お姉さんもジムチャレンジャーなのか?」

 

「ホップ、受付の人の邪魔しちゃダメだよ……」

 

受付に推薦状を渡すと二人に話しかけられる。

 

未来の英雄二人との初対面。不思議と焦りはなかった。

 

「はい、一応私もチャレンジャーの一人です。」

 

「おっ、じゃあオマエもライバルの一人になるのか!オレはホップ!こっちはユウリ、オレのライバルだぞ!」

 

「…………。」

 

女主人公はデフォルトネーム(ユウリ)らしい。表情を消し無言で一礼する姿を見る。

 

「私は……ミズキです。よろしくね、未来のチャンピオンさんたち」

 

「ミズキ!わかったぞ、よろしくな!それにしてもミズキは見る目があるな!そう、オレとユウリはファイナルトーナメントを勝ち抜き!そして壮絶なバトルの末勝利したオレは、最強のチャンピオンであるアニキと……」

 

「……勝ち抜く自信がないのに参加してるんですか?」

 

(わぁユウリちゃん思ったより辛辣……)

 

「いや、私は……」

 

 

「なんと…… チャンピオンに続いてキバナさんの推薦ですか!」

 

話していると受付から声が上がる。

少し待ってほしいと二人に伝え受付と話す。

 

「……何か問題ありましたか?」

 

「いえ、そういうわけではなく……キバナさんもジムリーダー就任以来初めての推薦です。」

 

「……申込についてこちらで何かすべきことはありますか?」

 

「あとでユニフォームの背番号を決めていただきますが、まだこちらの手続きを終えていないので……しばらくお待ちください」

 

そのまま背番号を決め、手続きを終えると二対の眼が……いや、もっと多く。無数の眼がこちらに向いている。

 

「聞いた?あの子、キバナさんに推薦されたんだって。」

 

「キバナさん、ああいう子がタイプなの?私も黒染めしようかな……」

 

「チャンピオンに続いてドラゴンストーム、キバナさんの推薦か……」

 

「――――今年のジムチャレンジには、嵐が起こるぞ……」

 

周囲からのプレッシャーを務めて無視しつつ、二人(というかほぼホップ)との話に戻る。

 

 

「終わりましたよ。……えっと、何か?」

 

「すごいぞ!ミズキ、キバナさんからの推薦だったんだな!」

 

「別に、私は出るつもりなかったんですけど……どうもキバナさんが大衆の面前で私のこと叩き潰したいようで。」

 

「そうか、キバナさんにそこまで来るのは間違いないって思われてるんだな!すごいぞ!」

 

「……ありがとう。……褒められるのは、あまり慣れないな……」

 

「でも……オレはオマエにも負けないからな!」

 

「そっか、じゃあ……」

 

「……ホップ、あんまり受付の前で騒ぐと皆の迷惑になっちゃうよ」

 

会話を遮るようにユウリが口を挟んでくる。

 

「ほら、他の人がつかえてるし。明日の開会式に向けてホテルも早めにとっておかなきゃ……」

 

「む……分かったぞ!よし、サクッと"ホテル スボミーイン"をチェックだ!行くぞユウリ、ミズキもまたあとでな!」

 

「あっ、待ってよホップ……!」

 

ゲーム版通りにユウリを置いて走り去るホップと、それを追いかけるユウリを眺める。

 

「あ~……ミズキ選手。ホテル スボミーインでしたら、スタジアムを出てすぐ、3番道路の方向にありますよ」

 

「……どうも。ご丁寧にありがとうございます。」

 

 

若干気まずい雰囲気になったため、そのままスタジアムを出る。

 

 

「そういえば、今行ったらエール団のイベントあったな……適当に時間潰してから行こうかな。」

 

 

 

 

 

 

――――――――――――――

 

 

 

 

 

 

 

「……ロトム。居心地はどう?」

 

『中々良い感じロト。図鑑よりも機能も多いし……ミズキ、ありがロト!』

 

「気にしないで。私としてもこっちのが便利だから。」

 

その後、一度昇降機を降りスマホを購入。ロトムに機種変をさせたところで陽が落ちてきた。

 

ホテルに向かい、チェックインを済ませて部屋に入る。エール団のイベントは終わっていたようで、何事もなく終えられた。

 

(そういえば、ここソニアのイベントもあったな……最初の英雄語りだっけ?ブラックナイトを英雄一人が倒したとかいう、色々間違ってたやつ……)

 

剣盾のシナリオを思い起こし、今後の方針を考える。

 

……布団の中でやっていたのが間違いだったのか、その日はそのまま寝落ちしてしまった。




投稿先を旧版の方に間違えてました。
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