東方妖精旅   作:冥月

3 / 6
別れのとき

私は女性が怪我をしていたので

 

女性の怪我を私に移して治癒力を上げ

 

女性に話しかけた

 

「あなたはどうしてこんなところにいるのですか?」

 

私が聞くと女性ははっとして

 

「薬草を摘みに来たのです。えっと危ないところを助けていただきありがとうございました」

 

女性はそう言って頭を下げてきた

 

「別にいいですよ。私は大妖精っていいます。あなたのお名前は?」

 

そう言うと女性は顔を上げ

 

「私は八意永琳といいます」

 

と言ってきた

 

「あのなんかお礼がしたいのですが」

 

と言ってきたが特にお礼はいらないので断ろうと思ったが

 

私は丁度いいと思い

 

「それならあの町の中に入りたいのですがどうしたらいいですかね」

 

と尋ねた

 

「えっ町の中ですかそれは難しいと思います」

 

と言ってきた。私はやっぱりかと思いながら他の方法を考えていたら

 

「えっと、なんで町の中に入ろうと?」

 

永琳が聞いてきたので

 

「いやロケットを見てみようかと思って」

 

というと永琳は驚き

 

「それだけですか?それなら私がどうにかしてお願いしてみます」

 

と言ってきた。

 

私は驚いたがなんかえらい身分の人なのかなとおもい納得することにした

 

 

 

「永琳様、後ろの妖怪は」

 

と門番が聞いてきたが永琳が何か説明したらすぐにとおしてくれた

 

「何を言ったの永琳」

 

私がそう聞くと

 

「あなたは私の助手ということにしましたこれなら町の中に入ることが可能でしょうから」

 

そういい私を一つの部屋に連れてきた

 

「これが開発中のロケットよどうかしら」

 

と言ってきたが私はそれどころではなかった

 

私が思っていたロケットよりずっと進んでいただが永琳の話を聞いているとまだこれでも途中らしい

 

しばらく見ていたが永琳が恐る恐る話しかけてきた

 

「あの、少しいいかしら。あなた本当に私の助手にならない」

 

と言ってきた私は少し考えたが別にまずいことはないかと思い

 

「いいですよ。でも私に手伝えることはあまりないと思いますが」

 

というと永琳は

 

「構わないわ。薬草を摘みに行ってもらうぐらいだから」

 

と言った。私もそれぐらいならいいかと思い承諾した

 

 

 

私と永琳はしばらく一緒に暮し私も理解力を上げ

 

ロケットの構造を理解し開発も一緒に手伝うことにした

 

「本当にあなたには頭が上がらないわ命を助けてもらうどころかロケットの手伝いまでしてもらって」

 

と言ってきたが私は住処や食事まで出してもらっているのだから別に構わないと思った

 

「それよりあとどのくらいかかりそうなの完成まで」

 

私がそう聞くと永琳が答えにくそうに

 

「あと3年ってとこかしらね、ねえ本当にいっしょに月に行かないの」

 

と永琳が聞いてきた

 

私は永琳が月に行くのに一緒に行かないか誘われていたが

 

私はここが好きなので断っている

 

「何度も言わせないでよ、私はこの場所が好きなの」

 

そう言うと永琳はため息をつき肩を落とした

 

「それより私明日から少しの間森に戻る」

 

というと永琳はわかったといい部屋を出ていった

 

 

 

「久しぶりに我が家に戻ってきた・・というか洞窟なんだけれど」

 

と一人で言っていたがいきなり後ろから声をかけられた

 

「久しぶりじゃねえか、どこ行ってたんだ」

 

妖怪さんだった何か不機嫌になっていたが

 

「久しぶりです妖怪さん。少し人間のところへ」

 

というと妖怪さんは目を見開き

 

「大丈夫だったか、何かされてないか」

 

としきりに心配してきた

 

「大丈夫ですよ、ところで聞きたいのですが妖怪さんは人間を襲うチームに入っているのですか?」

 

と聞くと

 

「いや俺は入っていない、入れ入れとうるさいが無視してる」

 

とっていた私は少し安心した

 

「そうですか、よかったです」

 

そういうと妖怪さんは何か渡してきた

 

「それもっとけお守りだ」

 

と言って黄色い布を渡された

 

「これってただの布じゃないんですか」

 

と私が言うと

 

「馬鹿を言うな俺の妖力を詰めてできている」

 

と言ってきたので

 

私はそれをどうやって使おうかと考え

 

布をリボン状にして髪をくくりサイドテールにまとめた

 

「どうですか」

 

と妖怪さんに聞くと

 

「まあまあ似合ってんじゃねえのか」

 

と言ってきたのでまあ良いかと思いひとまずリボンにいろいろな抵抗力を移し絶対にちぎれたりしないようにした

 

そしてまたのんびりと過ごした

 

 

 

2年が過ぎ私はそろそろ戻ろうかと町に向かった

 

私は永琳の部屋に行ったが誰もいなかったので勝手にお邪魔して待っていようと思いのんびりしていたら

 

いきなりドアが開いた

 

「どういうことよ、あいつら勝手にいろいろ言って」

 

なんか永琳は怒っていた

 

「どうしたの永琳」

 

私がそう声をかけると永琳は驚きそして顔を赤くしてしまった

 

「いやそのね今のはね、違うのよちょっと怒っただけで・・」

 

なんかいろいろ言っていたが

 

「いや別にいいですよ気にしてないですから」

 

そういうと永琳は

 

「それならいいわ、ところでずいぶんかかったわね」

 

と言ってきたどうやら永琳にとって2年は長かったようだ

 

「それよりどうしたの?」

 

そう聞くと

 

「実はねロケットの出発を早めるとか言って出発が3か月後になりそうなのよ」

 

と言ってきた

 

「ずいぶんと急だねどうして?」

 

私がそう聞くと永琳は困ったように

 

「どうやら、年寄りの人たちが年を取りたくないからって早く月に行きたがってるのよ。私じゃどうにもできなさそうだから・・・」

 

と言っていた

 

「それじゃ永琳と合えるのはあと3か月なのか」

 

私がそう言うと永琳は目を見てきて

 

「ねえお願い大妖精私と一緒に月に来て」

 

と言ってきた

 

「ごめんなさい、私はこの星を離れたくない」

 

私はそう言い永琳に背を向けた

 

「そうよね、ごめんなさい」

 

そういい二人とも無言になってしまった

 

しょうがないと思い

 

「それじゃ3か月はここにいるよ」

 

というと

 

「そうね3か月を楽しみましょう」

 

といってひとまず永琳は元気になった

 

 

 

3か月が過ぎ私と永琳は離れることになった

 

「それじゃ永琳」

 

私がそう言うと

 

「ありがとうね大妖精、またいつか会いましょう」

 

そういってロケットに乗り込んだ

 

私はそのロケットを見送った他にもいくつかロケットがあるみたいだが

 

次のロケットが放たれる直前いきなり声が聞こえてきた

 

「妖怪だ。妖怪の群れが襲ってきたぞ」

 

そう言って沢山の妖怪が襲ってきた

 

私は何故今?と思いながらその妖怪の群れに近づいた

 

その先頭には百鬼がいた

 

「百鬼どういうつもりもう、人間はいなくなるんだよ?なんで襲う必要があるの」

 

と聞くと百鬼は

 

「大妖精かいあたしたちは聞いたんだよ、どうやら人間どもが全員いなくなるとここらいったいが吹き飛ぶほどの爆弾を爆発させるってね」

 

私は驚いたそのようなものがあるだなんて

 

「なんで逃げないの」

 

私がそう聞くと百鬼は

 

「私たち妖怪はこの場所が好きなんだここを離れるなんて嫌だね」

 

私と同じことを言っていた

 

「大妖精あんたも手伝いな人間どもに爆弾の場所を聞きだし爆弾をどうにかする」

 

私は迷っていた

 

「爆弾を止めたらどうするの・・・」

 

私はそう聞くと

 

「人間どもを殺すに決まっているあいつらはあたしたちを殺そうとしてるんだよ」

 

といった

 

「ごめん、私は人間を殺したくない」

 

そういい顔を伏せた

 

「そうかい・・・それじゃいいよ早くこの場を逃げな」

 

そう言って百鬼は町に向かった

 

私は洞窟に向かった

 

洞窟の中には誰もいなかった

 

妖怪さんがいると思ったがどこにもいなかったもしかしたら町に向かったのかもしれない

 

その時どこか遠くで何か爆発したような大きな音がした

 

私はすぐに町に引き返した

 

「妖怪さんどこかにいますか!」

 

私は必死に妖怪さんを探した

 

何で妖怪さんを探すのかはわからないが私は妖怪さんを探した

 

周りにはいろいろな妖怪の群れが倒れていた

 

私はそれを一人一人確認して妖怪さんではないのを確認すると

 

すぐに他の場所へ向かい確かめた

 

 

 

しばらく探していたがどこにも見つからなかったのでこの街には来ていないんじゃないかと思い洞窟に帰ろうとした

 

その時一つの家の残骸の中から声が聞こえてきた

 

私はその声に聞き覚えがあり外れてほしいと思いながらその家の残骸をどかした

 

そこにいたのは妖怪さんでした

 

「お前か、無事だったみたいだな」

 

妖怪さんはそんなことを言ってほほ笑んできたが

 

「なんで妖怪さんがここにいるんですか。戦いには参加してないって言ったじゃないですか」

 

そう言うと妖怪さんは気まずそうに

 

「いやお前が街にいるって聞いたからな・・・」

 

そう言ってほほ笑んできた

 

「なんで私のためにそんなことになってるんですか。いつも通り自分の好き勝手にすればよかったじゃないですか」

 

私がそう言うと

 

「俺はお前が無事でいてほしかったんだよ。」

 

私は泣きながら

 

「なんでですか。私は・・」

 

私は妖怪さんのことなんて全く考えていなかったいつも自分勝手で気ままに生きていて私は・・・

 

もうどうしていいかわからなくなっていた

 

「すぐに助けます」

 

私はそう言うが、妖怪さんは

 

「いやもう無理だ、体の半分以上がダメになっているおそらく、もう長くはないだろう」

 

と言ってきた

 

「そんなことを言わないでください。生きてくださいよ」

 

私がそう言うと妖怪さんは首を振り

 

「もう無理なんだよ。最後なんだ笑ってくれよ。俺はお前の笑顔が見たい」

 

そういってぼろぼろの両手で私の顔を触ってきた

 

私はぼろぼろ涙をこぼしながら無理やり笑顔を作り妖怪さんにほほ笑んだ

 

「今まで楽しかったぜ。お前は死ぬんじゃないぞと言っても妖精だからすぐに生き返るか」

 

とふざけた感じで話掛けてきたがもう声も小さく虫の息になっていた

 

「私、妖怪さんのこと忘れません。ずっとずっとです」

 

「ああ、俺もお前のことは忘れない、俺の分まで生きてくれ。好きだったぜ大妖精」

 

そう言って妖怪さんは目を閉じた

 

「なんで最後にそんなことを言うんですか。名前も初めて呼んでくれましたね。今までありがとうございました」

 

私は泣きながら妖怪さんに頭を下げ

 

私はその場でしばらく泣き続けた

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。