実際のデュエルをそのまま使うと長くなるので多少脚色をしたんですがやはり冗長になってしまった…
駄文・長文で救いは無いですが
それでも良いよって方々は
ゆったりどうぞ
見た目は中学生くらいの男の子
だけどどうにもいけ好かない雰囲気を滲ませて
この子供はアタシを誘っている
「え~っと…正直今日は疲れちゃったので遠慮したいかな~?なんて」
「それは残念。貴女を倒せば新しいカードが手に入るって話だったんですけど」
「う~ん?アタシを倒せばって…いったい誰から?」
「よくカードを買ってるショップ店員さんからですよ。品ぞろえが良くて助かってます」
うん、つまりはデッド・コピーのユーザー君ってことか
チンピラ1人倒したところでグループ全体に諦めてもらえるわけ無いよね、そうだよね
「その店員さんに倒して来いって言われただけなら、倒してきました~って言いに行って終わりじゃダメかな?」
「デッキを渡してくれるならそれでも構いませんよ?」
デースーヨーネー
どれが狙われてるカードなのか解らない以上手放せないんだよねぇ
「…アタシが勝ったらそのショップを紹介して頂戴」
「別に負けても紹介しますよ?おとなしくついてきてもらえれば良いんですから」
『ふ~ん?どっちでも同じってわけか。どうするんだい?』
ニヤニヤと意地の悪い笑みでアタシを唆すユベルに小声で返す
「…全然同じじゃないでしょ」
負けても諦めても、ユベルを手放す事になる
それじゃ意味がない
だってアタシは推しと推しを再会させるって決めちゃってるし、それが約束だし
「だからアタシは気の乗らない…勝つための勝負をする」
デッキのカードを3枚だけ抜き、大事にケースにしまいこむ
代わりに3枚新しいカードを入れる
「意地は張る。アタシがこのカードで戦う意味はくだらない意地にあるから」
「だけどそんな意地で守るものまでなくしたら本当に無意味になるから」
ちょっとだけ変わったデッキをディスクにセットし
冷めた目でアタシを見る子供…いや、クソガキを睨み返す
そして気づく
「あ、なるほど。アンタが気に入らない理由がちょっとだけ解った」
「急になんですか?勝手に納得して」
「アンタ勝つのが楽しいからデュエルしてるでしょ。勝てるなら別に
『あぁ、なるほど。デュエルを楽しむ気はないのかアイツ』
「うん…そういうのって…」
「『気に入らないね』のよ」
「いい歳して子供みたいな事を…どうでもいいですよ負け犬になる奴の言葉なんて」
いい子ぶった外面を投げ捨ててただひたすらに歪んだ笑顔を向けてくる
そっちが本性?
むしろ気分的には好都合ってやつね
お互いにカードを引き抜いて 勝ちたい気持ちと負けてやりたくない気持ちがぶつかり合い
勝負の開始を宣言する
「「…デュエル!!」」
「じゃあ先攻は頂きますね。手札から【強欲で貪欲な壺】を発動。デッキの上から10枚を裏側で除外し2ドロー」
「続けて手札の【インスペクト・ボーダー】を召喚。カードを3枚伏せてターンエンド」
クソガキのフィールドに某未来に行ったり過去に行ったりする車の映画さながらの空飛ぶボードに乗った人型機械が現れる
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〔手札2〕
フィールド【インスペクト・ボーダー】 ATK2000
魔法・罠3 伏せ3
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「うわ~。あっさり終わった割にはきつい盤面作ってくれちゃって」
伏せカードも怖いが何よりも攻撃力2000の【インスペクト・ボーダー】が厄介だ
あのモンスターはお互いに、
フィールド上の〚儀式・融合・シンクロ・エクシーズ・ペンデュラム・リンク〛
の数までしかモンスターの効果を発動できなくする効果を持っている
つまり現状アタシが発動できるモンスター効果の数は0
手札のモンスターカードが軒並み封殺されたに近い状態だ
というかリンクまで射程に入ってるカードって…どこの時間軸なのよこの世界
「…アタシのターン。ドロー」
しかも手札が重い
負けたくないと思っても…それで引きが良くなるなら苦労はしない
一呼吸、時間をかけて相手の行動を改めて考える
とても短い1ターン
そこで何を考えて手札を見ていたか
多分…次のターンでは終わらない
相手のデッキは特殊召喚は多くない…もっと言うなら多分モンスター自体が少数だと思う
【強欲で貪欲な壺】を初手で切るのは潰しても問題のないカードが多く、
【インスペクト・ボーダー】のような要を是が非でも引いてくる為
大量の罠…多分妨害用のカウンター罠が多めな気がする
ただライフが4000のこの世界で【警告】【通告】はやや厳しいか…
同じシリーズならライフが減った後でも問題なく使用できる【宣告】のほうが取り回しがいいはず
伏せは3枚…まず1枚は【宣告】と見るべき
だからこそ、その罠を踏み抜いて動くために…賭けにでる
負けたくないからこそ、今は動かない
「…ターンエンド」
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〔手札6〕
フィールド 0
魔法・罠 0
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「そのままエンドって…お姉さん舐めてます?」
「あはは、残念ながら事故っちゃってね」
「…僕のターン。ドロー」
「セットカードの速攻魔法【手札断殺】を発動。お互いに手札を2枚捨てて2ドロー」
『当たり、かな?』
「多分ね…って人の思考を読まないでよユベル」
手札に即火力のモンスターはいない
あるなら並べて殴れば終わりだ
…ここで引いてこなければ
「と、アタシも手札を2枚墓地へ…」
アプリと違ってわざわざ捨てるカードの宣言はしないし、相手の墓地確認もできないのがつらいところね
まぁ、それはお互い様かな?
初手で引いていた【ユベル】【真竜皇リトスアジムD】を無言で墓地へ送る
「またあとでね」
そこから引き込んだ2枚を確認
良い引きだ
やっぱり最初が悪ければあとは上がるだけ
『よく言うよ。さっきまで上がれなくてずっと底辺だったじゃないか』
「う~ん…それを言われると恰好つかないなぁ」
「何をぶつぶつ言ってるんです?…ッチ…このままか」
「バトルフェイズ。【インスペクト・ボーダー】でダイレクトアタック」
その宣言とともにインスペクト・ボーダーがアタシに向けてまるで雪山を滑るように滑空しながら突撃してくる
「ちょちょちょ…!」
そのまま跳ね飛ばされ…といっても体を通過するだけだがその迫力は否応なしにライフと精神力を削り取ってくれる
「なるほど~。普通のデュエルでもこれなら闇.verでダメージまで再現されたそりゃ危険だわ」
残りライフ2000
次のターンで動けないと終わりね
「メインフェイズ2でカードを1枚セットしてターンを終了します」
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〔手札2〕
フィールド【インスペクト・ボーダー】 ATK2000
魔法・罠3 伏せ3
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盤面は変わらず、か
「アタシのターン。ドロー!」
ちょっとだけ気合を込めてカードを引く
よし…これならいける
「まずは、あると決めつけてる後ろから行こうか【ライトニング・ストーム】を発動。
このカードは1ターンに1度だけ自分のフィールド表側表示のカードがない場合のみ発動できる」
「相手のモンスターゾーンの全破壊、魔法・罠ゾーンの全破壊のどちらかの効果を選択できる。
アタシは魔法・罠ゾーンを選択」
指向性を与えられた稲妻が伏せられたカードを焼き払おうと嵐を起こす
「させるわけ無いでしょう【神の宣告】を発動!ライフを半分払い魔法・トラップの発動を無効化し、破壊です」
伏せられていたカードが1枚オープンされ、神の雷が振り下ろされる
荒れ狂う稲妻がより強大な雷に散らされ無力化される
「よし…相手フィールドの【インスペクト・ボーダー】をリリース。
【海亀壊獣ガメシエル】をそっちのフィールドに攻撃表示で特殊召喚させてもらうわね」
「くそ!効果ロックが消える!」
【インスペクト・ボーダー】が除去されてクソガキが忌々し気に声を荒げる
まぁわかるよ…ロックデッキは決まると楽しいからね
アタシも昔はロックバーンとか他人とやったら嫌われるようなデッキも持ってたよ
最近はロックを抜いてくるカードが多すぎて作ってないけどね
こいつもそんなカード
今回直前で積んだ新規の1枚
どんな耐性を持ってようとほぼほぼこれ1枚で相手を除去できる【壊獣】シリーズ
そして水属性のソイツはアタシのデッキとの相性が当然良くない。
「続けてフィールド魔法【炎王の孤島】を発動」
「【炎王の孤島】の効果で手札の【ヴァレルロード・R・ドラゴン】を破壊して、
デッキから【炎王獣ヤクシャ】を手札に持ってくるわ」
アタシのフィールドが燃え盛る火山島に変わる
火山はすぐさま噴火し、吹き上がった火山弾が手札の1枚を貫き破壊する
周りの映像に充てられたのか視界がふいに揺れる
違う、慣れない真剣勝負に緊張で揺れてるんだ
手順を間違えてないか?
戦える方向にちゃんと向かっているか?
アレコレ考え過ぎて脳みそが燃えそうだ
「手札の【真竜皇アグニマズドV】効果を発動!手札の炎属性モンスターを含む2体のモンスターを破壊して特殊召喚!」
ま、相手にわざわざビビってるなんて教えてあげる必要は無いから我慢するけどね!
「させるか!罠カードオープン!【天罰】を発動!手札を1枚捨てて効果モンスターの効果発動を無効にして破壊する!」
く…上級モンスターの召喚に失敗した…だけどこれで2枚踏み抜いた
『なかなか苦しいね。随分と辛そうじゃないか』
「…大丈夫想定はしてる」
ユベル…それ心配してくれて…無いよね。うん
すごい楽しそうだ
煽ってるなぁ…主にアタシを
残りの伏せカードはあと1枚
大丈夫。アタシのデッキの火はまだ、消えてない
『フフフ…真剣勝負は嫌だって言いながら存外楽しんでるんじゃないか?キミ』
「嫌いだよ…胃は痛いし、遊びでやるのがちょうどいいよ」
「だけどさ、楽に勝たせてあげる気は毛頭ないし」
「負けてやりたく無い時もあるのよ」
さぁ、もうひと踏ん張りだ
「破壊された【真竜皇アグニマズドV】の効果を発動させてもらうよ。
このカードが効果で破壊された時、自分の墓地から炎属性以外の【幻竜族】モンスターを1体を手札に加える」
「断殺で墓地に送っていた【真竜皇リトスアジムD】を手札に回収」
「しつこいな…まだ何かする気か」
「当然!墓地の【ヴァレルロード・R・ドラゴン】の効果を発動。
自分の墓地にある【ヴァレット】又は【ヴァレル】を対象にして、
自分の手札・フィールドのカード1枚を破壊することでその対象のカードを手札に回収する」
「アタシは手札の【九尾の狐】を破壊して【ヴァレルロード・R・ドラゴン】を手札に回収させてもらうね」
「そして破壊された【九尾の狐】の効果が発動。【九尾の狐】が戦闘・効果で破壊された時、
フィールドに【狐トークン】を2体特殊召喚する」
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〔手札4〕
フィールド【狐トークン】×2 ATK/DEF 500 星2 炎属性・アンデッド
魔法・罠1 【炎王の孤島】
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何度目になるかわからない深呼吸をして手札を見直す
残り手札は4枚
うち3枚は相手にバレてるから脅しにもならない
「ふぅ…相手の盤面をひっくり返すだけで一苦労…やっぱアタシは三流だわ」
「召喚条件は炎属性モンスター2体」
「リンクマーカーに【狐トークン】を2体セット。小さな種火もいつかまた大火となる!」
「サーキットコンバイン!」
狐トークン達が中空に表れたゲートのマーカーに飛び込む
やがてゲートの向こう側から新しい火を連れてきた
「リンク2【ドリトル・キメラ】!」
「【ドリトル・キメラ】がフィールドに居る間、炎属性モンスターの攻守は500上昇する。
つまり【ドリトル・キメラ】は攻撃力1900」
「逆に水属性モンスターの攻守は400ダウンする」
「アンタのフィールドに居るガメシエルの攻撃力は1800になり、きっちり逆転」
「そして【炎王獣ヤクシャ】を通常召喚」
「【ドリトル・キメラ】の効果が乗って攻撃力は2300」
もう一度深呼吸
残り1枚の伏せカード、さぁ踏み越えるわよ
「バトルフェイズ。【ドリトル・キメラ】でガメシエルに攻撃!」
「罠に全部引っかかるとは…警戒心が足りてないんじゃないですか?
罠カード発動【聖なるバリア-ミラー・フォース-】これでお姉さんのモンスターは全滅。
長々とお疲れさまでした」
「…ッツ」
思わず言葉に詰まったアタシをニヤニヤと眺めるクソガキ
とても生意気な顔で勝ち誇って…
「…ッウィヨシ!」
すぐに最後の罠を無事に踏み越えたことでガッツポーズをとってしまったアタシを怪訝な顔で見ることになった
うん、すごい汚い声出た
自分でもどうかと思うよ。うん
「同じ攻撃対応型でも【魔法の筒】だったら終わってたからね…あ~助かった」
安堵の声を尻目に【ドリトル・キメラ】と【炎王獣ヤクシャ】がはじき返された炎に焼かれて消えていく
ちょっと恨みがましい目で見られた気がするけど…ごめんて
「まぁ、フィニッシュを止められたのは確かだけどさ」
「【ドリトル・キメラ】が破壊された場合の効果にチェーンして【炎王獣ヤクシャ】が破壊された時の効果を発動」
「【炎王獣ヤクシャ】は破壊されて墓地に送られた時、自分の手札かフィールドのカードを1枚選んで破壊できる」
「アタシは手札の【真竜皇リトスアジムD】を破壊」
「【ドリトル・キメラ】も同じように破壊された場合に墓地の炎属性モンスターを1体手札に回収する効果を持つ」
「同時に墓地に落ちたことで【炎王獣ヤクシャ】を対象にとって回収するわ」
「いい加減にしろよお前…どれだけ諦めが悪いんだ!?」
え?今更?
「言ってなかった?負けてあげる気はないって」
「破壊された【真竜皇リトスアジムD】の効果を発動」
「このカードが効果で破壊された場合、自分の墓地の地属性以外の幻竜族モンスター1体を選んで特殊召喚。
帰っておいで、
地面から炎が激しく吹き上がり、炎をまとった竜皇が蘇る
「バトルフェイズはもちろん続行。アグニマズドVでガメシエルに攻撃!
ガメシエルの攻撃力は2200に戻ったけど、アグニマズドVの攻撃力は2900あるから何もなければこのまま…」
アグニマズドVの吐き出す炎がガメシエルを消失させていく
「よし!メイン2でカードを1枚セットしてターンを終了」
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残りライフ:2000
〔手札2〕【ヴァレルロード・R・ドラゴン】【炎王獣ヤクシャ】
フィールド【真竜皇アグニマズドV】 ATK2900
魔法・罠2 【炎王の孤島】伏せ1
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相手はフィールド全損で手札も1枚のみ
早々まずいことにはならないはず
「くそ…くそ!こんなデュエル全然楽しくないぞ!僕のターンドロー!」
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残りライフ:1300
〔手札2〕
フィールド0
魔法・罠0
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「これに賭ける!【強欲で貪欲な壺】を発動!デッキの上から10枚を裏側で除外し2ドロー!」
「嘘ッ!?2枚目?」
まさかこのタイミングでドローソースを引いてくる!?
こっちの世界のデュエリストはディスティニードロー標準装備ってわけですか?
「来た来た来たぁ!【インスペクト・ボーダー】を召喚し手札の【サンダー・ボルト】を発動!」
これでひっくり返るなんてとんだインチキだわ!
さっきアタシがどれだけ頑張ったと思ってるのよ!
アタシのフィールドをすべてぶち壊す勢いで雷が降り注ぐ
轟音が晴れた後にはアグニマズドVがすでに消え去って、
クソガキの隣に浮いてるインスペクト・ボーダーがこっちを狙いをつけていた
「バトルフェイズ!【インスペクト・ボーダー】でダイレクトアタック!」
『じゃあそろそろ出番かな?』
そういってユベルが一歩フィールドに踏み出す
「…うん、お願い。罠カードオープン!【リミット・リバース】!
アタシの墓地の攻撃力1000以下…【ユベル】を蘇生する!」
フィールドに降り立ったユベルがインスペクト・ボーダーを挑発する
『無粋な機械人形だね。お前から得るものはなさそうだけどまぁ少し
「攻撃力0で効果を封じられたモンスターが何の役に立つ!【インスペクト・ボーダー】で攻撃だ!」
クソガキの宣言と挑発されたインスペクト・ボーダーの意思が一つになったように、
機敏な動きでユベルを轢き飛ばそうと飛んでくる
大丈夫だと解っていてもそのあまりの迫力に身をすくめる
激突音の後に恐る恐る目を開けると
『御覧の通り、
面白くも無そうに片手でその突進を止めているユベルの姿がそこにあった
「なぜ!?なぜモンスター効果が発動している!?【インスペクト・ボーダー】で効果の発動はできないはず!?」
「発動はしてないわよ」
「何?」
「【ユベル】が戦闘時に発動する効果は、
攻撃対象になった時にそのダメージ計算前に相手の攻撃力分のダメージを相手ライフに直接に与える効果」
「対して今効果が発揮されてるのは、
【ユベル】は戦闘で破壊されず、【ユベル】を介した戦闘で自分は戦闘ダメージを受けない効果」
「【インスペクト・ボーダー】の効果でダメージは与えられないけどアタシを守ってくれる力は消えてないのよ」
「馬鹿な!!くそ!どうにかしてあのザコモンスターを排除しなければ!ターンエンドだ!」
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残りライフ:1300
〔手札1〕
フィールド 【インスペクト・ボーダー】
魔法・罠0
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「アタシのターン。ドロー」
手札を確認し、目を伏せる
「ターンを終了」
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残りライフ:2000
〔手札3〕【ヴァレルロード・R・ドラゴン】【炎王獣ヤクシャ】+α
フィールド【ユベル】
魔法・罠2 【炎王の孤島】【リミット・リバース】
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「な…お前、また舐めたプレイを!ドロー!」
アタシの即ターン終了に激高するクソガキ
けど舐めプなんてできるわけがない
こっちもギリギリなんだから
【炎王の孤島】【リミット・リバース】どっちが破壊されてもデメリットで【ユベル】が破壊されるし
【リミット・リバース】にいたっては守備表示に変えられるだけでも終わり
【インスペクト・ボーダー】のせいで破壊された【ユベル】は次段階への進化を封じられてる
正直何もできない状態に巻き戻ってるんだからこの状況
だけど…
「【インスペクト・ボーダー】のお陰で【ユベル】のデメリット効果である、
【毎ターンエンド時に自分のモンスター1体リリースしなければ自壊する効果】が、発動できないから実はちょっと助かってたりもする」
なんか持ちつ持たれつになってるはちょっとだけ笑える
うん、落ち着こう。ここで焦るときっと自滅する…
初期手札5
【強欲で貪欲な壺】を2回で24
【手札断殺】で2
ターン経過で1
いや、今ターンが回ったからさらに1枚
相手のデッキはここまでで合計33枚のカードが消費されている
【強欲で貪欲な壺】を使う以上デッキ枚数が40を超えてる事もあるだろうが…
【インスペクト・ボーダー】ありきのデッキでは多分そこまで多くない
だって引けなきゃ成立しないんだから
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残りライフ:1300
〔手札1〕
フィールド 【インスペクト・ボーダー】
魔法・罠1
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「くそ!カードを一枚伏せてターンエンドだ!」
伏せカード…余計なことはできない。
カウンター重視のスタイルなことに変わりはないはず
「ドロー…ターンエンド。【ユベル】の自壊効果は発動しない」
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残りライフ:2000
〔手札4〕
フィールド【ユベル】
魔法・罠2 【炎王の孤島】【リミット・リバース】
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「くそ!くそぉ!!なんだこれ!なんだこのデュエルは!ドロー!」
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残りライフ:1300
〔手札2〕
フィールド 【インスペクト・ボーダー】
魔法・罠1
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「【インスペクト・ボーダー】をリリース!【威光魔人】をアドバンス召喚!!【ユベル】に攻撃!!」
「それも効果テキストはほぼ同じ。
【威光魔人】のモンスターの効果発動ができなる効果では【ユベル】の戦闘無効は突破できない」
『キミ、ターンを重ねるの作業になってきてない?』
ユベルが威光魔人の攻撃を欠伸交じりに逸らしつつ聞いてくるが
なるわけがない…デッキ枚数が残り少ないとは言えいつ解決札が轢かれるか気が気じゃないのに
「くっそぉ!エンドだ!」
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残りライフ:1300
〔手札1〕
フィールド 【威光魔人】
魔法・罠1
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「ドロー…エンド。【ユベル】は【威光魔人】の効果に守られてる。自壊はしない」
坊主めくりのように山札を消化していくだけのターンが続いていく
そして最後の1枚を目の前の子供がドローする頃には
「ぐ…ひぐ…」
『年相応…とは言えるかな?』
「…これ子供を虐めた酷い大人の図になってない?」
『そうかもしれないね。だけどまぁ自業自得じゃないかい?』
「どちらかといえば策士策に溺れる?」
「まぁ戦略は悪くなかったけどね。多分だけど【紅蓮魔獣 ダ・イーザ】とかも入ってるよあのデッキ。
早い段階でそっちが引かれてたらワンパンで終わりだったね。
今回は【ユベル】がおかしなところでメタっちゃっただけで…ドロー。ターンエンド」
「これで山札が無い君はドローできず。アタシの勝ちが確定したね」
やっと終わった…非常に疲れた…
とりあえずは…目の前の少年が泣き止むのを待つしかないかぁ…
お巡りさんはお願いだから来ないで…あ、ワンチャンセキュリティが来る?
調子に乗ったクソガキは泣かしたい派の紳士はいらっしゃいますか?
私はどっちもうるさいので無視したい派です。
次回は多少話が進む…かなぁ?
多少間も空きますので、どうぞゆったりお待ちください