最強の覇気使い(なる予定の)男の話 作:ハッピーエンドの話をしよう
※青牛さん、ヒカル8.5さん誤字報告大変感謝します
「"鉄塊"」
不意に現れた白い服の男に、不意に視線がいった。
よく顔が見えない。ヘンテコなデザインの仮面を着けたソイツは、なんの前触れもなく俺たちの前に現れ、今俺の背後にいる。何故そこに、‥‥なんて考えているとき、そこで漸く俺はカイドウとの戦いの最中であったことを思い出す。
視線をカイドウに戻す。‥そこには、もう既に攻撃を振り下ろし、今俺へ攻撃を仕掛けているカイドウがいる。
(ッ!!マズイッ!!?)
今俺の攻撃を放とうにも、俺が攻撃を仕掛ける時にはカイドウの攻撃は俺に直撃しているだろう。‥これは、死んだ。
そんな時だった。一年前、レイリーとの日々での話を思い出す。
―――
「―――ルフィ君。君は、無意識下の覇気を知っているね」
「無意識下の覇気?なんだそりゃ」
「?なんだ、ピーターからその話は聞いていないのか」
夜。俺が肉を食べているとき、レイリーがそんなことを言った。覇気ってのは、今取得するのに励んでいる技術の1つだから、まだ分かる。‥だけど、無意識下?それも、覇気を?‥つまり、どういうことだ?
「聞いてねぇぞ、そんなこと。‥‥というか、なんでそこで、ピーターが出てくんだよ」
「?なんだ、それも聞いていないのか」
「ピーターはね。―――元ロジャー海賊団のクルーの一人であり、この世で初の無意識下の覇気習得者だからだよ」
ピーターがこの世初の無意識下の覇気習得者で、元ロジャー海賊団のクルーの1人?
「‥‥‥えええええええぇぇぇぇ!!!!?????」
島一帯に、俺の絶叫が木霊した。
―――
「いいかい?無意識下の覇気は、体が本能的に危機を感じて発動する。謂わば体の防衛反応の事だ」
体の、防衛反応?それが、さっき言った無意識下の覇気の正体?
「??????」
「今は、意味がよく分からないだろう。‥‥だが、それも自ずと分かる。ルフィ君がもっと強くなるというのならね」
レイリーは、不適に笑った。
―――
時は戻り、鬼ヶ島屋上。
カイドウの攻撃は、―――避けられた。
「ッ!!!??????」
攻撃直後、カイドウは訳が分からないといった様子で、辺りを見渡す。
先程。CP0の邪魔立てによって攻撃のタイミングを逃したルフィは、カイドウの攻撃に当たるはずだった。しかし、今自身の攻撃した場所にルフィの姿はなく、クレーターができているだけだった。
(ッ!!何処に行きやがった、麦わらァ!)
カイドウは辺りを見渡すが、やはりルフィの姿は何処にもない。そこで、ふとカイドウを上を見る。‥しかし、ルフィの姿はそこにはなかった。
「―――ッ!!??ぐはっ!?」
上を見上げていたカイドウの鳩尾に、突如激痛が走る。あまりの痛さに、カイドウは鳩尾を抑える。先程鳩尾に走った激痛は、誰かに殴られたことが原因だった。‥そんなもの、一目瞭然だ。
「麦わらぁ!てめぇ、何処に隠れてやがった!!」
「――レイリーのおっさんが言ってた言葉の意味が、今漸く分かった」
カイドウは、先程までのルフィと様子が違うことに気づく。‥否、気づかされた。
ルフィの纏う雰囲気。それは、あの"絶対強者"や"冥王"、"海賊王"達のそれと同じものだった。
「麦わら、てめぇまさか!?」
「カイドウ。お前じゃ、もう俺には勝てねぇ」
ここに今、四皇カイドウすら凌駕する強者が誕生した。
無意識下の覇気‥‥体の防衛本能。見聞色は、体自身がみた未来に基づいて全ての攻撃を避ける。武装色は、見聞色で避けれないときに体を守る為に発動する。覇王色は、敵と認識した者に対して発動する。尚覇王色に至っては、敵と認識した者も含め、周囲を巻き込んだ上で発動するので、割りと被害が大きい。
ルフィ君は、無意識下の覇気に覚醒した結果、ギア5を使わずしてカイドウを凌駕できる程の強者になりました。その為、ルフィ君はこの後無事カイドウを倒しました。
無意識下の覇気×ギア2
カタクリを倒せます。
因みに余談ですが、無意識下の覇気に目覚めれば自ずと覇気も強くなっていきます。そしてカイドウVSでは、ルフィは無意識の内に逢魔を使ってました。逢魔に関しては√ナミで紹介した為、説明は省きます。‥といった感じに、今作には覇気にも強さというものがあります。一応、レイリーとかは逢魔以上の覇気も使えます。これは一重に、ピーター君のお陰と言えますね。
ピーター君自身、全盛期の白髭海賊団とロジャー海賊団のクルー全員と戦っても勝てる実力があるので、そりゃ戦ってたらロジャーレベルにまでなると強くなって当然だよな。といった感じです