偽物の恋愛と本物の恋愛どっちが好きですか!! 作:ブラックマッハ
午後12時30分俺は、その場所独特の小さな机と椅子に囲まれている場所にいる。多分分からないだろうから答えは学校だ。
この学校は独特の学校で、個性が強い子ばかり集まっているから一般人はボッチになりやすいと、まだ1日も過ぎていないのに確信した。
そう思っていると一人のイケメンが近づいてくる。今は昼休みだから、彼に「外で遊んぼうと」 誘ってくれたりするのだろうか? 期待が膨らむ。だが期待には答えてくれず廊下に行ってしまう。
(おい待てよ!! 金髪君気がついてくれたのではなく廊下に行きたかっただけなの。)
期待した俺がバカで構ってくれる筈がない。
【そもそも自分から行動する努力もしない男とは関わりたくないのかもしれない。そもそも俺は影薄いから気がつかれていない可能性もある】
行動出来なかった俺はやはり、ダメ人間で最後まで努力しないダメ人間に一直線である。それだけは避けたい俺はプロのダメ人間なら絶対挑まない筈の最大の試練を受ける事にした。
試練を受ける理由は、諦めたらずっとダメ人間のままで成長出来ないから変わるしかないと思ったからだ。そんな簡単に変わるのは難しいがやって見ないで決めつけるのは良くない。
どんな事を実行しようとするのかそれは、さっき話した金髪のイケメンと話していた金髪女子に話かける事だ。環境は整っているか最終チェックで、もう一度環境が整っているか周りを見渡し、
【チャンスは今しかない】
今は彼女が一人だからレベルが低い俺でも話しかけられる。そんなチャンスだと言うのに、俺の体は動かないでいろはの顔が浮かぶ。
いろはとは偽物の彼女の関係で、本物の彼女では無いから勝手に
【親公認の偽物の彼女】
だと名付けた。つまりこの関係に名前はいらない関係。それは友達でもなく彼女でもない、親が決めた偽物の彼女だ。
それに、偽物だから好きな人ができたら、そこで終わりの関係なのだから話しかけるくらい問題はない。それなのに椅子から立ち上がる事を何故俺は否定する。もし少しでも俺はいろはの事が好きと思っているのだとしたら絶対いろはに告白して振られるだけだと体験している筈だ。
それは何か理解出来ないが気がついたら、俺は二度くらい告白していないはずなのに何故か振られていたと言う、俺にとっての怪奇現象が起きたからだ。
俺はそうはならないぞと気合いをいれて決心する。
(これ以上いろはに振り回されてしまう比企谷トオル八幡ではないぞ。憑依させて貰った比企谷八幡さんの為にも頑張る。今日の俺は本物の彼女の方が欲しいからな)
そう思うと自然に椅子から立ち上がって、机の所に行き名前を確認して三浦て漢字が書いてあるけど読み方は書いていなく分からない。
【ミウラであっているのか!!】 それとも 【サンウラ!!】
俺の回答はセリフに答えがあります。
「こんにちははじめまして……
俺は緊張してしまうと僕と言ってしまうがこの三浦さんには僕て言おうと心がけた。何かその内大変になりそうな未来が見えるからさ。ほら俺俺詐欺が流行って大変な事になるかもよ。
(後俺なんかが爽やかなイケメンみたいな喋り方するな。目が死んでいるから怖がられるだろう。今すぐ家に帰っていいなら帰りたい)
「ヒキオ何の用だし」
睨まれてるが話は聞いてくれるみたいでありがたいと思う。決して俺がドMな訳ではないから勘違いするなよ。
あだ名がヒキオか、納得出来ないけど悪くはないと思う。
「三浦さんと少し話をしたいなぁと思って話しかけただけだけどダメだった!!」
(ダメだろう気持ち悪い。この爽やかみたいなイケメンになったつもりでいる、自分の話し方が気持ち悪い。嫌だこんな話し方俺じゃない。俺じゃないのにぃーー)
自分でもダメだろうと思うが、頼む三浦さん俺のボッチ人生全てかけたから、この思いどうか叶えてくれ。女神に見えてきた、【睨みの女神三浦様お願いします。】 答えはどうなる?
「放課後クロワッサンを食べに行ってそこで話すし」
時間を確認すると話しかけるのに時間がかかり、いつの間にか授業が始まる時間が近づいていた。だが逆に良かったもしれない。昼休みより話す機会は多いから友達になるチャンスだ。
「二人でパン屋に行くでいい?」
又だ。爽やかなイケメンじゃないのに俺は、成り切っていやがる。これは厨二病だと思われてもおかしくないが名演技と思われるかもしれない。これこそ紙一重だと俺はそう思う。
「分かったし。もう二分もないし、早く座れし」
「分かった。ありがとう。じゃあ席に戻る。」
席に戻り三浦を観察して直ぐに長くて綺麗な髪に惚れてしまいそうになった。三浦は目では金髪イケメンの方向を見ていて気づかれていない。やっぱりイケメンはずるいぜ。そう思う僕に
「授業を始めるぞ」
と先生の声を聞いて地獄の授業が再開する。地獄から逃げる様に集中する事なく、早く放課後になれと時計を意味のない呪いをかけてる俺は三浦とパン屋に行くのを楽しみにしている。それを10秒くらいした時固まってしまう。
「あそうだ。授業を始める前に今日まで入院した比企谷君だ。前に来て自己紹介しなさい」
よく見たら、このクラスの先生で朝の会で俺を紹介しなかった先生でもある。
【呪いたい先生No.1はお前だ】
と言いたいくらい初日で大嫌いな先生だ。更に今は、授業中の為、悪く目立ってしまい今年のMWPの先生だと決まった瞬間だった。
【MWPはMVPの逆の意味で価値のない人だった気がする。】
そんな大嫌いな先生は教卓に来いと手で俺を誘っている。
(俺は猫か何か勘違いしてないですかね?)
これは行くしかないのだが、どうやって自己紹介するかシュミレーションを脳内でしようとするも「早く話せよ」とプレッシャーに負けて直ぐ自己紹介をするハメになる。
「比企谷八幡です。トト、トオルと言ってくれると嬉しいです。陸上部に入りインターハイの選手になりこの学校が有名になれる様に頑張ります」
(何優等生だと勘違いしてるの。自分の名前で緊張して噛んだりするのではない。全く後インターハイに出れる陸上選手になるのは良いけど、学校の為に頑張りたくないよ。優等生ぶっている俺は最悪だな。)
そんな事を考える暇はない。楽しみなのは、睨みの女神三浦様とパン屋に行く事だ。これは俺にとって最高なイベントと言っていいだろう。滅多に巡ってくるイベントではないのだからな。
次回に続く
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今日はこの一話を読んでどっちが好きですか?
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偽物の恋
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本物の恋