偽物の恋愛と本物の恋愛どっちが好きですか!!    作:ブラックマッハ

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偽物の恋をするのはいいかもしれない

 

 あれから2日後の水曜日、俺は未だ学校に慣れていないのにビックイベントが開催される。それは 【今日が始めるアルバイト生活である】 である。アルバイトと言われても別に大したことはしない。ただ問題集を作る簡単な作業と監視である。

 

 俺には アルバイトで大事か知らないが 「信頼」 はない筈である。何故なら俺には実績がない。そして問題集の作り方も知らない素人が問題集を作ると聞いた者は俺を追い出そうとする筈である。更に目が死んでるから更に問題がある。

 

 心配しないとしたらコッチから「馬鹿なの?」と聞きたいくらいである。

 

 今その気持ちを声に出して言ってアルバイトサボりたいと小町に泣きついている最中である。だが1秒で

 

「お兄ちゃん時間行ってらしゃい」

 

と強引に前に押されてしまうがこの重い銅像《俺》は重いらしく動かない。諦めたらそこで試合終了バトルが始まる予定だ。だが小町はある武器を使う。

 

その武器は俺にとってヤバイ武器でドラクエの会心の一撃を毎ターン受けてしまうヤバイ武器である。それで勝負の決着がつく。

 

「お兄ちゃん、未来お姉ちゃんにその事言ってしまおうかな?」

「分かりました。行きます行きますから見逃してください。小町お嬢様」

 

俺に偽物の彼女が出来たと知ったら大変な事になる。晩飯が焦げたカラシ付きの唐揚げが出てくるかもしれない。そして夜はうるさい音楽を聴いて寝るかもしれない。朝になったら未来が隣で寝てたらヤバイから避けてアルバイトの方がいいかなと思うの。

 

 俺は小町に押されずアルバイトに行こうそう思った時

 

「なんか私のこと呼んだ。お兄さん」

「出た」

「え何がいるの。え、もしかしてオバケ、何処どこにいるの?」

「俺がオバケだ」

「えお兄ちゃんがオバケだったの。逃げないと」

 

なんとか未来を追い出す事は出来たけどオバケで逃げてくれるなんてな。呆れてしまう。俺は玄関に行くと誰かに後ろから抱き付かれていた。

 

「オバケじゃないて知っているから。これはいつもの感謝ご褒美だよ」

「いつもそう言っているからご褒美じゃない。そろそろブラコン辞めた方がいいぞ」

 

俺はそう言ってアルバイトに向かうが、腕を強引に未来に引っ張られてしまう。はぁ前に進めないが、仕方がない。小町からダッシュとポーズされてしまう。

 

「この事については後で話そう」

「分かった行ってらしゃい」

 

 俺はいろはに家から出て電話する。実は小町がダッシュのポーズの後スマホを出して電話の掛けるポーズをしていたからする。家は未来てお化けがいるから出来ない。俺はオバケでなく未来がオバケだ。

 

 (え、心読まれた。そんな馬鹿な)

 

 ドアが開いて、ジーっと未来が睨まれてる。俺は急いで公園まで走って逃げきってから電話する。そう、まだ電話を掛けていなくて良かった。今電話を掛けてる。

 

「今から君の家に行くよ」

「先輩、どうして私の事君て言うのですか?」

「俺は君の名前を言ってはいけない。君やめてと言ったから仕方がないだろう」

 

 質問に答えたがなんか宇宙人みたいな声になった。似ていないけどね。

 

「先輩がそこまで言うならいろはて言っていいですよ」

 

 俺は全くそこまでいなかったが、いろはと言いたいと思っていたから嬉しい。やっぱり偽物の恋はこうじゃないと。盛り上がらないしさ。本物はもっと俺が頑張らないといけない。でも偽物は、向こうから話しかけてくれるから楽だ。

 

「て事でいろはの家向かうから着くのは30分後くらいかな」

「分かりました。駅に着いたら連絡お願いしますねぇ」

「大丈夫だから今度こそ」

「ハァ」

 

 まるで俺が空気を読めていない最低な男みたいな感じなのですが、間違っていませんね。多分読めていないですね。自分でも分かるだってこれは

 

「(失敗フラグじゃないですか)」

 

 たまたま同じセリフを思った時といろはのセリフがハモった。同じタイミングで誤差がない。

 

(まるで愛称が良いみたいな偽物の恋はいかがですか?)

 

 て興奮して誰に言っているのかさっぱりわからない。

 

「俺が思った時と同じセリフで言うなんて愛称いいのか」

 

「何言ってるんですか。口説いているんですか。そんな嘘でときめいたりしませんから」

 

 やっぱりコイツと偽の恋やるなんて嫌だ。勝手に振られるだけだからさ。なんだよときめかないなんてさ。こっちこそときめいたりするものかと言いたいが、いろはは可愛いのだ。だからときめいたりする。

 

「はいはい分かりましたよ。、迎えに来てくださいお願いします」

「最初からそれを言えば良かったのですよ」

 

 コイツ恋愛の先生か何かですかね

 

 あばよと言って電話をきり、俺は駅まで走って電車に乗りいろはより早く待ち合わせの駅に到着する。

 

 俺のカバンの中にはお金がないから土産を買わない代わりに隠しておいた豪華なオヤツが入っている。勿論開封していないオヤツだ。

 

 待っていると可愛いいろはが駆けつけてきた。

 

「いろはありがとうな来てくれて」

「もしかして先輩もう迷子になってしまった感じですか?」

 

呆れたように聞いてくるが事実でどうやって行けば、いろはの家に着くのか予想が出来ない俺なのだ。俺は頷くといろはは、困った生徒を見る先生みたいになっていた。

 

「そんなんで良く家まで一人で帰れましたね」

「一度行けば分かるのから大丈夫だ」

「そうですか、安心しました」

 

 この安心の意味には迎えに行かなくていい安心であると読み取った。決して俺を心配してくれるほど仲は良くないから絶対違うだろう。

 

「てことで行こうかいろはの家に。妹以外の女子の家なんて懐かしい」

「先輩行った事あるんですか?」

「そりゃあ一度はあるよ。俺幼稚園児は、モテモテだったからな。」

 

 信じられないみたいな顔で、いろはは、考えているらしく話しかけて来ない。

 

「何だよ。幼稚園児くらいモテて悪いのかよ。」

「いえ、どんな感じの人だったのかちょっと気になって」

「あいにく俺は過去の写真はないな」

「そう言って見栄張っているんじゃないですか?」

 

 俺は見栄張っていない。だって別に本当の彼女ではないからカッコつけなくていい。そのままの自分でいられる。三浦の時とは違う感覚である。

 

「俺、いろはには見栄張ったりしないさ。だって俺と素で話せる相手は珍しいからな。あと口説いていないから勘違いしないで」

 

「そうですか。ありがとうございます」

 

 急に早歩きになったのだけれど気にした方がいいのだろうか。まぁ今の言葉に嘘はついていないから気にしない。

 

  気まずくなって会話がストップするが別に居心地は、悪くない。俺にとって美少女と関われただけで幸せである。

 

 (偽物の恋はやっぱり悪くない)

 

 

 

 

 

 

 




次回も同じ時間頃に投稿します

三話を読んでどっちが好きになりました

  • 偽物の恋
  • 本物の恋
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