偽物の恋愛と本物の恋愛どっちが好きですか!!    作:ブラックマッハ

4 / 4
初めてのアルバイトはこんな感じだった

  いろはの家に着いたみたいで良かった。良かったのだがきっといろは一人の筈がない。中には怖い父親がいるかもしれない。だって誠司の親父の弟だから怖いのはほぼ確定演出だ。

 

 ほらオバケ屋敷だってオバケが出るのを知っていても、怖い人はいるだろう。それと同じ理屈で入る時だって怖いから誰か助けを求めたい。

 

 助けてと思ってはいるがいろはは、ドアを開けて「どうぞ」と開けてくれる。ここは、入らないと男ではないから勇気を出して一歩前に進む。

 

 これがオバケ屋敷の人の気分か。今物凄く共感が出来る感じがある。一歩歩いただけで恐怖を感じるこの感覚俺は忘れない。

 

「お邪魔します」

 

「ちょっとここのドアから先に入ってください。ママを呼んできますから。

「分かった」

 

俺のイメージだが、美人だと思っている人は何かママと言う未来が見えるから不思議だ。いろはが指で差したドアを開けると……

 

 (オバケが出た)

 

 オバケが人間の顔をしたオバケである。そうオバケではない人間である。今の俺には幽霊と人間の違いが一瞬分からなくなってしまうほど混乱をしている。

 

「さぁ、沢山話しましょう」

 

(この幽霊はいろはの母親なのか?)

 

「話すてどんなことを話すのですか?」

「そうねどうしようかな」

 

と首に手を当てて考えてるいろはとそっくりさんがいた。双子と言っても良いくらい似ている。

 

「俺は比企谷」「知っている、トオル君でしょう。私の想像してた人ね」

 

 俺には分からないが想像を超えることができなかったのが少しショックだが仕方がない。ドアが開く音がしたのでいろはがコッチに来る。だがおかしな事にもう一人足音が聞こえる。いろはがドアを開けて直ぐ話しかけてきた。

 

「比企谷さん、ママをてなんでここにいるんですか?」

「私がいたら嫌なの?」

「比企谷さん行きますよ」

 

 俺は腕を引っ張られて俺は少しでも重く感じない様にして歩く。何にも説明されずいろはの部屋にまで来てしまいドアが閉まる。

 

 2人だけの密室の部屋、ならここでラブコメが始まるかと思いきやそんな雰囲気ではない事だけは直ぐに分かる。全然いろはが恋した女性の顔じゃないからさ。別にいいよ俺もリラックス出来るから。

 

 今から説明してくれるのかは分からない。勇気を出して聞いてみる。

 

「どうして逃げたの」

 

と聞いたらいろはが深呼吸して言った。

 

「今の人誠司のお母さんなんですけど、よく喋るんですよ。それに秘密にしていた事を口が滑って全部話してしまうんですよ。ヤバイんですよ」

 

 成程確かにそれはヤバイ。暴力と同じくらい強い武器だと学んでいたがこの世界でもやはりそうなのか。まぁそりゃあそうだよな。別にあの世界に転生していたのが、特別ではないのだから。

 

 その世界の主人公の綾小路は言った。暴力と同じくらいの効果を持つ武器は嘘だと。嘘で人生を追い詰める事が可能な事で難しくない。だが嘘つくには情報が必要であると俺は考える。俺は嘘つかなくても情報が沢山知っていれば脅す事が出来るのだと思う。

 

 そうこれは、恋したら負けではなく、相手に情報を与えたら負けの世界になってしまっている。再び俺に巡り合う事になるとは想像しなかった。

 

 だがそもそもそんな誠司の母親なのか俺には分からない。だが俺はいろはを信じる。俺はいろはの偽彼氏だから理由はそれだけでいい。

 

 もし俺らの邪魔をするなら本気で回避するまでだ。

 

「成程な。確かにそれはヤバイ武器を持っている。だったら回避するまで、逃げ続けるそれしかない。」

「そうですね。逃げればいいんですよね」

「対策は少し考えないとな。……だが切り替えて勉強を開始する。しっかり問題集作ってきたから安心しろ」

 

 俺は鞄から問題集を取り出す。まず数学からと言う事でやらせる。やらせている間は本を読んで監視している。

 

 

 俺が問題を考えたのではなくペンを触ったらやりたいことを叶えてくれる。だが弱点ががある。それは沢山頭で情報が入り気持ち悪くなる事である。勿論終わっても10分くらいはゲップの嵐が永遠に続く事になる。

 

 予想だと20分くらいで終わる問題だそうでほぼピッタリといろはは、終わる。俺のチート能力は精密機械みたいで的中しやすい。そして丸つけをミスなくして、予想通り100点を取れる問題でいろはさんは満点です。凄いから俺のチート能力といろはさんに拍手します。

 

俺は国語を渡し数学のまるつけと

 

 他にも色々したが結局全て予想通りの時間とテスト結果をピッタリ言い当てたチート能力のセンスはすごく良かった。90点以下は取らなくて俺いらなくないて感じである。そもそも俺は、気持ち悪くてゲップして集中力を奪っている気がする。

 

「でいろはは、何処の高校行くんだ」

「総武高校に行こうと思うんですよ」

「俺と同じ学校じゃないか?」

「え」

 

 これ絶対 「まるで馬鹿でも受かるんですか」 て目で見られたがほぼ全てチート能力のおかげだからその通りである。実際これが無いと多分受からないだろう。

 

 もしかしてこれは、ウィルス扱いされたりするのだろうか?

 

「じゃあ辞めておきます」

「おい俺がいるから辞めるなよ。そんなんで決めるなよ。ウィルス扱いしないでよ」

「嫌別にウィルス扱いしてませんよ。許嫁とは言えたまたま会ってしまったら気まずいじゃないですか?」

 

 この恋に名前などなく俺はただ、偽物の恋と呼んでいるだけなのだ。いろはは、許嫁と名前をつけた。気まずいと言われても、答えにくい事だ。

 

「パス。そう言えば制服がいいなと思ってここに来たのか?」

「そうなんですよ。」

 

 そう言えばこの学校の女子にスカートの長さ短い、いや短すぎるのだが偽彼女とは言え避けさせた方が良いかもしれない。だけどさ、俺三浦以外見ていなかったけど、多分そうだろう。

 

「だったら俺からアドバイスだから辞めておきな。あの学校個性が凄くて大変だぞ。うるさいし」

「じゃあ、辞めた方がいいですね」

「そうそう」

 

 もしかしてこの学校ではなく、クラスだけかも知れないけどさ。本当にそう思っているだけなのかな。

 

「ピーポン」

 

とチャイムの音が鳴る。どうやらお客様が来たみたいだ。もしかして、いろはの父親とはまだ会いたくないのだけどさ。

 

「どうしたんですか?あもうこんな時間ですね」

「本当だ。じゃあ俺帰るから」

「もう帰っちゃうのですか?ときめかしてくれるんじゃないですか?」

 

 何言っている。あこれはあれだ好きな人に言う練習台として俺にガッカリさせようとしてる。

 

「うっす、元気してるかいろはとトオル」

 

何故か誠司の声が聞こえた。

 

 つずく

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
一言
0文字 一言(任意:500文字まで)
※評価値0,10は一言の入力が必須です。参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。