EPⅠ「夢唄イノ番人異世界ニ立ツ」
Side砂亥兎
「くう…梓無事か?」
「なんとかね…」
「コレ隠し持っておけ」
「う、うん…」
あの謎の魔法陣の光に包まれて俺が目を覚ますと周囲はどうやら遺跡の様な場所だった。
虫の状態を確認し問題無い事を確認した俺は梓の無事を確認し持ち込めたアタッシュケースから取り出した物を梓にも手渡した。
「ううーん…」
それを皮切に他の者達が目を覚ます。
「一体此処は?…」
「十中八句僕らは…」
白崎さんは訳が分からないといった表情をしていたのでハジメが推測しようとする其処に…
「やあやあどうぞおいで下さいましたのじゃ!私はイシュタル、貴方方は我等が創造神であらせられるエヒト様の下した御神託によってこのトータスを救う勇者として召喚されたのです!」
いきなり現れた物凄く胡散臭いジジイがそう恍惚した気色悪い表情で言ってきた。
成程ね…そのエヒトとかいう奴もかなりふざけていやがるな。
直後にクラス担任である愛子先生が猛抗議したが自分達を帰す算段が今の所無いと言われてしまった上に天之河の奴が大した考えも無しにこの茶番でしかない代理戦争に参加すると言い出した。
けど結果的に最低限の衣食住の確保は出来ているのだから五分五分か。
「よーし!全員配布しきったな」
召喚組の戦闘訓練の隊長として任命されたメルドという男からある物を配られる。
それはステータスプレートといわれるいわば身分証だった。
そして俺の現在のステータスはというと
【虹佐羽 砂亥兎 男 十五歳
転職:「■□かれし者」
俊敏:350
魔力:500
耐性:1000
筋力:450
体力:1500
魔耐:400
技能:言語理解 特環式剣術 特環式狙撃術 特環式体術 物理耐性 気配感知 限界突破 全属性適正 全属性耐性 高速魔力回復 ◆□■◇ □■らいし者 】
「…」
文字化けしていて助かったな…別にステータス自体はそう高いモノではないだろうと思っていたがそうでもないようだ。
だったらステータスと技能の一部の隠蔽をしておかないとな。
そして俺は梓のも見せてもらう。
【堀崎 梓 女 十五歳
天職:「◇◆かれし者」
体力:1100
筋力:300
耐性:500
俊敏:255
魔力:555
魔耐:500
技能:言語理解 特環式体術 特環式狙撃術 特環式諜報術 物理耐性 気配感知 限界突破 物理耐性 全属性耐性 高速魔力回復 三属性適正(光、水、自然) ◆◇■□】
という感じだったので彼女のも一部隠蔽する。
「ン?…ほいっと」
「「!?」」
そこでまたハジメに対して不良グループ共が要らぬちょっかいをかけてきてていたので懐に忍ばせたナイフを目にも止まらぬ早さで投擲して奴等の頬を掠めさせて大人しくさせた。
そしてそれから一週間後俺達は大迷宮と呼ばれるダンジョンへと潜っていたのだが…
「真逆…ベヒモスだというでものか!?…」
道中で不良グループのリーダーである檜山が余計な事をしたせいで窮地に追い込まれていた。