次のアメリカ戦に備えるイナズマジャパン。そんな気合いを入れているメンバーの練習に一人の選手が遮る。
「お前は、吹雪!」
「久しぶりキャプテン!」
「もう大丈夫なのか!」
「うん!もうバッチリ!」
「そうか!良かったな!」
「おい!何喜んでんだ!吹雪が来たってことは誰か落とされるんだぞ!」
不動のその言葉により緊張の空気が流れる。久遠監督が近づいて、帰国する選手を告げた。選ばれたのは、栗松だった。原因は、アルゼンチン戦でみせた粘りのドリブルの際に痛めた足だった。落ち込むメンバー。だが、染岡の一言で復帰を目指しことを誓った栗松は、飛行機からメンバーの見送り励みにして帰国する。そして、残ったメンバー再び、アメリカ代表ユニコーンについて確認する。アメリカ代表 ユニコーンは、ディラン、マークを中心に多彩な攻めかたをできるチーム。中でも、アメリカ代表に選抜された一ノ瀬は郡を抜いていた。顔を知るメンバーが燃え上がる。一方、アメリカ代表の宿舎。暗い雰囲気になる。一ノ瀬の選手生命が危ういのだった。それを知るメンバーである土門は、隠しながら過ごしていたが、秋にばれてしまい打ち明ける。それを円堂にばれてしまう。結果、互いにモヤモヤが残る形でアメリカ戦が始まるのだった。試合が開始すると、アメリカの猛攻を受けるイナズマジャパン。円堂は、極度のお人好しのせいで一ノ瀬を勝たせてあげたいという気持ちが少なからず残ってしまい失点する。さらに追加点とあげてしまう。これに気づかない豪炎寺ではなかった。ファイアトルネードをぶつけて気合いを入れさせる。そして、吹っ切れた円堂は、チームの勢いあげる活躍しそれに答えるメンバーが躍動する。そして、見事同点に追い付く。だが、ここで一ノ瀬の状態が悪くなり監督に交代を告げられる一ノ瀬。そこから、互いに一進一退の攻防により同点のまま前半終了。そして、ハーフタイムが終わり後半開始すると、イナズマジャパンの勢いは凄く。勝ち越しをあげる。そして、さらに追加点。それを悔しく見ているしかなかった一ノ瀬は監督に直訴した。
「ボス!俺を出してください!」
「ダメだ!お前は、ここで潰れていい選手じゃない!」
「だが、チームが負けるくらいなら二度とサッカーを出来なくても構わない!」
「!それで良いのか?」
「はい!覚悟は出来てます!」
「わかった。だが、出すのは残り少ない時間のときだ。それ以外で出せん。」
「わかりました。ありがとうございます!」
そして、遂にその時がきた点差あと少しというところで、一ノ瀬舞い戻る。そして、ペガサスは最後の時間のまで力の限りフィールドを羽ばたいた。そして、笛が鳴り響き試合が終了。イナズマジャパンが逃げ切った。力が抜けて尻餅をついた一ノ瀬。その顔に清々しさを表す。そして、円堂達や仲間達から祝福された。その後、円堂と二人切りになり手術をしっかり受けて復活を果たすことを誓った。時は、経ってリトルギカントの3試合目。ブラジル戦の試合放棄を切っ掛けにリトルギカントの実力を疑問視するファンが増えたがそれは単なる勘違いに終わる。
「はぁ、、、、はぁ、、、、。クソ!まさか我々フランスがこんな無名のチームに此程の差をつけられるとは。」
スコアは、通常の試合ではあり得ない記録。そんなフランスのキャプテンに山城は、冷徹な視線送りながら口を開く。
「まさか、この程度か?優勝候補だと聞いたが、ここまでやわいとはな。まあ元から期待してないが。」
「くっ。」
「なら、もうトドメさすか。」
「来るぞ!お前ら必殺タクティスでボールを取るぞ!」
「「「おう!!!」」」
「はぁ。もうお前らのそれ飽きた。ふん!」
「「「うわぁ!!」」
「ほら、ラストだな決めなドラコ。」
「ナイスパス一平!いくぜ!」ドッ
適当に出した山城のパスを、チームのもう1人のストライカー ドラコは直接空中にあるパスのボールダイレクトゴールに叩き込んだ。そして、笛が鳴り試合終了。絶望するフランス代表と今回の勝利に歓喜するリトルギカント。試合会場は、静寂に包まれていた。
「ナイスパス一平!けど、もっとパスくれねぇか不完全燃焼だぜ!」
「馬鹿を言うなドラコ。俺は、お前が持ちすぎたせいで得点数を一平より下回ったんだぞ!」
「まあまあ勝てたから良いじゃん二人とも!ね、一平!」
「ドラコ、ゴーシュ、ロココ、無断口そこまでだ。帰って、今回の修正をするぞ。良いだろダイスケさん。」
「ああ、それは構わん。ワシも同じことを思っていたからな。」
「よし、決まりだな。それに、不完全燃焼はお前達だけじゃねぇよ俺もだ。さあ!帰るぞ!」
「「「おう!!!」」」
「たまに思うんだけどさ、一平ってボクよりキャプテンしてない?」
「気にするな。良いから行くぞ。帰って相手してくれ。」
「うん!わかった!」
グラウンドを後にするリトルギカント。ダークホースの力は、破壊知れないものだった。それは、近くでマネージャーとして試合を見ていた夏未もそう感じていた。