楽しくただ純粋に   作:瓦版

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監督の力

時は、戻って日本がアメリカと試合をする前。日本代表は、イタリアとイギリスの試合を見ていた。その試合は、イタリアにとっては、影山を監督に迎えた初の試合である。だが、チーム内はキーパーのヴラージを中心に不信感抱いており、今回の試合を指示受けないという選択しを取った。影山は、これに対して反対することなくただただ了承するだけであった。試合開始すると、イギリスの猛攻を受ける。

 

「私達は、必ず勝利せねばならない!」

「「「おう!!!」」」

 

エドガーを中心に駆け上がる。そして、日本戦でも発動した攻撃系必殺タクティクス無敵の槍によりイタリア陣営を散らしキーパーの前へ。

 

「我が祖国に勝利を。エクスかリバー!!」

「くっおわぁ!」」

 

エドガーの聖剣がオルフェウスのゴールに突き刺さる。先制を許すオルフェウス。キャプテンを任されてるフィディオは、どうにかチーム勝たせたいという思いが強く思った通りのプレーを出来なくなっていた。

 

「どうやら向こうは、上手く機能していないみたいだな。お前達!このまま勝利をもぎ取るぞ!」

「くっ。」

 

その後、追加点を取られたオルフェウス。そのまま攻められる一方で前半を終える。そして、ハーフタイムにフィディオは、影山の方へ足を向ける。

 

「フィディオ!」

「、、、、。どうした?フィディオ。お前達は、私の指示には従わないのでは。」

「そうだフィディオ、こいつの言うことを聞く必要なんて。」

「だが、現実は負けている。だから、貴方の力を貸してください。お願いします。」

「フィディオ。」

「ふん、何思ったが知らないが。まあいい。お前達が苦戦しているあの必殺技には発動終了後にドリブルしている選手の壁が剥がれる。そこを狙え。」

「発動後ですか?わかりました!」

 

そして、後半スタート。エドガーは、また無敵の槍を発動。前半同様にオルフェウスの守備を散らす。だが、発動終了後エドガーの周り選手が離れた途端にフィディオを中心にエドガーに集中する。

 

「何!」

「破れた!みんな!上がるぞ!」

「「おう!!」」

 

勢いづくイタリア。フィディオは、前線でパスを貰いキーパーと一対一に。

 

「これで勢いに乗る!オーディンソード!!」

「うわぁ!」

 

フィディオの起死回生の一点を決める。これを機に息を吹き返す。そして、

 

「行かせない!勝つのは、私達だ!」

「ボク達も負けるわけには行かない!」

「くっクソ。」

 

エドガーとの一対一に勝ったフィディオ。そのまま、だめ押しを決めた。笛がスタジアムに鳴り響き試合終了を告げる。歓喜するオルフェウス。喜ぶ仲間と歓喜を分かち合うフィディオの元へエドガーが来た。

 

「おめでとうフィディオ。完敗だ。」

「エドガー。いや、こっちもまだまだチームの課題が山積みさ。」

「みたいだな。俺達はここで終わりだが最後まで頑張らせて貰う。」

「俺達も予選はまだ終わってないから。」

「ああ、影ながら応援してる。」

「ありがとう。」

 

こうして、貴重な勝ち星を手に入れたオルフェウス。それをテレビで見ていた日本代表。メンバーの一部は、影山の監督としての力を改めて知った。圧倒的な劣性からの逆点勝利。しかも、前半の様子を見ていただけで敵の弱点を見つけた観察力。やはり監督としての能力は、本物。そして、それに気づいたのは怪物もまたその1人だった。

 

「なるほどね。やっぱりスゲーなあの人は。普通にサッカーの試合をやらせても一流だな。」

「何見てんのイッペイ!イタリアとイギリスの試合?なんでこの試合を?普段のナツミのミーティングでは、めんどくさそうに見てるのに。」

「ロココか。いやなに俺の恩師、まあお前達で言うところのダイスケさんみたいな人かな。」

「そうなんだ!じゃあ、対戦できるといいね!」

「ああそうだな。よし!練習するか!一緒にやるか?ロココ。」

「良いの!じゃあ行こう!」

 

怪物同士が練習する。周りを置き去りにするくらいに。そして、時は進む。

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