イナズマジャパンと彼らに協力した世界大会の選手達により、無事に誰も知られることもなく魔王封印。それぞれが、チームに合流する。その裏では、ガルシルドが動き出す。今大会のブラジルの監督として指揮をとるという表の顔とは別に裏の顔がある。その裏では、戦争などの軍事兵器の提供、貧しい国の人間を利用しての人体実験などの黒い部分がある。だが、誰もその証拠にたどり着けない。強大な裏の力によって消されていくからである。そんな、ガルシルドの力は、ブラジルのメンバーにも広がっていった。彼らは、家族を人質に取られていた。試合でミスをすれば住んでいる場所の没収、ガルシルドの陰口を話せば没収と常に鎖で繋がれながらプレーをしている。そんな状況を見ていたキャプテンのロニージョは、円堂に1人で会いに行って負けて貰うことを頼むほどだった。そんな、状態のブラジル代表をイナズマジャパンのメンバーは、黙っていなかった。特に土方は、怒りに燃えていた。そして、ブラジル街に向かう円堂、鬼道、ヒロト、土方の四名。そこでは、人々の表情が暗いことが目立つ。ガルシルドは、円堂大介を探していた。
「なかなかしっぽを出さんな。」
「申し訳ございません。この間の試合では、不戦勝という形で逃げられました。次こそは」
「構わん。そのうち奴は、顔出さざる得ない。」
「承知しました。話は、変わりますが今度のイナズマジャパンの試合ではどのようにされますか?」
「そうだな。この間の試合で人体強化システムの改良の余地がわかった。改良した後、まずはロニージョからだ。問題なければ、次はメンバー全員に行う。」
「わかりました。」
そんな裏の計画が進められている。一方、リトルギガントの宿舎では、大介と山城が二人で会話をしていた。内容は、今後のことについてである。
「ダイスケさん、遂にここまで来たな。」
「ふむ、確かに順調じゃ。だが、そろそろ奴も動いてくる頃じゃろ。」
「そうか、ここからが正念場か。気合い入れないとな。」
「頼りにしてるぞ一平!お主、体は平気か。また、無茶しおって。」
「わかってるよ。言い付けを破ったのは、悪かった。」
「ウム、反省しているなら良し。次のイタリア戦じゃが、大事を取ってお主にはベンチに居て貰う。良いか?」
「ああ。此ればかしは、流石にな。大人しくベンチにいるよ。それに、ロココ達なら心配要らないだろうし。」
「そうじゃな。」
「それは、そうとダイスケさん。いつまもちゃんに正体を明かすんだ。流石に向こうも気づき始めている頃だぜ。」
「それは、この件が片付いてからじゃ。無事に終わることを祈るしかない。」
「わかった。これ以上は、聞かないよ。」
そして、山城は立ち上がり宿舎とは別の方向に歩き出す。大介は、いつもの散歩だとわかっていた。
「一平、遅くなるなよ。試合は、まだあるんじゃからな。」
「わかったよ。行ってくる。」
そう言って、散歩に出掛けた山城はボールを持ちながら。夜の町を歩いていった。