決勝トーナメント準決勝1回戦見事勝利したイナズマジャパン。強豪ブラジルを倒した勢いが有るのか練習での雰囲気も良い。次の相手がオルフェウスになるかもしれないのだ。関わりがあったメンバーは、楽しみにする。そして、練習を早めに切り上げて皆でテレビから試合を観戦する。円堂達は、その試合に注目する。
「そろそろ始まるな。」
「ああ。普通に順当に行くならオルフェウスが勝つ。」
「だが、相手には奴がいる。」
「一平の一目置くチーム。一体どんな奴らなんだろ。」
そんなイナズマジャパンのメンバーの思惑の中、スタジアムではちょっとしたことが起こる。それは、メンバー表を見たオルフェウスのメンバーである。何と、山城の名前がスタメンに無いのだから。
「山城がスタメンじゃない!?」
「俺らナメられてるな。」
「どう思うフィディオ。」
「わからないけど、これは好機だ。みんな!この試合絶対勝つ!」
「「「おう!!!」」」
気合いの入ったオルフェウス。一方、リトルギガントベンチ。
「やっぱり、ヒデは出ないか。」
「なんじゃ、何か気がかりか?」
「いや、別に。」
「イッペイ見ててよ!僕達の活躍を!」
「そうだぜ!お前の得点記録に追い付いてやるぜ!」
「今日は、ベンチでリラックスしててくれ。」
そう言ってロココ達は、フィールドに出る。それを見て山城は、笑みを浮かべる。試合開始の笛が鳴る。先にボールを持ったドラコは、ドリブル駆け上がる。だが、フィディオ達のカテナチオ・カウンターにかかりボールはオルフェウスに。そして、前線のFWに渡り必殺シュートを放つ。だが、ロココにあっさり止められカウンターになる。ボールを貰ったドラコは、シュートを放つ。ヴラージは、ノーマルシュートだと思い止めにかかる。しかし、シュートの威力に負けゴールが決まる。それをきっかけリトルギガントの一方的な展開になる。止まないシュートの嵐、通じないシュート。後半になっても変わらない。そこで、ダイスケは動く。
「もうこの辺で良い頃合いか。一平、準備に出来とるか?」
「ああいつでも。」
そして、フィールドの1人の選手代わり遂に怪物が現れる。その姿に絶望するオルフェウス。ドラコとゴーシュが話し掛ける。
「なんだ、もう出てこなく良かったのに。」
「ドラコの言うとおりだ。イッペイがでなくてももう勝利は決まってるぞ。」
「確かに、サッカーに置いてこの時間で10点のリードは、ほぼ勝ちだな。だが、それでも最後まで手を抜かず叩きのめす。それに、あっちのキャプテンの目は、死んでないぞ。」
そう言って山城は、ポジションにつく。2人もつく。その後、フィディオがボールを持って駆け上がる。そして、必殺シュート オーディンソードを放つ。
「最後まで諦めるか!オーディンソード!!」
「!ゴットハンドX!」
フィディオの渾身のシュートは無惨にもロココに止められた。そして、ロココから山城に渡る。オルフェウスのメンバーは、山城に立ち向かうが歯が立たなかった。そのまま、駆け上がる山城の前にフィディオ立ち塞がる。
「行かせない!こい!ヤマシロ!」
「!やっぱり最高だな!フィディオ!」
二人のエースがぶつかる。だが、勝負は火を見るより明らかである。結果、フィディオは吹き飛ばされ山城がボールをオルフェウスゴールに叩き込んだ。そして、笛が鳴り響きオルフェウスの挑戦が終わりを告げた。フィディオは、そこにうなだれる。テレビで見ていたイナズマジャパンは、改めて山城とリトルギガントの力を確認した。場所が変わって、リトルギガント宿舎。テレビで試合の反省とイナズマジャパンの資料を見ていた。
「これが、日本代表です。」
「意外に大したこと無さそうだな。」
「だが、ここまで格上を倒してきている力は本物。油断しない方が良いな。」
「決まったな。次も勝って世界一になるぞ!」
「「「おお!!」」
決勝に気合いを入れたリトルギガント。その後、山城は大介と会話する。
「遂に、決勝じゃな。まさか、相手が守になるとはな。」
「なんだかんだ期待してたんじゃないのか。」
「当たり前じゃ。わしの孫だぞ。しかも、一回も会えなかった。」
「良かったじゃねぇか。けど、無事に行けばいいが。」
「ガルシルド、まさか行方眩ますとは。油断ならんな。もしものことがあったら、お前はロココ達と逃げとくれ。」
「!何言ってんだ!ここまで来たら最後まで手を貸す!」
「バカ言うな!子供が、こんな危ない所まで来るな!お前は、影山から託されたものあるんじゃろ。ならそれをちゃんと全うせい!」
「!けど、またあんたを失ったら今度はロココ達があんたの家族と同じようになるぞ。」
「安心せい。だから、もし奴が来たらそこで最後にする。」
「死ぬつもりか。」
「そのつもりだ。これ以上わしの回りを危険さらせない。」
「大介さん。わかったよ。だからこそ、次の決勝は優勝カップをコトアールの人々に届けられるように全力を尽くそう。」
「本当にすまないな一平。」
こうして、二人は握手をかわす。そして、来る黒幕との最後の戦いはすぐそこまで来ていることをこの時誰も知らなかった。