コトアールのエリアは、まだ半壊状態。だが、町の人にリトルギガントの選手達が手を貸したおかげで何とか修復することができた。その後、山城は日課の散歩をしていると1人立たずむロココを見つける。
「こんな所でなにしてんだロココ。」
「!イッペイか。ちょっと考え事。」
そんなロココは、どこか表情が重かった。しょうがないと思い横に行く山城。
「大介さんのことか?」
「!何でわかったの?」
「そりゃあ、お前が悩むなんてサッカーかそれぐらいだろう。そんなに気になるか大介の今後に。」
「うん。だって、もう何も心配せずに日本に帰れるからね。この大会が最後かもしれないし。」
「だから寂しいってか。そんなもん大介さんの人生だ。俺らが決めることじゃない。」
「わかってる!けど、弱虫だった僕を変えてくれるきっかけを作ってくれたのはダイスケだから。二度と会えなくなるじゃないかって思うとやっぱり寂しい。」
ロココの思いを全て聞いた山城は、少し深呼吸して答える。
「あほくさ。」
「!?」
「だってよ、例え今大会を最後に大介さんが日本に帰ったからってお前には関係ないだろ。」
「でも!」
「でもも何も無い。それに、いつまでも一緒になんか居られるか。いつかは、別れが来る。」
「・・・。」
「それに、別れて一生会えない分けでもない。俺らがボールを蹴ってればいつかまた会える。その時には成長した姿を見せてやれば良い。今のまもちゃんみたいにな。」
「・・・そうだよね。よし!そうとなれば優勝出来るように今からでも練習するぞ!」
「そのいきだ。じゃあな。俺も散歩の続きがあるから。」
「うん!終わったら一緒に練習しよう。約束だよ。」
「ああ、わかった。」
こうして、気持ちを切り替えることができたロココは元気に宿舎に戻る。山城は、いつも通りボールを蹴れるスペースを探しに行く。そして、何とか見つけてボール蹴り始める。少しして、休憩に入る。そこで先程のロココとの会話を思い出す。
「フー。別れか。そういえば、この大会が終われば俺もあいつらとしばらく会うことがないのか。たしかに、寂しいもんだな。なら、今はとことんあいつらとサッカーを楽しむか!」
そして、ボール蹴り始めようとすると後に気配を感じて振り替える。すると、見知った顔ぶれを見た。
「こんなとこで練習とはな。」
「練習に没頭するお前をみるのは久しぶりだな。」
「珍しいな。お前らから来るなんてな。修也、ゆうちゃん。」
豪炎寺と鬼道が、近づいてきた。
「何の用だ?決勝は、まだ先だぜ。」
「なに、今のお前と俺らの実力の差を知りたくてな。」
「それに、試合前にデータを得るのは、よくあることだろ。」
「確かにそうか。なら内容は、いつもと同じで良いか?」
この後、三人は互いの力を見せる。そして、勝負は決した。
「フー・・・俺の勝ちだな二人とも。」
「くっまだ足りなかったか。」
「だが、前回より大分縮まった。後は、帰って修正だな。」
「そうだな。」
「けど、二人とも凄いな!ここまで成長するとはな。」
「ふ笑嫌みにしか聞こえないが、まあ素直に受け取ろう。」
「決勝では、ぜったいに負けんぞ!一平!」
「ああ。俺らも負ける気がしないぜ!」
こうして、ライバル同士の試合が終える。それぞれが帰路につき、互いの状態が好調であることに笑みを浮かべる。