全国優勝で、終えた山城。チームには、沢山入部希望者が現れ、次の代も安泰に感じた。それから、山城は、また円堂と練習する日が、増えた。
「また一平には、差を開かれたな。くー、俺も負けてられない。」
「まもちゃんも大分強くなった。動きが、よくなってたよ。まぁ、俺には、結局勝ててなかったけどね。」
「それは、言わない約束だろう。」
円堂は、頬を膨らませた。それを見て、山城は、笑った。
「いやぁ、しかし良かったの?まもちゃん。」
「何が?」
「サッカーの強いところ行かなくて。まもちゃんなら、ベンチ入りぐらいするだろうに。」
「良いんだ。前も言ったけど、俺、じいちゃんの通ってた。サッカー部で、フットボールフロンティアに出るんだ。」
「それなら、もう何も言わねーよ。」
その後、少し練習して、話題は全国の話になった。
「なあ一平。全国ってやっぱり凄かった?」
それに対して、山城は答え辛かった。なにせ、自分と他の差を感じ、相手の戦意を損失し、手を抜いても勝ってしまったから。
「まぁ、良いところだった。少ないけども俺が、本気出してもギリギリの奴もいた。」
「そうか、やっぱり全国はすげーんだな。くー、俄然やる気出てきた。」
円堂の言葉に驚く山城。
「何だよ、急に。」
「だってさ、一平が本気出すほどだろ。絶対、サッカー好きな奴じゃんか。俺も戦ってみたい。」
その言葉に呆気をとられた山城。そして、笑みを浮かべる。
「そうか、じゃあまもちゃんは、無理だな。」
「何でだよ。」
「だってさ、俺と同じ県の中学で、俺のいる帝国だぜ。まもちゃんは、三年間予選落ちだな」
「無理なんかじゃない。勝利の女神は、あきらめない方に微笑むんだからな。」
円堂の言葉に、山城の冷えた闘志に火が着く。
「そっか、じゃあ楽しみにしてるぜ。まもちゃん。」
「おう、絶対その鼻折ってやる。」
二人は、拳合わして、その日は帰った。数日後、特待生の山城は、影山から見学の話が来て、帝国に訪れる。
要塞のようなその見た目通り、威圧感のある学校だ。伊達に、40年無敗のチームだ。そうして、中に入ると、サッカーグラウンドに着くと、選手達が、練習していた。そうして、少し眺めていると。
「良い、グラウンドだろ。」
振り向くと、影山が、立っていた。
「よく来たな。今日は、お前の他にもう1人の特待生を呼んだ。」
「もう1人?。」
すると、後ろから、声がした。振り向くと、なんと鬼道がいた。
「山城、お前も帝国だったんだな。」
「まさか、鬼道とチームメイトか。」
こうして、影山の監督史上最高傑作の逸材同士が、初顔合わせをしたのだった。
次は、原作に介入します。