長きに渡り激闘を繰り広げた世界大会も遂に決勝を迎えた。スタジアムには、満員の観客が盛り上がりのボルテージはマックスに。そして、二つのチームと共に歓声は更に上がる。それぞれのベンチに着き最後の確認をする。
「凄い歓声だな。」
「流石決勝とも言える。」
「よおし!皆!ここまで来たんだ最後まで気を抜かずに優勝するぞ!」
「「「おぉ!!」」」
円堂を中心に纏まった日本。緊張が高まる決勝でも士気は高い。
「向こうは、やっぱり気合いが違うな。」
「そう言うけど、君も同じだよ。イッペイ。」
「まあこんな最高の舞台で試合出来るのに上がらない方がおかしいだろ。」
「ふふ。そうだね。」
「おい!そろそろ円陣だぞ!ロココ!イッペイ!」
「「わかった。」」
「よし!絶対優勝して村に優勝カップ持ち帰るぞ!」
「「「おう!!」」
リトルギガントも気合いが入る。そして、互いに選手が守備に着く。ボールは、リトルギガントになる。そして、決勝の笛が鳴り響く。すると、開幕いきなり怪物が動く。
「挨拶代わりだ。ゴーシュ行け。」
「了解!」ドッ
「「「!?」」」
挨拶代わりと言わんばかりの強烈なロングシュートに誰もが動けずゴールを許す。怪物は、笑みを浮かべて口を開く。
「お前ら気を抜いてんじゃねぇぞ。勝ちたかったら死ぬ気かかっこい!」
「!そうだな。奴の言う通りだ。」
「これが世界だったな。」
「よし!みんな!気合い入れ直しだ!」
こうして、思わぬゴールから始まった決戦。リトルギガントのレベルの高さを実感する日本代表。だが、これまでのライバル達との死闘が彼らを強くしていた。ボールをセットして攻め始めるイナズマジャパン。しかし、数分はリトルギガントの実力に圧倒される。
「襲撃の時は、感謝してるけど悪いね。」
「くっ!」
ボールを奪ったウィンディが前線にボールを渡す。ボールを貰ったのは、ドラコ。
「ゴーシュだけじゃないぜ!俺も決める!ダブル・ジョー!!」
「ゴッド・キャッチ!!」
強烈なシュートを放たれるも円堂が、新必殺技で見事キャッチに成功する。それに歓喜する日本。そして、円堂から前線にボールが回る。裏を着くことができ、シュートチャンスが回る。そして、注目していた天才キーパーロココとの初対決。
「反撃だ!ドラゴンスレイヤー!!」
「ゴッドハンドX!」
「!?」
「よし!」
染岡の渾身シュートは、ロココに止められる。そこから今度は、リトルギガントの反撃。ボールは、怪物に渡る。その目の前には、DFに戻っていた吹雪と風丸。
「ここで君を止める。」
「絶対に行かせん。」
「まずは、士郎と風丸か。行くぞ!」
スピードのある二人は、自身の本気で止めに行く。流石は、足に自身のある二人、辛抱強く食らいつく。だが、怪物は甘くなかった。
「スピードは、流石だがパワー不足だ。」
「「うわぁ!!」」
パワーで押しきった山城は、そのまま円堂と対峙する。
「こい!一平!」
「行くぞまもちゃん!」
怪物から放れたシュートが円堂を襲う。円堂は、先程と同じようにゴッド・キャッチで止めにかかる。だが、
「くっ!先のシュートより重い。うわぁ!!」
ドラコより強烈なシュートを何とか弾くことが出来た円堂だが、それを狙っていたものがいた。
「貰い!流石イッペイの読み通りだぜ!」
「しまっ!」
「もう遅い。決めろドラコ!」
「ダブル・ジョー!!」
円堂が体勢を立て直す前に決まる。2点が入る。日本のサポーターは、絶望する。しかし、フィールドの選手達は諦めてなかった。
「大丈夫か円堂。」
「ありがとう風丸。」
「奴ら想像以上だな。」
「ああ。だけど、まだ始まったばかりだ。まさかもう諦めたなんて言わないだろ?」
「当たり前だ。俺だけじゃないみんな思ってる。」
「なら良かった。頼んだぞみんな!!」
「「「おう!!!」」」
日本の選手達の目に火が宿る。それを見ていた山城は、チームメイトに忠告する。
「お前ら気を付けろ。これから日本は、強くなるぞ。」
「大丈夫だろ。今の感じからしてまた点取れるだろ。」
「そうだよ。あいつらまともに突破できてないじゃないか。僕らには、ロココがいるし。」
一部のメンバーに慢心が生まれ、忠告をまともに受けなかった。