ハーフタイムの日本のロッカールーム。前半最後の山城の力に少し雰囲気が暗い。一度は、封じたと思ったが予想を更に越えられた。ましてやロココのシュートの威力の高さにも。だが、そんな中でも円堂は鼓舞する。
「お前らなに沈んでる!試合まだ後半が有るんだぞ!」
「しかし円堂。山城は、とんでもない速度で成長をしている。」
「そうッスよ。山城さんだけでなくて他のメンバーも実力が高いッス。」
「だからどうした。」
「どうしたって。何でお前は、そこまでポジティブなんだ?」
「確かに一平達は、正直過去の対戦したチームで強い。下手したらこのまま負けるかもしれない。けど、いつも言ってるだろ。勝利の女神は、諦めない方に微笑むって。それに、こんなに面白い試合を諦める勿体無いだろ!」
「「「!?」」」
円堂のサッカーに対する情熱は、やはり世界で一番である。証拠に先程まで暗かった日本選手達の顔色が明るくなる。そして、みんなの心が一つになる。それを見ていた久遠は世界でやっと戦えるチームになったと確信する。
「よぉーし!残りの後半を時間一杯まで走り切って優勝を勝ち取るぞ!」
「「「おぉー!!」」」
こうして、日本のイナズマイレブンとリトルギガントの怪物達との最後の後半が始まる。ボールは、日本から。日本は染岡から虎丸、佐久間からヒロトに代える。連携の手数の増やす作戦である。それは、填まりだす。鬼道と不動が頭をフル回転にしてゲームを作る。結果、前線にボールが集まるようになる。そして、代わったばかりのヒロトにボールが渡る。
「行くよ吹雪!」
「うん!」
「「ハァ!ザ・バース!!」」
「ゴッドバンド!!」
新たな必殺技に圧される山城は、とっさにコースを反らすことにした。
「(チッなんて威力だ。だが、コース変えたこれなら他のメンバー取れ)!?」
山城は、驚愕する。リバウンドを取ったのは豪炎寺であった。そして、豪炎寺、ヒロト、虎丸の三人はシュートを放つ。三人の最強技 グランドファイア。山城は、即座に再びゴッドハンドの体勢を取る。
「止めてやるよ!ゴッドハンド!!く、ぐわぁ!」
遂に同点に追い付く日本代表。スタジアムは、再び沸き上がる。ロココは、山城の心配をする。
「ロココすまねぇ。止められなかった。」
「いやあれは中々の威力だよ。手は大丈夫なの。」
「まあ後一回ぐらいだな。たく、なんつー威力だよ。」
「点は任せて。直ぐに勝ち越してくる。」
そう言ってFWに戻るロココは、ボールを貰うと前線を駆け上がる。その赤き閃光の如くドリブルで円堂と一対一に。
「イッペイのためにも僕が決める!」
「ここで止める!」
ロココのシュートと円堂のキャッチがぶつかり合う。威力が高いことがわかるように音は大きく広がる。軍配は、円堂に渡る。そして、カウンターでボール前線に。貰ったのは、豪炎寺。山城と向かい合う。
「こうして、お前と向かい合うとはな。勝ち越しは、頂くぞ!」
「今度は、止める!止めてやる!」
今度は、豪炎寺のシュートと山城のキャッチのぶつかり合い。少しずつ圧される山城は、ここで意地を見せる。
「負けるかぁー!」
「何!?」
山城は、自身の奥の手 ゾーンを解放。そして、見事止める。
「ふぅー。これで俺の手は、完璧に使いもんになんなくなったな。さて、点を取るか!」
「!行かせない!」
「悪いな相手にならんな。」
ボールをその場に落としドリブル加速。その速さは、ぐんぐん加速する。そして、円堂とのマッチアップ。
「こい一平!俺の練習成果見せてやる!」
「そうかい。しっかり構えな。行くぜ!」ドッ
「ゴッドキャッチ!(!?なんだこのシュート今日一番だ。駄目だ。)ぐわぁ!」
怪物は、シュートを日本のゴールに突き刺す。そして、怪物は雄叫びをあげる。それに再び恐怖する日本。その時、リトルギガント方からポジションチェンジが言い渡され、ロココと山城はベンチに戻る。そこで大介が少し怖い表情をしていた。
「イッペイ!お主は、大馬鹿もんじゃ。怪我をしてほしくてワシは、キーパーに任命したわけではないわ!」
「すみません。「じゃが!」!?」
「よくやった。今度は、フィールドで思いっきり暴れてこい!」
「はい!!」
「ロココ。お主は、もっと自由に楽しんでこい!」
「はい!!」
後半開始して互いに矛をぶつかり。怪物が本気になる。畏怖する日本、だが誰も諦めていない。