試合が互いに意見交換の場にした。山城は、瞳子と話す。
「今日は、ありがとう瞳子さん。」
「いいのよ。あなたが困ってそうだからね。助けてあげたかったから。」
「かなわないなぁ。今日の試合も流石の強さだった。ヒロトたちには、感謝だね。チームの反省が見えた。」
「よく言うわね。出てすぐ得点重ねたくせに。」
「いや、あれは、たまたまに近い。雷門レベルならもっとひどかったね。」
そして、意見交換は、終わり帰宅の時間を迎える。山城は、チームメイトとバスに乗り込む。席に座り窓を開ける。
「瞳子さん、ヒロトそして、永世のみんな。また、サッカーやろうぜ!!」
「はい。」「「「おう!!」」」
バスが走り出して姿が、見えなくなるまで見送った永世メンバー。
「よかったね姉さん。彼が元気で。」
「ええ。全く見ないうちにどんどん成長してくるんだから。」
「私たちも負けられないな。」
「そうだね玲奈。よし!今日の反省やろうか!」
「「「おう!!」」」
永世イレブンも宿舎に戻った。瞳子は、少し外の空気を吸って戻った。一方変わってバスの中の山城は、試合映像を確認していた。
(今回収穫は、あった。やはりこのスタイルは、貫いていこう。試合もできるだけ組んでこなしていこう。問題は、アフロディのポジションと役割だな。あいつのドリブルとシュートは、強力だ。だが、ミッドフィルダーとしては、平凡だな。世界大会でもそうだが基本は、ストライカーだ。ミッドフィルダーに必要なのは、パス能力と試合を動かすようなゲームメイク。今のチームに必要なのは、鬼道と不動のような選手か監督だ。前者は、無理でも監督は、必要だ。)
問題が解決したと思えばまた問題が出てくる。山城は、頭抱える。次の日、いつものように試合を組むかたわら監督を探す。試合は、永世との試合が良かったのか組んでもいいという学校が増えた。だが、監督の方は、解決しなかった。その日も人材が見つからず宿舎に戻る途中に後ろから気配を感じて振り向く。そこには、明らかに世宇子中の関係者ではない者が立っていた。
「山城一平だね。」
「誰だお前。世宇子の者じゃねぇな。なにもんだ。」
「それは、後で話す。とりあえず私と来てほしいんだ。」
「何言って!?」
すると、光に包まれる。光が晴れると、そこは、スタジアムだった。そして、再び謎の人物にお願いされる。
「これから試合に君の力を必要なんだ。」
「だから、お前は、何者だ。」
「それは、言えない。すまない。」
「!?おい!」
すると、怪しい人物が消えていった。山城は、舌打ちし会場の方に歩いていく。会場に着くと、試合の最中であった。見たことのない連中の中に見知った顔がいた。
「まもちゃん!なんで試合やってんだ?」
「ん?一平!どうしてここに!」
これが、山城に新しい戦いの幕開けだった。