楽しくただ純粋に   作:瓦版

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答え

よく晴れた日。今日の試合に初スタメンの山城は、アップをすると、フィディオが近づいてきた。

 

「調子は、どうだい?課題は、解決しそうかい?」

「ああ!やってやる!今日は、頼むぜ相棒」スッ

「!もちろん、思いっきり暴れよう。」ゴツッ

 

試合の開始のホイッスルが鳴る。早速ボールを得る山城。敵のチームは、今までの記録から二人の選手が、立ちふさがる。

 

「イカセナイゼ!!」

「オマエノジャクテンハ、ワカッテル!」

「……。」

 

ドリブルで突っ込む山城に二人の敵選手は、詰め寄る。だが、山城のドリブルの技術により抜かれる。

 

「「ナ!?」」

「……。」

 

ドリブルで攻め上がり山城は、敵陣のキーパーと対峙する。敵キーパーも失点させまいと身構えるが、シュートを放つ山城の威圧感に圧倒され固くなり反応が遅れ先制のゴールを許す。会場は、大いに沸き山城もチームメイトに祝福される。

 

「やったな!イッペイ!先制だ!」

「まず一点!そして、次は、課題の結果が試されるな。頼むぜ!みんな!」

「「「おう!!」」

 

皆が気持ちを一つにする。再開の笛が鳴り、味方がパスをカットし早くもパスを貰う山城。そして、敵も想定通りのシフトを敷いてきた。ドリブルで抜きに掛かる。だが、直ぐにヘルプの選手が来る。

 

「……。」

「モラッタゼ!!」

「(来た!)頼んだぜ!相棒!」ドッ

「「「ナ!?」」」

「ナイスだ!」

 

山城は、有り得ない体勢からパスを放つ。無事にパスがフィディオに渡る。敵は、困惑する。他の選手が止めに向かうが、山城に割かれた少ない人数でイタリアの白い流星を止められるわけがない。フィディオは、その早いドリブルで敵陣を抜けてキーパーと対峙する。

 

「せっかくイッペイのパスが通ったんだ。なら決めないとな!いくぞ!オーディンソード!!」ドンッ

「う、うわあ!!」

 

その右足から放たれた神々しいシュートは、ゴールに突き刺さる。会場が沸いて大歓声になる。シュートを決めたフィディオに山城が近づく。

 

「流石だぜ。相変わらず良いシュートだな。」

「ああ。だが、もう少し良いパスが欲しいな。」

「は(笑)そこは、今後の目標だな。」スッ

「頼んだぞ。相棒。」スッ

ゴツッ

 

一歩前進することが出来た山城。敵は、マグレだろうと思い同じ作戦を仕掛ける。だが、プレーに幅のできた山城の最早敵では、なかった。

 

「モウ、スキニハ、サセン!!」

「悪いな。今のお前らもうただの練習台だぜ。」

「ナニ⁉」

 

山城は、監督・コーチから許可が出て封印されてきた(ゾーン)を解放する。光の如く加速するドリブルに絶望する敵選手。そして、その試合は、見ず得た魚のように生き生きとプレーする山城と白い流星のフィディオのコンビに他のメンバーの活躍により圧勝に終わる。その試合を見ていた記者たちは、次々に取材の準備に掛かる。次の日には、こう出回った「次世代の最強コンビ現る!」。その記事を見た者達は、祝福、嫉妬そして、自分たちのやる気に変えるのであった。その中で、影で身を潜めている男は、。

 

「……フン(笑)また一つ腕を上げたようだな山城。私の手を離れて益々良い選手に仕上がっているじゃないか。」

「ミスター、そろそろ出発です。」

「ああわかった。行くとしよう。(山城。お前の今後の活躍を1ファンとして見物させてもらうぞ。頑張れよわが最高の教え子よ。)」

 

そして、男は、次の仕事に向けて歩み始めた。

 

「……。」

「?どうしたイッペイ?」

「いや、何でもねぇ。なんか懐かしい感覚があっただけだ。それよりも練習だ。次も頼むぜ相棒!」

「こちらこそ、頼りにしているぞ!」

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