見事にプロトコルオメガに出る勝利した雷門。プロトコルオメガのメンバーは、ムゲン牢獄行きに失墜する。天馬たちは、アルファから石になった円堂を受け取る。その時、次のプロトコルオメガの選手が現れてベータたちと消えていった。無事に、勝利した織田軍は、祝勝会を開く。天馬たちもその会に招かれた。その夜は、誠に賑やかな一夜であった。メンバーが寝静まると、山城は、城の池の前に立つ。すると、後ろから足音がして振り向くと魔王がいた。
「信長様。」
「一平、ちょっと付き合え。」
「は、。しかし、酒は飲めませんよ。」
「構わん。お前には、菓子をやる。」
「ありがたく頂戴します。」
菓子を摘まむ山城。甘味は、自らのいた時代より薄いが、味は本物であった。お菓子を堪能していると、信長が口を開く。
「この度の決戦は、良き働きをしてくれた。大義である。」
「ありがとうございます。」
「して一平、ぬしに問う。」
「なんでしょう?」
お菓子を食べきる一平。そして、信長に向き直る。それを見て信長は、口を開く。
「ぬしは、我と同じ覇道を突き進める者である。そして、数々の頂を見てきたのだろう。」
「まあ、全部では、無いですが……。」
「良い。ぬしは、次にどこへ向かう?」
「それは……。」
山城は、少し考えて答える。その答えに信長は、大笑いをするが、その返答をしかと受け取った。こうして、秘密の会談は終わりを迎える。翌朝、信長に別れを告げた一同は、キャラバンに乗り消えていった。信長は、それを見送った。光秀は、少し微笑んでいるように見える主君に質問した。
「信長様、何か良いことでも?」
「いやなに、昨日の夜の事を思い出してな。」
「?」
信長は、昨日の一平の返答を振り返った。
「ぬしは、次にどこへ向かう?」
「それは……わかりません。」
「わからんとは?」
「この先の未来で、何が待ち受けているのか。俺には、皆目見当つきません。だから、何処に向かうなんて、神のみぞ知るでしょう。」
「そうか……。「ただ、」!?」
「ただ、これだけは言えます。」
「なんだ?」
「この先、どんなことが起こっても『俺は俺であり、誰にもその道を譲ることはない』」
「フフッアッハッハッハ!!そうか、それは良きことなり。よし!その志立派に突き通してみよ!!」
「はい!」
信長は、キャラバンが去った空を見上げる。
「フフッ『俺は俺』か。なら、我もそうさせてもらおうか。皆者、これから忙しくなる!しかと、この信長に付いてまいれ!!」
「「「は!!!」」」
そこからの信長は、史実のような活躍をしていくのだった。信長と別れた一同は、それぞれの帰路につく。山城は、一旦自分の時代に戻る。次の日、山城は、フィディオと世界選抜メンバーの招集場所に向かう。集合後に着くと、すでにメンバーがいた。
「お!来たな。」
「全く、最後に来るなんて余裕ですね。」
「まあ良いじゃないか。これで揃ったのだからな。」
「それに、このメンバーでチームになれるなんて、ギンギンじゃないか。」
世界大会の各国の中心選手が集まった。豪華な顔ぶれに山城もフィディオも喜ぶ。そして、山城は後ろから勢いよく乗っかられて倒れた。
「イッペイ!!きみも選ばれたんだね!!嬉しいよ!!」
「いつつ、ロココ、久しぶりだな。活躍聞いてる。頑張ってるみたいだな。」
「うん!まだ、下部組織だけどいずれトップチーム混ざってやるんだ。」
「そうか、とりあえず降りてくれ。」
「!?そうか!ごめん!!」
立ち上がる山城。その山城にもう一人近づく者がいた。
「ヘイ!ヤマシロ。俺とは、初めましてだな。」
「ロニージョか、初めましてだな。」
「俺は、お前に会って言いたかったことがあるんだ。ガルシルドを倒してくれてありがとう。」
「礼なら、日本代表のメンバーにも言ってやれ。ほとんどあいつらのおかげだしな。」
「勿論、伝えるさ。けど、君も協力してくれたんだろ。だから、いっしょさ。」
「フッそうか。なら、受け取っておく。」
こうして、面々で顔合わせていると、今回の監督が顔を出す。
「皆、集まっているな。」
「「「!?」」」
「今回、君たちの指揮をとるレビンだ。よろしく。」
「なぜ、あなたのような人がここに?」
「今回のメンバーを見て、私に話が来たんだ。こんなに豪華なメンバーの監督をやるんだ。断る理由がないだろ。」
「はあ。」
「ということで、短い期間だがよろしくな!」
「「「はい!!!」」」
こうして、世界チームの活動が始まる。